JSONをオブジェクトに変換する方法:JSON.parse()メソッドとその他の方法

2024-04-02

JavaScriptでオブジェクトをJSONにシリアル化する

JSONとは

JSON (JavaScript Object Notation) は、軽量なデータ交換形式です。JavaScriptのオブジェクトリテラルをベースに作られており、人間が読み書きしやすいように設計されています。

オブジェクトをJSONにシリアル化する

JavaScriptでオブジェクトをJSONに変換するには、JSON.stringify() メソッドを使用します。

const obj = {
  name: "John Doe",
  age: 30,
  address: {
    city: "Tokyo",
    country: "Japan",
  },
};

const json = JSON.stringify(obj);

console.log(json);

このコードは、次のJSON文字列を出力します。

{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "address": {
    "city": "Tokyo",
    "country": "Japan"
  }
}

JSON.stringify() メソッドは、オブジェクトをJSONに変換する際に、以下の点に注意する必要があります。

  • オブジェクトのプロパティ名は、二重引用符で囲む必要があります。
  • オブジェクトの値は、文字列、数値、真偽値、配列、オブジェクトなど、JSONで表現可能な値である必要があります。
  • 関数や日付などの、JSONで表現できない値は、シリアル化されません。

JSON.stringify() メソッドのオプション

JSON.stringify() メソッドには、オプションを指定して、シリアル化の挙動をカスタマイズすることができます。

  • replacer オプション: オブジェクトのプロパティごとに、シリアル化する値をカスタマイズできます。
  • space オプション: JSON文字列の出力に、空白文字を挿入できます。

詳細は、MDN Web Docs の JSON.stringify() メソッド: https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/JSON/stringify を参照してください。

JSONのメリット

  • 軽量で、データ転送に効率的です。
  • 人間が読み書きしやすいので、デバッグやデータ分析に便利です。
  • 多くのプログラミング言語でサポートされているので、異なる言語間でデータを交換しやすいです。

JavaScriptでオブジェクトをJSONにシリアル化する方法は、JSON.stringify() メソッドを使用するだけです。オプションを指定することで、シリアル化の挙動をカスタマイズすることができます。

JSONは、データ転送や保存に便利なデータ形式です。多くのプログラミング言語でサポートされているので、異なる言語間でデータを交換するのにも役立ちます。




オブジェクトをJSONにシリアル化する

const obj = {
  name: "John Doe",
  age: 30,
  address: {
    city: "Tokyo",
    country: "Japan",
  },
};

const json = JSON.stringify(obj);

console.log(json);
{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "address": {
    "city": "Tokyo",
    "country": "Japan"
  }
}

JSON.stringify() メソッドのオプション

const obj = {
  name: "John Doe",
  age: 30,
  address: {
    city: "Tokyo",
    country: "Japan",
  },
};

const json = JSON.stringify(obj, (key, value) => {
  if (key === "age") {
    return value + 1;
  }
  return value;
});

console.log(json);
{
  "name": "John Doe",
  "age": 31,
  "address": {
    "city": "Tokyo",
    "country": "Japan"
  }
}
const obj = {
  name: "John Doe",
  age: 30,
  address: {
    city: "Tokyo",
    country: "Japan",
  },
};

const json = JSON.stringify(obj, null, 2);

console.log(json);
{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "address": {
    "city": "Tokyo",
    "country": "Japan"
  }
}
const obj = {
  name: "John Doe",
  age: 30,
  address: {
    city: "Tokyo",
    country: "Japan",
  },
};

const json = JSON.stringify(obj, null, "  ");

console.log(json);
{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "address": {
    "city": "Tokyo",
    "country": "Japan"
  }
}

JSONをオブジェクトに変換する

const json = '{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "address": {
    "city": "Tokyo",
    "country": "Japan"
  }
}';

const obj = JSON.parse(json);

console.log(obj);
{
  name: "John Doe",
  age: 30,
  address: {
    city: "Tokyo",
    country: "Japan"
  }
}



オブジェクトをJSONに変換する他の方法

手動でJSON文字列を作成する

単純なオブジェクトであれば、手動でJSON文字列を作成することができます。

const obj = {
  name: "John Doe",
  age: 30,
};

const json = '{ "name": "' + obj.name + '", "age": ' + obj.age + '}';

console.log(json);
{ "name": "John Doe", "age": 30 }

ただし、複雑なオブジェクトの場合、手動でJSON文字列を作成するのは大変です。

JSONライブラリを使用する

これらのライブラリを使用することで、より柔軟にオブジェクトをJSONに変換することができます。

オブジェクトをJSONに変換するには、JSON.stringify() メソッドが最も簡単です。ただし、複雑なオブジェクトの場合や、より柔軟な変換が必要な場合は、他の方法も検討することができます。


javascript json


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