列挙型パワーアップ!JSON から TypeScript 列挙型を生成する2つの必殺テクニック

2024-07-27

TypeScript で JSON 文字列から列挙型を生成する方法

TypeScript で JSON 文字列から列挙型を生成することは、API や設定ファイルなどの外部データソースから型安全な方法でデータを読み込む際に役立ちます。

このチュートリアルでは、以下の2つの方法について説明します。

  1. 手動で列挙型を定義する
  2. ts-enum-util ライブラリを使用する

以下の手順に従って、JSON 文字列から列挙型を手動で定義する方法を説明します。

ステップ 1: JSON データを解析する

JSON データを解析するには、JSON.parse() 関数を使用します。 例は以下のとおりです。

const jsonString = '{ "colors": ["red", "green", "blue"] }';
const jsonData = JSON.parse(jsonString);

ステップ 2: 列挙型を定義する

jsonData オブジェクトから列挙型メンバーのリストを取得し、列挙型を定義します。 例は以下のとおりです。

enum Color {
  Red = jsonData.colors[0],
  Green = jsonData.colors[1],
  Blue = jsonData.colors[2]
}

列挙型メンバーを使用して、型安全な方法でデータにアクセスできます。 例は以下のとおりです。

const color: Color = Color.Red;
console.log(color); // Output: Red

ts-enum-util ライブラリを使用すると、JSON 文字列から列挙型を自動的に生成することができます。

ステップ 1: ts-enum-util をインストールする

以下のコマンドを使用して、ts-enum-util ライブラリをインストールします。

npm install ts-enum-util

ts-enum-utilfromJSONObject() 関数を使用して、JSON 文字列から列挙型を生成します。 例は以下のとおりです。

import { fromJSONObject } from 'ts-enum-util';

const enum Color = fromJSONObject<Color>({
  red: 'red',
  green: 'green',
  blue: 'blue'
}, 'Color');

生成された列挙型は、手動で定義した列挙型と同じように使用できます。

const color: Color = Color.Red;
console.log(color); // Output: Red

どちらの方法を選択するべきか

  • データソースが複雑で、列挙型メンバーが動的に変化する可能性がある場合は、ts-enum-util ライブラリを使用することをおすすめします。
  • データソースが単純で、列挙型メンバーが事前にわかっている場合は、手動で列挙型を定義する方法がおすすめです。
  • TypeScript バージョン 4.7 以降では、enum 型に文字列リテラルを使用できるようになりました。 この機能を使用すると、ts-enum-util ライブラリを使用せずに、JSON 文字列から列挙型を直接生成することができます。
enum Color {
  Red = "red",
  Green = "green",
  Blue = "blue"
}



const jsonString = '{ "colors": ["red", "green", "blue"] }';
const jsonData = JSON.parse(jsonString);

enum Color {
  Red = jsonData.colors[0],
  Green = jsonData.colors[1],
  Blue = jsonData.colors[2]
}

const color: Color = Color.Red;
console.log(color); // Output: Red
import { fromJSONObject } from 'ts-enum-util';

const enum Color = fromJSONObject<Color>({
  red: 'red',
  green: 'green',
  blue: 'blue'
}, 'Color');

const color: Color = Color.Red;
console.log(color); // Output: Red

説明

この例では、JSON 文字列 { "colors": ["red", "green", "blue"] } を解析し、Color という名前の列挙型を定義します。 列挙型メンバーは、jsonData.colors 配列から取得されます。

この例では、ts-enum-util ライブラリの fromJSONObject() 関数を使用して、JSON 文字列 { "red": "red", "green": "green", "blue": "blue" } から Color という名前の列挙型を自動的に生成します。

enum Color {
  Red = "red",
  Green = "green",
  Blue = "blue"
}



JSON スキーマを使用して、JSON データの構造を定義し、その構造に基づいて TypeScript コードを自動生成することができます。 これにより、列挙型を含む複雑なデータ構造を処理することができます。

カスタム変換ロジックを使用する

JSON 文字列を解析し、手動で列挙型を生成することもできます。 この方法は、柔軟性がありますが、コード量が多くなる可能性があります。

ジェネリックライブラリを使用する

json2tsts-json などのジェネリックライブラリを使用して、JSON データから TypeScript コードを自動生成することができます。 これらのライブラリは、列挙型を含むさまざまなデータ構造を処理することができます。

最適な方法を選択する

使用する方法は、データソースの複雑性、要件、および個人的な好みによって異なります。

  • 複雑なデータ構造を処理する必要がある場合は、ジェネリックライブラリを使用します。
  • 柔軟性が重要で、コード生成を自分で制御したい場合は、カスタム変換ロジックを使用します。
  • データソースが複雑で、構造が動的に変化する可能性がある場合は、JSON スキーマを使用することを検討してください。

json enums typescript



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