【知っておけば安心】jQuery AJAX リクエストのキャンセル/中止で発生する問題点
リクエストをキャンセルする
jQuery AJAX リクエストをキャンセルするには、abort()
メソッドを使用します。このメソッドは、リクエストを強制的に中止し、サーバーとの通信を停止します。
$.ajax({
url: "https://example.com/data.json",
success: function(data) {
console.log(data);
},
error: function(error) {
console.error(error);
}
});
// リクエストをキャンセル
var xhr = $.ajax({
url: "https://example.com/data.json",
success: function(data) {
console.log(data);
},
error: function(error) {
console.error(error);
}
});
xhr.abort();
リクエストを中止する
jQuery AJAX リクエストを中止するには、done()
メソッドを使用します。このメソッドは、リクエストが完了したときに実行されるコールバック関数を指定します。コールバック関数内で、false
を返すと、リクエストが中止されます。
$.ajax({
url: "https://example.com/data.json",
success: function(data) {
console.log(data);
},
error: function(error) {
console.error(error);
}
})
.done(function(data) {
// リクエストを中止
return false;
});
使用例
- ユーザーがフォームを送信する前に、フォーム送信をキャンセルしたい場合
- 複数の AJAX リクエストを実行している場合、不要になったリクエストをキャンセルしたい場合
- サーバーからの応答が遅すぎる場合、リクエストを中止して別の処理を実行したい場合
注意事項
abort()
メソッドは、リクエストが送信された後にのみ使用できます。done()
メソッド内でfalse
を返しても、リクエストがすでに完了している場合は効果がありません。
日本語での解説
上記の説明は、jQuery AJAX リクエストのキャンセル/中止方法を分かりやすく日本語で解説しています。具体的なコード例と使用例も示しているので、参考にしてください。
リクエストをキャンセルする
$(document).ready(function() {
$("#button").click(function() {
var xhr = $.ajax({
url: "https://example.com/data.json",
success: function(data) {
console.log(data);
},
error: function(error) {
console.error(error);
}
});
// 5秒後にリクエストをキャンセル
setTimeout(function() {
xhr.abort();
console.log("リクエストをキャンセルしました");
}, 5000);
});
});
リクエストを中止する
$(document).ready(function() {
$("#button").click(function() {
$.ajax({
url: "https://example.com/data.json",
success: function(data) {
console.log(data);
},
error: function(error) {
console.error(error);
}
})
.done(function(data) {
// 5秒後にリクエストを中止
setTimeout(function() {
return false;
}, 5000);
});
});
});
このコードでは、ボタンをクリックすると、サーバーに AJAX リクエストを送信します。5秒後に done()
メソッド内で false
を返して、リクエストを中止します。
使用例
これらのサンプルコードは、以下の用途に使用できます。
注意事項
- 上記のサンプルコードはあくまでも一例です。状況に合わせてコードを修正する必要があります。
jQuery AJAX リクエストをキャンセル/中止するその他の方法
beforeSend
オプションは、AJAX リクエストが送信される前に呼び出されるコールバック関数です。この関数内で false
を返すと、リクエストがキャンセルされます。
$.ajax({
url: "https://example.com/data.json",
beforeSend: function() {
// 特定の条件下でリクエストをキャンセル
if (condition) {
return false;
}
},
success: function(data) {
console.log(data);
},
error: function(error) {
console.error(error);
}
});
この例では、condition
が真の場合、リクエストがキャンセルされます。
global
オプションは、すべての AJAX リクエストにグローバルなイベントハンドラを適用するかどうかを指定します。このオプションを false
に設定すると、ajaxStart
および ajaxStop
などのグローバルハンドラがトリガーされなくなります。
$.ajaxSetup({
global: false
});
$.ajax({
url: "https://example.com/data.json",
success: function(data) {
console.log(data);
},
error: function(error) {
console.error(error);
}
});
この例では、すべての AJAX リクエストに対してグローバルなイベントハンドラが無効化されます。
XMLHttpRequest
オブジェクトを使用して、低レベルで AJAX リクエストを制御することもできます。このオブジェクトには、abort()
メソッドを使用してリクエストをキャンセルするメソッドがあります。
var xhr = new XMLHttpRequest();
xhr.open("GET", "https://example.com/data.json");
xhr.onload = function() {
if (xhr.status === 200) {
console.log(xhr.responseText);
} else {
console.error(xhr.statusText);
}
};
xhr.onerror = function(error) {
console.error(error);
};
// 特定の条件下でリクエストをキャンセル
if (condition) {
xhr.abort();
console.log("リクエストをキャンセルしました");
}
- シンプルな方法でリクエストをキャンセル/中止したい場合は、
abort()
メソッドを使用するのがおすすめです。 - 特定の条件下でリクエストをキャンセル/中止したい場合は、
beforeSend
オプションまたはglobal
オプションを使用すると便利です。 - 低レベルで AJAX リクエストを制御したい場合は、
XMLHttpRequest
オブジェクトを使用する必要があります。
その他の注意事項
- 上記の方法でリクエストをキャンセル/中止しても、サーバー側で処理が実行されている可能性があります。
- リクエストをキャンセル/中止する前に、サーバー側で何らかの処理を実行する必要がある場合は、
complete
オプションを使用する必要があります。
ajax jquery