React で入力にフォーカスしたときにテキストを自動選択する方法

2024-06-27

React で入力にフォーカスしたときに、入力内のすべてのテキストを選択する方法

React で入力欄にフォーカスが当たったときに、自動的にその入力欄内のすべてのテキストを選択する方法について説明します。

方法

この機能を実現するには、主に以下の2つの方法があります。

  1. onFocus イベントを使う
  2. useRef フックを使う

最もシンプルな方法は、onFocus イベントを使用して、入力欄にフォーカスが当たったときに select() メソッドを呼び出すことです。

import React from 'react';

const MyInput = () => {
  const inputRef = React.useRef(null);

  const handleFocus = () => {
    inputRef.current.select();
  };

  return (
    <input type="text" ref={inputRef} onFocus={handleFocus} />
  );
};

このコードでは、inputRef という名前の ref を使用して入力欄要素を参照しています。 onFocus イベントハンドラー handleFocus は、inputRef.current.select() を呼び出して、入力欄内のすべてのテキストを選択します。

useRef フックと useState フックを組み合わせて、入力欄のフォーカス状態を管理することもできます。

import React, { useState } from 'react';

const MyInput = () => {
  const [isFocused, setIsFocused] = useState(false);
  const inputRef = React.useRef(null);

  const handleFocus = () => {
    setIsFocused(true);
  };

  const handleBlur = () => {
    setIsFocused(false);
  };

  useEffect(() => {
    if (isFocused) {
      inputRef.current.select();
    }
  }, [isFocused]);

  return (
    <input
      type="text"
      ref={inputRef}
      onFocus={handleFocus}
      onBlur={handleBlur}
    />
  );
};

このコードでは、isFocused という名前の useState フックを使用して、入力欄のフォーカス状態を管理しています。 onFocus イベントハンドラー handleFocusisFocusedtrue に設定し、onBlur イベントハンドラー handleBlurisFocusedfalse に設定します。

useEffect フックを使用して、isFocusedtrue に変更されたときに inputRef.current.select() を呼び出します。

  • シンプルでわかりやすい方法を求めている場合は、onFocus イベントを使う方法がおすすめです。
  • 入力欄のフォーカス状態をより詳細に制御する必要がある場合は、useRef フックを使う方法がおすすめです。

補足

  • 上記のコード例は、type="text" の入力欄にのみ適用されます。他のタイプの入力欄 (例: type="password") に適用するには、対応する select() メソッドを使用する必要があります。
  • 一部のブラウザでは、セキュリティ上の理由から、フォーカスされたときに自動的にすべてのテキストを選択することが許可されない場合があります。



    import React from 'react';
    
    const MyInput = () => {
      const inputRef = React.useRef(null);
    
      const handleFocus = () => {
        inputRef.current.select();
      };
    
      return (
        <input type="text" ref={inputRef} onFocus={handleFocus} />
      );
    };
    
    export default MyInput;
    

    このコードをどのように使用するかについて、簡単な説明を次に示します。

    1. 上記のコードを React コンポーネントファイル (例: MyInput.js) に保存します。
    2. コンポーネントをインポートして、React アプリケーションで使用します。
    import MyInput from './MyInput';
    
    const App = () => {
      return (
        <div>
          <MyInput />
        </div>
      );
    };
    

    このコードを実行すると、MyInput コンポーネントがレンダリングされ、入力欄が表示されます。入力欄にフォーカスを当てると、入力欄内のすべてのテキストが自動的に選択されます。




    React で入力にフォーカスしたときに、入力内のすべてのテキストを選択するその他の方法

    ここでは、useImperativeHandle フックを使用した代替案をご紹介します。

    useImperativeHandle フックを使用する方法

    import React, { useRef, forwardRef } from 'react';
    
    const MyInput = forwardRef((props, ref) => {
      const inputRef = useRef(null);
    
      const selectText = () => {
        inputRef.current.select();
      };
    
      useImperativeHandle(ref, () => ({
        selectText,
      }));
    
      return <input type="text" ref={inputRef} {...props} />;
    });
    
    export default MyInput;
    

    このコードでは、forwardRef フックを使用して、MyInput コンポーネントを ref として渡せるようにしています。

    useImperativeHandle フックを使用して、selectText という名前のメソッドを ref オブジェクトに公開します。このメソッドは、入力欄内のすべてのテキストを選択するために呼び出すことができます。

    使用方法

    import MyInput from './MyInput';
    
    const App = () => {
      const inputRef = useRef(null);
    
      const handleFocus = () => {
        inputRef.current.selectText();
      };
    
      return (
        <div>
          <MyInput ref={inputRef} />
          <button onClick={handleFocus}>フォーカスして選択</button>
        </div>
      );
    };
    

    このコードでは、MyInput コンポーネントの refinputRef 変数に保存しています。

    handleFocus 関数は、inputRef.current.selectText() を呼び出して、入力欄にフォーカスが当たったときに、入力欄内のすべてのテキストを選択します。

    この方法の利点

    • 親コンポーネントから子コンポーネントのメソッドを直接呼び出すことができるため、コードがより明確になる場合があります。
    • forwardRef フックと useImperativeHandle フックを使用する必要があるため、若干複雑になります。

    onFocus イベント、useRef フック、useImperativeHandle フックを使用して、React で入力にフォーカスしたときに、入力内のすべてのテキストを選択することができます。

    上記以外にも、ライブラリを使用してこの機能を実現する方法があります。

      これらのライブラリは、独自の機能や API を提供している場合がありますので、詳細についてはドキュメントを参照してください。

      ご参考になりましたでしょうか?


      javascript select input


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