日付ピッカーで休日を無効にする方法

2024-10-20

JavaScript, jQuery, jQuery UI で土曜日、日曜日、祝日を無効にする

日本語解説

jQuery UI Datepickerは、カレンダー形式で日付を選択できるウィジェットです。このウィジェットを使って、特定の日曜日、土曜日、あるいは祝日を無効にすることができます。

方法1: beforeShowDay オプションを使用する

最も一般的な方法は、beforeShowDay オプションを使用することです。これは、カレンダーの各セルを表示する前に呼び出されるコールバック関数です。この関数で、日付を検査し、無効にするかどうかを決定します。

$(function() {
  $("#datepicker").datepicker({
    beforeShowDay: function(date) {
      var day = date.getDay();
      return [day !== 0 && day !== 6]; // 0:日曜日, 6:土曜日
    }
  });
});

この例では、日曜日(0)と土曜日(6)を無効にしています。祝日を無効にするには、祝日の日付を配列に保存し、その配列で日付を比較します。

方法2: disabledDays オプションを使用する

disabledDays オプションを使用すると、特定の日を無効にすることができます。これは、日付の曜日を配列に指定します。

$(function() {
  $("#datepicker").datepicker({
    disabledDays: [0, 6] // 0:日曜日, 6:土曜日
  });
});

祝日を無効にする方法

祝日を無効にするには、祝日の日付を配列に保存し、disabledDays オプションでその配列を指定します。祝日の日付は、事前に取得するか、または計算する必要があります。

注意

  • 祝日の日付は、地域や文化によって異なります。適切な祝日情報を取得する必要があります。
  • 曜日は、0から6までの数値で表されます。0は日曜日、1は月曜日、...、6は土曜日に対応します。



jQuery UI Datepickerで土曜日、日曜日、祝日を無効にするコードの解説

コードの解説

$(function() {
  $("#datepicker").datepicker({
    beforeShowDay: function(date) {
      var day = date.getDay();
      return [day !== 0 && day !== 6]; // 0:日曜日, 6:土曜日
    }
  });
});

コードの働き

  1. (function()):∗∗−DOMが完全に読み込まれた後に実行されることを保証します。2.∗∗("#datepicker").datepicker({})
    • IDが"datepicker"の要素にdatepickerウィジェットを適用します。
  2. beforeShowDay: function(date) {}
    • 各セルを表示する前に呼び出されるコールバック関数です。
    • date引数には、現在表示されているセルの日付オブジェクトが渡されます。
  3. var day = date.getDay();
    • dateオブジェクトの曜日を取得し、day変数に格納します。
    • 曜日は0から6までの数値で表され、0が日曜日、6が土曜日に対応します。
  4. return [day !== 0 && day !== 6];
    • dayが0(日曜日)または6(土曜日)でない場合にtrueを返し、セルを有効にします。
    • falseを返すと、セルが無効になります。
$(function() {
  var holidays = ["2023-12-25", "2024-01-01"]; // 祝日の日付を配列で定義
  $("#datepicker").datepicker({
    beforeShowDay: function(date) {
      var day = date.getDay();
      var formattedDate = $.datepicker.formatDate('yy-mm-dd', date);
      return [day !== 0 && day !== 6 && $.inArray(formattedDate, holidays) == -1];
    }
  });
});

追加の解説

  • 複数の条件
    day !== 0 && day !== 6 && $.inArray(formattedDate, holidays) == -1で、曜日が土日ではないこと、かつ、祝日ではないことを確認します。
  • 配列の検索
    $.inArray(formattedDate, holidays)で、変換した日付がholidays配列に含まれているか検索します。
  • 日付のフォーマット
    $.datepicker.formatDate('yy-mm-dd', date)で、日付を"yyyy-mm-dd"形式の文字列に変換します。
  • 祝日の日付
    祝日の日付を配列holidaysにあらかじめ定義しておきます。

このコードでは、beforeShowDayオプションを利用して、表示する日付ごとに曜日と祝日を判定し、無効にする日付を指定しています。これにより、ユーザーは土曜日、日曜日、および祝日をカレンダーから選択できなくなります。

ポイント

  • disabledDaysオプションを使う方法もありますが、beforeShowDayオプションの方が柔軟性が高いです。
  • より複雑な条件を設定したい場合は、beforeShowDay関数内でさらに条件を追加することができます。
  • 祝日の日付は、実際の祝日情報に合わせて変更してください。
  • 地域別の祝日
    地域によって祝日が異なる場合は、地域情報を元に祝日データを切り替える必要があります。
  • 祝日情報の取得
    祝日情報を動的に取得したい場合は、外部APIを利用したり、JavaScriptで計算するなどの方法があります。



disabledDaysOfWeek オプション

beforeShowDay オプションは柔軟性が高いですが、曜日を指定する場合は、disabledDaysOfWeek オプションを使うと簡潔に記述できます。

$(function() {
  $("#datepicker").datepicker({
    disabledDaysOfWeek: [0, 6] // 0:日曜日, 6:土曜日
  });
});

このオプションは、配列で無効にする曜日の番号を指定します。

カスタム関数でより詳細な制御

beforeShowDay オプションのコールバック関数内で、より複雑なロジックを実装することができます。例えば、祝日の判定だけでなく、特定の期間を無効にしたり、特別なクラスを付与したりできます。

$(function() {
  $("#datepicker").datepicker({
    beforeShowDay: function(date) {
      var day = date.getDay();
      var formattedDate = $.datepicker.formatDate('yy-mm-dd', date);
      var isHoliday = $.inArray(formattedDate, holidays) !== -1;
      var isWeekend = day === 0 || day === 6;

      if (isHoliday || isWeekend) {
        return [false, "ui-state-disabled"];
      } else {
        return [true, ""];
      }
    }
  });
});

この例では、祝日と週末を判定し、無効にするだけでなく、無効なセルにui-state-disabledクラスを付与しています。

プラグインの利用

jQuery UI Datepicker用のプラグインを利用することで、より高度な機能を実現できます。例えば、祝日データを自動で取得したり、カレンダーのデザインをカスタマイズしたりすることができます。

CSSでスタイルを調整

JavaScriptだけでなく、CSSを利用して無効な日付の表示を変更することも可能です。例えば、ui-state-disabledクラスにスタイルを適用して、文字色を灰色にするなど、視覚的に区別することができます。

.ui-state-disabled {
  color: gray;
  cursor: not-allowed;
}

どの方法を選ぶべきか

  • デザインのカスタマイズ
    CSS
  • 高度な機能
    プラグイン
  • 柔軟なロジックが必要
    beforeShowDay オプションのカスタム関数
  • シンプルに曜日を指定する
    disabledDaysOfWeek オプション

選択のポイント

  • デザイン
    CSSで細かい調整が可能
  • 機能の拡張性
    プラグインを利用すると、既存の機能を拡張できる
  • 開発の効率
    シンプルな場合はdisabledDaysOfWeek、複雑な場合はbeforeShowDay

jQuery UI Datepickerで土曜日、日曜日、祝日を無効にする方法は、beforeShowDayオプション、disabledDaysOfWeekオプション、カスタム関数、プラグイン、CSSなど、様々な方法があります。それぞれの状況に合わせて最適な方法を選択することで、より柔軟かつ効率的に開発を進めることができます。

  • CSSでスタイルを調整する際は、jQuery UIのテーマとの整合性を考慮する必要があります。
  • プラグインを利用する場合は、プラグインのドキュメントをよく確認し、適切な設定を行う必要があります。
  • 祝日データは、正確かつ最新の情報に基づいて管理する必要があります。

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