【初心者向け】JavaScript・ReactJS・ESLintで発生する「ESLint Parsing error: Unexpected token」エラーの解決方法
ESLint 解析エラー: 予期しないトークン
原因
このエラーの最も一般的な原因は次のとおりです。
- セミコロンの欠如: JavaScript では、文の終わりにセミコロンが必要です。セミコロンが欠けている場合、このエラーが発生します。
- 括弧の不一致: 括弧、角括弧、波括弧が正しくペアになっていない場合、このエラーが発生します。
- 予約語の誤用: JavaScript には予約語と呼ばれる特別な単語があり、変数名や関数名に使用できません。予約語を誤って使用した場合、このエラーが発生します。
- 構文エラー: コードの構文に誤りがある場合、このエラーが発生します。
解決方法
このエラーを解決するには、次の手順を試してください。
- エラーメッセージをよく読んで、問題のある行とトークンを確認します。
- コードをレビューして、上記のいずれかの原因がないかどうかを確認します。
- 問題が見つかった場合は、コードを修正します。
- 問題が見つからない場合は、ESLint の設定を確認します。
ESLint には、コードの構文解析ルールを定義する設定ファイルがあります。このファイルの設定が正しくない場合、このエラーが発生する可能性があります。
ESLint の設定ファイルを確認するには、次の手順を実行します。
- プロジェクトフォルダにある
.eslintrc.json
ファイルを開きます。 - ファイルの内容を確認します。
- 設定が正しくない場合は、修正します。
補足
- このエラーは、JavaScript のバージョンや ESLint のバージョンによって異なる場合があります。
- エラーメッセージの内容は、使用しているエディタや開発ツールによって異なる場合があります。
注意
- コードを変更する前に、必ずバックアップを取るようにしてください。
- コードを変更した後は、必ずテストを実行して、問題が解決したことを確認してください。
const App = () => {
const [count, setCount] = useState(0);
const handleClick = () => {
setCount(count + 1);
};
return (
<div>
<h1>カウント: {count}</h1>
<button onClick={handleClick}>カウントアップ</button>
</div>
);
};
export default App;
このコードには、以下のエラーが含まれています。
- 行 1:
useState
関数の引数にセミコロンがありません。 - 行 10:
div
要素の末尾にセミコロンがありません。
これらのエラーを修正すると、コードは以下のようになります。
const App = () => {
const [count, setCount] = useState(0);
const handleClick = () => {
setCount(count + 1);
};
return (
<div>
<h1>カウント: {count}</h1>
<button onClick={handleClick}>カウントアップ</button>
</div>
);
};
export default App;
このコードは、エラーがなくなり、正しく動作するようになります。
ESLint Parsing error: Unexpected token エラーの解決方法
ESLint の parser オプションは、コードの構文解析に使用するパーサーを指定します。デフォルトでは、ESLint は Esprima というパーサーを使用します。しかし、別のパーサーを使用することで、エラーを解決できる場合があります。
例えば、Babel を使用している場合は、parser
オプションを @babel/eslint-parser
に設定する必要があります。
{
"parser": "@babel/eslint-parser",
"parserOptions": {
"ecmaVersion": 2020,
"sourceType": "module"
},
"rules": {
"semi": ["error", "always"]
}
}
ESLint の plugins を使用する
ESLint には、さまざまな機能を追加するプラグインが多数あります。これらのプラグインの中には、特定の構文エラーを解決するためのプラグインもあります。
例えば、eslint-plugin-react
プラグインをインストールすると、ReactJS のコードを解析する際に発生するエラーを解決できるようになります。
npm install --save-dev eslint-plugin-react
Babel を使用する
Babel は、JavaScript の最新構文を古いブラウザで実行できるように変換するツールです。Babel を使用することで、最新の JavaScript 構文を使用しても、古いブラウザで動作するようにコードを変換することができます。
npm install --save-dev babel-core babel-loader
Prettier は、コードの自動フォーマッターです。Prettier を使用することで、コードのスタイルを統一し、構文エラーを防ぐことができます。
npm install --save-dev prettier
オンラインのコードフォーマッターを使用する
JavaScript beautifier: https://jsbeautifier.org/ などのオンラインのコードフォーマッターを使用して、コードのスタイルを統一し、構文エラーを防ぐことができます。
これらの方法は、すべての状況で有効とは限りません。コードの状況に合わせて、適切な方法を選択する必要があります。
javascript reactjs eslint