Mongoose ソート機能解説
Mongoose でのソートに関する日本語解説
Mongoose のソート機能とは?
Mongoose は MongoDB のオブジェクトモデリングツールです。このツールでは、MongoDB のドキュメントを JavaScript のオブジェクトとして扱えるようにします。その中で、ソート機能は、ドキュメントを特定のフィールドに基づいて昇順または降順に並べ替えるための操作です。
Mongoose でソートする方法
Mongoose でソートするには、find()
メソッドの sort()
オプションを使用します。このオプションには、ソートするフィールドと、昇順か降順かを指定します。
基本的な構文
Model.find()
.sort({ fieldName: order })
.exec((err, docs) => {
// ソートされたドキュメントを処理
});
order
: ソートの順序。1 は昇順、-1 は降順を指定しますfieldName
: ソートするフィールド名Model
: ソートしたい Mongoose モデル
例
User.find()
.sort({ age: 1 }) // 年齢で昇順ソート
.exec((err, users) => {
console.log(users);
});
複数のフィールドによるソート
複数のフィールドでソートするには、sort()
オプションに複数のキーと値のペアを指定します。
User.find()
.sort({ age: 1, name: -1 }) // 年齢で昇順、名前で降順ソート
.exec((err, users) => {
console.log(users);
});
ソートの優先順位
複数のフィールドでソートする場合、最初のフィールドが優先されます。その後、次のフィールドでソートされます。
Mongoose ソート機能解説 - コード例
基本的なソート
User.find()
.sort({ age: 1 }) // 年齢で昇順ソート
.exec((err, users) => {
console.log(users);
});
1
: 昇順を指定age
: ソートするフィールド名
降順ソート
User.find()
.sort({ age: -1 }) // 年齢で降順ソート
.exec((err, users) => {
console.log(users);
});
User.find()
.sort({ age: 1, name: -1 }) // 年齢で昇順、名前で降順ソート
.exec((err, users) => {
console.log(users);
});
- 複数のフィールドを指定することで、複数の基準でソートできます。
User.find()
.sort({ name: 1, age: -1 }) // 名前で昇順、年齢で降順ソート
.exec((err, users) => {
console.log(users);
});
- 最初に指定したフィールドが優先されます。
ソートと条件の組み合わせ
User.find({ age: { $gt: 30 } }) // 年齢が30以上のユーザーを検索
.sort({ age: 1 }) // 年齢で昇順ソート
.exec((err, users) => {
console.log(users);
});
find()
メソッドで条件を指定し、sort()
メソッドでソートすることができます。
非同期処理
User.find()
.sort({ age: 1 })
.then(users => {
console.log(users);
})
.catch(err => {
console.error(err);
});
then()
とcatch()
を使って非同期処理を管理することもできます。
MongoDB の sort() ステージ
Mongoose の sort()
メソッドは、MongoDB の sort()
ステージを内部的に使用しています。直接 MongoDB の sort()
ステージを使用することもできます。
const pipeline = [
{ $match: { age: { $gt: 30 } } }, // 条件を指定
{ $sort: { age: 1 } } // ソート
];
User.aggregate(pipeline, (err, users) => {
console.log(users);
});
Mongoose の find() メソッドの sort() オプション
これは、最も一般的な方法であり、すでに説明されています。
関連するドキュメントを埋め込む際に、populate()
メソッドの sort()
オプションを使用して、埋め込まれたドキュメントをソートすることができます。
User.find()
.populate('posts', { sort: { createdAt: -1 } }) // 投稿を降順ソート
.exec((err, users) => {
console.log(users);
});
Mongoose の cursor() メソッド
cursor()
メソッドを使用して、ドキュメントのカーソルを取得し、その上でソート操作を実行することができます。
const cursor = User.find().cursor();
cursor.sort({ age: 1 }).each((err, user) => {
if (err) {
console.error(err);
} else if (user) {
console.log(user);
} else {
console.log('Done');
}
});
const db = mongoose.connection;
db.collection('users').find().sort({ age: 1 }).toArray((err, users) => {
console.log(users);
});
javascript node.js mongodb