もう迷わない!JavaScriptでキーボードイベントを処理するベストプラクティス:keyCode、which、key、code徹底比較

2024-05-23

JavaScriptとjQueryにおける.keyCodeと.whichの違い

定義

  • keyCode: 押されたキーのASCIIコードを表します。古いブラウザでは標準でしたが、現在では非推奨となっています。
  • which: ブラウザやOSによって異なる、キーの固有コードを表します。現在では主流なプロパティです。

互換性

  • keyCode: 古いブラウザでは問題なく動作しますが、新しいブラウザでは動作しない場合があります。

使い分け

  • 互換性が重要でない場合は、whichを使うのがおすすめです。
  • 古いブラウザもサポートする必要がある場合は、keyCodewhichの両方をチェックする必要があります。

jQueryでは、whichプロパティをラップしたevent.whichプロパティを提供しています。そのため、jQueryを使用する場合は、event.whichを使うのが一般的です。

$(document).keydown(function(event) {
  if (event.which === 13) {
    // Enterキーが押されたら処理を実行
  }
});

まとめ

  • keyCodewhichは、どちらもキーボードイベントのキーコードを取得するために使用できます。
  • whichの方が汎用性が高く、互換性も優れているため、一般的にはwhichを使うのがおすすめです。
  • jQueryを使用する場合は、event.whichプロパティを使うのが一般的です。



    HTML

    <!DOCTYPE html>
    <html>
    <head>
      <title>Keycode Demo</title>
    </head>
    <body>
      <input type="text" id="textInput">
      <script src="script.js"></script>
    </body>
    </html>
    

    JavaScript

    const textInput = document.getElementById('textInput');
    
    textInput.addEventListener('keydown', function(event) {
      const keyCode = event.keyCode;
      const which = event.which;
      console.log(`keyCode: ${keyCode}, which: ${which}`);
    });
    

    このコードを実行すると、textInputに入力されたキーのkeyCodewhichがコンソールに出力されます。

    説明

    • event.keyCode:押されたキーのASCIIコードを取得します。
    • event.which:ブラウザやOSによって異なる、キーの固有コードを取得します。

    補足

    • このコードは、古いブラウザでは動作しない場合があります。
    • jQueryを使用する場合は、以下のコードのように書き換えることができます。
    $(document).keydown(function(event) {
      const keyCode = event.keyCode;
      const which = event.which;
      console.log(`keyCode: ${keyCode}, which: ${which}`);
    });
    

    このサンプルコードを参考に、keyCodewhichを上手に使い分けて、JavaScriptアプリケーションを開発してください。




    JavaScript でキーボードイベントを処理するその他の方法

    event.key プロパティは、押されたキーの物理的なキー名を表します。 例えば、"Enter" キーが押された場合は "Enter" 、"a" キーが押された場合は "a" が取得できます。

    このプロパティは、比較的新しいブラウザでのみサポートされていますが、可読性が高く、分かりやすいコードを書くことができます。

    document.addEventListener('keydown', function(event) {
      if (event.key === 'Enter') {
        // Enterキーが押されたら処理を実行
      }
    });
    

    このプロパティも、比較的新しいブラウザでのみサポートされています。

    document.addEventListener('keydown', function(event) {
      if (event.code === 'Enter') {
        // Enterキーが押されたら処理を実行
      }
    });
    

    キーボードイベントライブラリを使う

    例:Mousetrap を使ったコード

    Mousetrap.bind('ctrl+s', function() {
      // Ctrl+Sキーが押されたら処理を実行
    });
    

    これらの方法を組み合わせて、状況に応じて適切な方法を選択することで、より柔軟で効率的なキーボードイベント処理を実現することができます。


      javascript jquery


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