プログラミングを楽にするテクニック!TypeScriptで変数をまとめて宣言する方法

2024-07-27

TypeScriptで同じ型を持つ複数の変数を宣言する方法

構文

let/const variable1, variable2, ..., variableN: type;

ここで、

  • let または const は、変数のスコープと再代入可能性を指定します。
  • variable1, variable2, ..., variableN は、宣言する変数の名前をカンマ区切りで列挙します。
  • type は、変数の型を指定します。

let name: string, age: number, isStudent: boolean;

name = "Taro Yamada";
age = 20;
isStudent = true;

この例では、nameageisStudent という 3 つの変数を、それぞれ stringnumberboolean 型で宣言しています。

複数の型注釈を使用する

複数の変数に異なる型を指定したい場合は、それぞれの変数の後に型注釈を記述することができます。

let name: string, age: number, isStudent: boolean = true;

この例では、isStudent 変数のみ初期化されており、値は true に設定されています。

オブジェクト型を使用する

type Person = {
  name: string,
  age: number,
  isStudent: boolean
};

let person1: Person = {
  name: "Taro Yamada",
  age: 20,
  isStudent: true
};

let person2: Person = {
  name: "Hanako Sato",
  age: 21,
  isStudent: false
};

この例では、Person という名前のオブジェクト型を定義し、その中に nameageisStudent というプロパティを定義しています。その後、person1person2 という 2 つの変数を Person 型で宣言し、それぞれ異なる値を設定しています。




// 同じ型の変数を複数宣言
let name1: string, name2: string;
name1 = "Taro Yamada";
name2 = "Hanako Sato";

// 型注釈を使用して異なる型の変数を宣言
let age: number = 20;
let isStudent: boolean = true;

// オブジェクト型を使用して変数を宣言
type Person = {
  name: string;
  age: number;
  isStudent: boolean;
};

let person: Person = {
  name: "Jiro Tanaka",
  age: 30,
  isStudent: false
};

// 関数のパラメータとして型を使用する
function greet(person: Person): void {
  console.log(`Hello, ${person.name}!`);
}

greet(person);

このコードを実行すると、以下の出力が得られます。

Hello, Jiro Tanaka!

この例では、以下の点に注目してください。

  • 最初の行では、name1name2 という 2 つの変数を string 型で宣言しています。
  • 2 行目で、age 変数を number 型で、isStudent 変数を boolean 型で宣言しています。
  • 3 行目から 6 行目では、Person という名前のオブジェクト型を定義し、その中に nameageisStudent というプロパティを定義しています。
  • 7 行目から 10 行目では、person という変数を Person 型で宣言し、値を設定しています。
  • 11 行目から 15 行目では、greet という関数を定義し、そのパラメータとして person という Person 型の変数を受け取ります。この関数は、personname プロパティの値を出力します。
  • 16 行目で、greet 関数を呼び出し、person 変数に渡しています。



TypeScriptは型推論と呼ばれる機能を備えており、変数の型を明示的に指定しなくても、その値に基づいて型を推論することができます。

let name1 = "Taro Yamada";
let name2 = "Hanako Sato";

// 型推論により、name1 と name2 は string 型であると推論される
console.log(name1.toUpperCase()); // TARO YAMADA
console.log(name2.length); // 11

この例では、name1name2 変数の型を明示的に指定していませんが、それぞれに文字列リテラルを代入しているため、TypeScriptは型推論によって string 型であると推論します。

デストラクチャリング代入を使用する

配列やオブジェクトの値を個々の変数に分解して代入する際に、デストラクチャリング代入を使用することができます。

const students: Person[] = [
  { name: "Taro Yamada", age: 20, isStudent: true },
  { name: "Hanako Sato", age: 21, isStudent: false },
];

for (const { name, age } of students) {
  console.log(`${name} is ${age} years old.`);
}

この例では、students という配列に複数の Person オブジェクトを格納しています。for...of ループを使用してこの配列をループし、各要素の nameage プロパティを個々の変数に代入しています。

ジェネリック型を使用する

可変長の変数リストを宣言する場合、ジェネリック型を使用することができます。

function createArray<T>(items: T[]): T[] {
  return items;
}

const numbers = createArray([1, 2, 3]);
const names = createArray(["Alice", "Bob", "Charlie"]);

この例では、createArray というジェネリック関数を定義し、引数と戻り値の型を同じ型パラメータ T で指定しています。これにより、numbersnames という変数に、それぞれ要素の型が number または string である配列を代入することができます。


typescript types variable-types



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