Lodash を使いこなして Angular 2 + TypeScript アプリをパワーアップ

2024-04-02

Angular 2 + TypeScript アプリケーションへの Lodash のインポート

Lodash のインストール

まず、Lodash と TypeScript の型定義ファイルをインストールします。

npm install lodash --save
npm install @types/lodash --save

Lodash のインポート

次に、アプリケーションで Lodash を使用したいファイルに Lodash をインポートします。

すべての Lodash 関数をインポートする場合

import * as _ from 'lodash';
import { debounce } from 'lodash';

// Lodash の debounce 関数を使用
const debouncedFunction = debounce(() => {
  // 処理
}, 1000);

Lodash の関数は、インポートした名前を使って呼び出すことができます。

const users = [
  { name: 'John', age: 30 },
  { name: 'Mary', age: 25 },
  { name: 'Peter', age: 40 },
];

// Lodash の find 関数を使って、年齢が 30 以上のユーザーを探す
const user = _.find(users, user => user.age >= 30);

console.log(user.name); // John

Lodash を TypeScript で使用する場合、型定義ファイルが必要になります。@types/lodash パッケージをインストールすることで、型定義ファイルが提供されます。

型定義ファイルを使うことで、Lodash 関数の引数や戻り値の型を TypeScript で確認できます。

const users: User[] = [
  { name: 'John', age: 30 },
  { name: 'Mary', age: 25 },
  { name: 'Peter', age: 40 },
];

// Lodash の find 関数を使って、年齢が 30 以上のユーザーを探す
const user: User | undefined = _.find(users, user => user.age >= 30);

if (user) {
  console.log(user.name); // John
}

Lodash は、Angular 2 + TypeScript アプリケーションでさまざまなタスクを簡潔に記述するために役立ちます。上記の解説を参考に、Lodash をアプリケーションに取り入れてみてください。




<h1>ユーザー一覧</h1>

<ul>
  <li *ngFor="let user of users">
    {{ user.name }} ({{ user.age }})
  </li>
</ul>
// コンポーネントファイル

import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import * as _ from 'lodash';

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
})
export class AppComponent implements OnInit {

  users: User[] = [
    { name: 'John', age: 30 },
    { name: 'Mary', age: 25 },
    { name: 'Peter', age: 40 },
  ];

  constructor() {}

  ngOnInit() {
    // Lodash の _.sortBy 関数を使って、年齢でユーザーをソート
    this.users = _.sortBy(this.users, user => user.age);
  }
}

// インターフェースファイル

interface User {
  name: string;
  age: number;
}

このコードは、以下の処理を行います。

  1. テンプレートファイルで、users 配列の各ユーザーを表示します。
  2. コンポーネントファイルで、users 配列を年齢でソートするために Lodash の _.sortBy 関数を使用します。
  3. User インターフェースを使用して、ユーザーの型を定義します。

このコードを参考に、Lodash をアプリケーションに取り入れてみてください。




Lodash を Angular 2 + TypeScript アプリケーションで使用する他の方法

Lodash はモジュールバンドラーでバンドルできます。Webpack や Rollup などのモジュールバンドラーを使用している場合は、Lodash をプロジェクトにインストールして、必要なモジュールをバンドルできます。

npm install lodash --save
// webpack.config.js

module.exports = {
  // ...
  resolve: {
    alias: {
      lodash: 'lodash/core',
    },
  },
};
import _ from 'lodash';

// Lodash の関数をを使用
const users = _.map(users, user => user.name);

SystemJS を使用している場合は、Lodash を CDN から直接ロードできます。

<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/lodash.js/4.17.15/lodash.min.js"></script>
// Lodash の関数をを使用
const users = _.map(users, user => user.name);

Lodash カスタムビルド

Lodash は、必要な機能のみを含めるようにカスタムビルドできます。Lodash カスタムビルド: https://lodash.com/custom-builds を使用して、アプリケーションに必要な機能のみを含む Lodash のバージョンを作成できます。

Lodash を Angular 2 + TypeScript アプリケーションで使用する方法はいくつかあります。上記の方法を参考に、アプリケーションに合った方法を選択してください。


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