JavaScriptで小数点以下2桁に丸める方法

2024-08-27

JavaScriptで小数点以下2桁の浮動小数点数のパース方法

JavaScriptで小数点以下2桁の浮動小数点数のパース(解析)を行う方法には、主に以下の2つがあります

**parseFloat()**関数とtoFixed()メソッドを使用する

  • **toFixed()**メソッドで小数点以下を指定桁数に丸めます。
  • **parseFloat()**関数で文字列を浮動小数点数に変換します。
const stringNumber = "3.14159";
const floatNumber = parseFloat(stringNumber);
const roundedNumber = floatNumber.toFixed(2);

console.log(roundedNumber); // 出力: 3.14
  • **Number()**関数で文字列を数値に変換します。
const stringNumber = "3.14159";
const floatNumber = Number(stringNumber);
const roundedNumber = floatNumber.toFixed(2);

console.log(roundedNumber); // 出力: 3.14

注意

  • 浮動小数点数の性質上、丸め誤差が生じる可能性があります。厳密な計算が必要な場合は、整数型を使用するか、ライブラリを利用することを検討してください。
  • **toFixed()**メソッドは文字列を返します。数値として扱う必要がある場合は、再度数値型に変換する必要があります。



JavaScriptで小数点以下2桁に丸める方法のコード解説

コード例1: parseFloat() と toFixed() を使った方法

const stringNumber = "3.14159";
const floatNumber = parseFloat(stringNumber);
const roundedNumber = floatNumber.toFixed(2);

console.log(roundedNumber); // 出力: 3.14
  • console.log(roundedNumber)
    roundedNumber の値を出力します。
  • floatNumber.toFixed(2)
    floatNumber の値を小数点以下2桁に丸め、文字列として返します。この結果を roundedNumber に代入します。
  • parseFloat(stringNumber)
    文字列 "3.14159" を浮動小数点数に変換し、変数 floatNumber に代入します。
  • stringNumber
    文字列型の数値 "3.14159" を変数に代入します。
const stringNumber = "3.14159";
const floatNumber = Number(stringNumber);
const roundedNumber = floatNumber.toFixed(2);

console.log(roundedNumber); // 出力: 3.14
  • Number() も文字列を数値に変換する関数です。
  • parseFloat() の代わりに Number() を使用している点が異なりますが、動作はほぼ同じです。

コードの解説

  • 返される値は文字列なので、再度数値として扱う場合は、Number() で変換する必要があります。
  • toFixed(2) とすることで、小数点以下2桁に丸めることを指定しています。
  • toFixed() メソッドは、数値を指定された桁数に丸めて、文字列として返します。
  • parseFloat()Number() はどちらも文字列を数値に変換する関数ですが、わずかに異なる動作をする場合があります。一般的には、どちらを使っても問題ありません。

重要なポイント

  • 他の丸め方
    JavaScriptには、Math.round()Math.ceil()Math.floor() などの丸め関数が他にもあります。これらの関数を使うと、四捨五入、切り上げ、切り捨てといった異なる丸め方を指定できます。
  • toFixed() は便利なメソッドですが、返り値が文字列であることを忘れないようにしましょう。
  • 浮動小数点数の丸め
    浮動小数点数の表現には限界があり、丸め誤差が生じる可能性があります。特に、非常に小さな数や大きな数を扱う場合は注意が必要です。

JavaScriptで小数点以下2桁に丸めるには、parseFloat() または Number() で文字列を数値に変換し、toFixed(2) で小数点以下2桁に丸めるのが一般的です。この方法を使えば、数値データを扱いやすくすることができます。

より詳しい情報や他の丸め方については、MDN Web Docsなどのリファレンスサイトを参照してください。

MDN Web Docs

  • 他のプログラミング言語でも、同様の機能を提供する関数やメソッドがあります。
  • 上記のコード例は、小数点以下2桁に丸めるための基本的な例です。実際の開発では、より複雑な処理が必要になる場合があります。



Math.round() を利用した方法

  • 四捨五入 を行う
  • シンプルで直感的な方法
const num = 3.14159;
const roundedNum = Math.round(num * 100) / 100;
console.log(roundedNum); // 出力: 3.14
  • 解説
    • まず、丸めたい桁数に合わせて10のべき乗を掛けます(この場合は小数点以下2桁なので100倍)。
    • Math.round() で四捨五入を行い、整数にします。
    • 最後に、元の桁数に戻すために10のべき乗で割ります。

Math.floor() と Math.ceil() を利用した方法

  • 特定の丸め方向 を制御できる
  • 切り捨て切り上げ を行いたい場合に有効
// 切り捨て
const num = 3.14159;
const roundedDown = Math.floor(num * 100) / 100;
console.log(roundedDown); // 出力: 3.14

// 切り上げ
const roundedUp = Math.ceil(num * 100) / 100;
console.log(roundedUp); // 出力: 3.15
  • 解説
    • Math.floor() は小数点以下を切り捨て、Math.ceil() は小数点以下を切り上げます。
    • それ以外の処理は Math.round() と同様です。

ES6+ の Number.prototype.toLocaleString() を利用した方法

  • 通貨表示 などに利用できる
  • 地域設定に合わせた表示 をしたい場合に有効
const num = 3.14159;
const formattedNum = num.toLocaleString('ja-JP', { minimumFractionDigits: 2, maximumFractionDigits: 2 });
console.log(formattedNum); // 出力: 3.14
  • 解説
    • toLocaleString() は、数値を指定されたロケール(地域設定)の文字列に変換します。
    • minimumFractionDigitsmaximumFractionDigits オプションで小数点以下の桁数を指定します。

どの方法を選ぶべきか?

  • パフォーマンス
    ほとんどの場合、toFixed() が最も高速ですが、大規模な計算では他の方法の方が適している場合もあります。
  • 地域設定に合わせた表示
    toLocaleString()
  • 切り上げ
    Math.ceil()
  • 切り捨て
    Math.floor()
  • 一般的な四捨五入
    Math.round()
  • パフォーマンス
    非常に多くの数値を処理する場合、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。ベンチマークテストなどを実施し、最適な方法を選択しましょう。
  • 浮動小数点数の精度
    浮動小数点数は、すべての小数を正確に表現できるわけではありません。丸め誤差が生じる可能性があることに注意しましょう。
  • より高度な数値処理が必要な場合は、BigNumber.js などのライブラリを利用することも検討できます。

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