React setInterval 解説

2024-10-03

ReactアプリにおけるsetIntervalの解説 (日本語)

setIntervalは、JavaScriptの組み込み関数であり、特定のコードを一定間隔で繰り返し実行する際に使用されます。Reactアプリにおいても、setIntervalを用いて、タイマーやアニメーションなどの繰り返し処理を実装することができます。

基本的な使い方

setInterval(() => {
  // 繰り返し実行されるコード
}, 1000); // 1秒ごとに実行
  • 間隔: 2番目の引数には、繰り返し実行する間隔をミリ秒単位で指定します。上記の例では、1000ミリ秒(1秒)ごとにコールバック関数が実行されます。
  • コールバック関数: setIntervalの最初の引数には、繰り返し実行されるコードを定義するコールバック関数を指定します。

Reactコンポーネントでの使用

Reactコンポーネント内でsetIntervalを使用する場合、適切なライフサイクルメソッドで処理を管理する必要があります。一般的には、useEffectフックを使用して、コンポーネントのマウント時とアンマウント時にsetIntervalを開始および停止します。

import { useEffect, useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [count, setCount] = useState(0);

  useEffect(() => {
    const intervalId = setInterval(() => {
      setCount(prevCount => prevCount + 1);
    }, 1000);

    r   eturn () => clearInterval(intervalId);
  }, []);

  return <div>   カウント: {count}</div>;
}
  • clearInterval: clearInterval関数を使用して、setIntervalの処理を停止します。
  • cleanup関数: useEffectの依存配列を空にすることで、コンポーネントが再レンダリングされてもsetIntervalは再起動されません。
  • useEffectフック: useEffectフックを使用して、コンポーネントがマウントされたときにsetIntervalを開始し、アンマウントされたときにclearIntervalを使用して停止します。

注意点

  • パフォーマンス: setIntervalの過剰な使用はパフォーマンスに影響を与える可能性があります。必要に応じて、requestAnimationFrameなどのブラウザ固有のAPIを使用して、効率的なアニメーションを実現することも検討してください。
  • メモリリーク: setIntervalを適切に管理しないと、コンポーネントがアンマウントされた後も処理が継続し、メモリリークが発生する可能性があります。必ずclearIntervalを使用して処理を停止してください。



setInterval(() => {
  // 繰り返し実行されるコード
}, 1000); // 1秒ごとに実行
import { useEffect, useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [count, setCount] = useState(0);

  useEffect(() => {
    const intervalId = setInterval(() => {
      setCount(prevCount => prevCount + 1);
    }, 1000);

    r   eturn () => clearInterval(intervalId);
  }, []);

  return <div>   カウント: {count}</div>;
}

具体的な例

カウントアップタイマー

import { useEffect, useState } from 'react';

function Counter() {
  const [count, setCount] = useState(0);

  useEffect(() => {
    const intervalId = setInterval(() => {
      setCount(prevCount => prevCount + 1);
    }, 1000);

    retur   n () => clearInterval(intervalId);
  }, []);

  return <div>   カウント: {count}</div>;
}

フェードイン/フェードアウトアニメーション

import { useEffect, useState } from 'react';

function FadeAnimation() {
  const [opacity, setOpacity] = useState(0);

  useEffect(() => {
    const intervalId = setInterval(() => {
      setOpacity(prevOpacity => (prevOpacity + 0.1) % 1);
    }, 100);

    return () => clearInterval(intervalId);
  }, []);

  return (
    <div style={{ opacity }}>
      フェードイン/フェードアウト
    </div>
  );
}



requestAnimationFrame

requestAnimationFrameは、ブラウザの描画サイクルに同期してコールバック関数を呼び出すためのAPIです。アニメーションやゲーム開発において、スムーズなレンダリングを実現するために使用されます。

function MyComponent() {
  const [count, setCount] = useState(0);

  useEffect(() => {
    const animationFrameId = requestAnimationFrame(function animate() {
      setCount(prevCount => prevCount + 1);
      animationFrameId = requestAnimationFrame(animate);
    });

    return () => cancelAnimationFrame(animationFrameId);
  }, []);

  return <div>カウント: {count}</div>;
}
  • パフォーマンス: setIntervalと比較して、requestAnimationFrameはブラウザの描画サイクルに合わせた最適化が行われるため、パフォーマンスが向上する可能性があります。
  • ブラウザの描画サイクル: requestAnimationFrameは、ブラウザの描画サイクルに同期してコールバック関数を呼び出すため、よりスムーズなアニメーションを実現できます。

Custom Hooks

カスタムフックを使用して、setIntervalの処理をカプセル化することができます。これにより、コードの再利用性や可読性を向上させることができます。

import { useEffect, useState } from 'react';

function useInterval(callback, delay) {
  const savedCallback = useRef();

  useEffect(() => {
    savedCallback.current = callb   ack;
  }, [callback]);

  useEffect(() => {
    const intervalId = setInterval(() => {
      savedCallback.current();
    }, delay);

    return () => clearInterval(intervalId);
  }, [del   ay]);
}

function MyComponent() {
  const [count, setCount] = useState(0);

  useInterval(() => {
    setCount(prevCount => prevCount + 1);
  }, 1000);

  return <div>カウント: {count}</div>;
}
  • 可読性: カスタムフックを使用することで、コードの構造がより明確になり、可読性が向上します。
  • コードの再利用性: カスタムフックを使用することで、setIntervalの処理を他のコンポーネントで再利用することができます。

Redux ToolkitのcreateAsyncThunk

Redux ToolkitのcreateAsyncThunkは、非同期処理を管理するための便利なユーティリティ関数です。タイマーやアニメーションなどの繰り返し処理を管理することもできます。

import { createAsyncThunk, createSlice } from '@reduxjs/toolkit';

const initialState = {
  count: 0,
};

export const incrementAsync = createAsyncThunk(
  'counter/incrementAsync',
  async (delay) => {
    return new Promise((resolve) => {
      setTimeout(() => {
        resolve();
      }, delay);
    });
  }
);

const counterSlice = createSlice({
  name: 'counter',
  initialState,
  reducers: {
    increment: (state) => {
      state.count += 1;
    },
  },
  extraReducers: (builder) => {
    builder
      .addCase(incrementAsync.fulfilled, (state) => {
        state.count += 1;
      });
  },
});

export const { increment } = counterSlice.actions;
export default counterSlice.reducer;
  • 非同期処理の管理: createAsyncThunkは非同期処理の管理に特化しているため、複雑な処理を効率的に管理することができます。
  • Reduxの管理: createAsyncThunkを使用することで、タイマーやアニメーションの処理をReduxストアで管理することができます。

javascript reactjs settimeout



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