ngModelとngValue:AngularでSelect要素をオブジェクトにバインドする2つの方法

2024-04-02

AngularでSelect要素をオブジェクトにバインドする方法

ngModelを使う

ngModelディレクティブは、フォームコントロールとHTML要素をバインドするために使用されます。Select要素の場合、ngModelディレクティブは選択されたオプションの値をオブジェクトのプロパティにバインドします。

例:

<select [(ngModel)]="selectedCountry">
  <option value="jp">日本</option>
  <option value="us">アメリカ</option>
  <option value="uk">イギリス</option>
</select>
export class MyComponent {
  selectedCountry: string = 'jp';

  // ...
}

この例では、selectedCountryというプロパティがSelect要素にバインドされています。ユーザーがSelect要素で別のオプションを選択すると、selectedCountryプロパティの値が自動的に更新されます。

ngValueを使う

ngValueディレクティブは、Select要素のオプションの値をオブジェクトのプロパティにバインドするために使用されます。ngModelディレクティブとは異なり、ngValueディレクティブは双方向バインディングではなく一方通行のバインディングです。

<select [ngValue]="selectedCountry">
  <option value="jp">日本</option>
  <option value="us">アメリカ</option>
  <option value="uk">イギリス</option>
</select>
export class MyComponent {
  selectedCountry: string = 'jp';

  // ...
}

この例では、selectedCountryプロパティの値がSelect要素の選択されたオプションの値に設定されます。selectedCountryプロパティを変更しても、Select要素の選択は変更されません。

その他のバインディング方法

ngModelngValueディレクティブ以外にも、Select要素をオブジェクトにバインドするための方法はいくつかあります。

  • ngIfディレクティブを使って、特定の条件に基づいてオプションを表示または非表示にすることができます。
  • ngForディレクティブを使って、オブジェクトの配列からオプションを生成することができます。

これらのバインディング方法の詳細については、Angularの公式ドキュメントを参照してください。




app.component.html:

<h1>Select要素をオブジェクトにバインド</h1>

<select [(ngModel)]="selectedCountry">
  <option value="jp">日本</option>
  <option value="us">アメリカ</option>
  <option value="uk">イギリス</option>
</select>

<p>選択された国: {{ selectedCountry }}</p>

<button (click)="changeCountry()">国を変更</button>
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
})
export class AppComponent {
  selectedCountry: string = 'jp';

  changeCountry() {
    this.selectedCountry = 'us';
  }
}

また、changeCountry()メソッドを使ってselectedCountryプロパティの値をプログラムで変更することができます。

このサンプルコードを実行すると、以下のような画面が表示されます。

  • ngValueディレクティブを使ったサンプルコード:
<select [ngValue]="selectedCountry">
  <option value="jp">日本</option>
  <option value="us">アメリカ</option>
  <option value="uk">イギリス</option>
</select>
<select>
  <option *ngIf="showJapan" value="jp">日本</option>
  <option *ngIf="showUs" value="us">アメリカ</option>
  <option *ngIf="showUk" value="uk">イギリス</option>
</select>
<select>
  <option *ngFor="let country of countries" [value]="country.id">{{ country.name }}</option>
</select>

これらのサンプルコードを参考に、自分のアプリケーションに合った方法でSelect要素をオブジェクトにバインドしてみてください。




Select要素をオブジェクトにバインドする他の方法

Template Syntax

テンプレート構文を使用すると、Select要素のオプションを直接オブジェクトのプロパティにバインドできます。

<select [(ngModel)]="selectedCountry">
  <option *ngFor="let country of countries" [value]="country.id">{{ country.name }}</option>
</select>

この例では、countriesというオブジェクトの配列からオプションを生成しています。country.idがオプションの値、country.nameがオプションのラベルになります。

ng-selectというサードパーティライブラリを使用すると、より高度なSelect要素を作成することができます。

<ng-select [items]="countries" [(ngModel)]="selectedCountry"></ng-select>

この例では、ng-selectライブラリを使ってSelect要素を作成しています。itemsプロパティにオブジェクトの配列を、ngModelプロパティにバインドするプロパティを指定します。

カスタムコンポーネント

独自のSelectコンポーネントを作成することもできます。

<my-select [items]="countries" [(ngModel)]="selectedCountry"></my-select>
import { Component, Input, Output, EventEmitter } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-select',
  templateUrl: './my-select.component.html',
})
export class MySelectComponent {
  @Input() items: any[];
  @Output() ngModelChange = new EventEmitter();

  selectedValue: any;

  constructor() {}

  writeValue(value: any) {
    this.selectedValue = value;
  }

  registerOnChange(fn: any) {
    this.ngModelChange.subscribe(fn);
  }

  registerOnTouched(fn: any) {}
}

AngularでSelect要素をオブジェクトにバインドするには、ngModelngValueディレクティブ以外にもいくつかの方法があります。

  • Template Syntax: シンプルな方法でSelect要素をオブジェクトにバインドできます。
  • ngSelect: より高度なSelect要素を作成できます。
  • カスタムコンポーネント: 独自のSelectコンポーネントを作成できます。

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