JavaScriptのES6 importにおける波括弧の使い時

2024-09-28

ES6 (ECMAScript 6)から導入されたimport文は、モジュールシステムを利用して他のファイルからコードをインポートする機能を提供します。この際、波括弧({})を使用する場面と使用しない場面があります。

波括弧を使用するケース

  • 特定のエクスポートをインポートする場合:
    import { name, age } from './user.js';
    
    この例では、user.jsファイルからnameageというエクスポートをインポートしています。波括弧を使用して、インポートするエクスポートを指定します。
  • デフォルトエクスポートをインポートする場合:
    import User from './user.js';
    
    この例では、user.jsファイルからデフォルトエクスポートであるUserをインポートしています。デフォルトエクスポートをインポートする場合は、波括弧を使用しません。
  • 特定のエクスポートをインポートする: 波括弧を使用

注意:

  • 1つのファイルから複数のデフォルトエクスポートを定義することはできません。
  • デフォルトエクスポートのインポート名は任意に設定できます。



ES6 importの波括弧使い分けの例

波括弧を使用するケース: 特定のエクスポートをインポートする場合

user.js

export const name = 'John Doe';
export const age = 30;

main.js

import { name, age } from './user.js';

console.log(name); // Output: John Doe
console.log(age);  // Output: 30

この例では、user.jsファイルからnameageというエクスポートをインポートしています。波括弧を使用して、インポートするエクスポートを指定しています。

export default class User {
  constructor(name, age) {
    this.name = name;
    this.age = age;
  }
}
import User from './user.js';

const user = new User('Alice', 25);
console.log(user.name); // Output: Alice
console.log(user.age);  // Output: 25

この例では、user.jsファイルからデフォルトエクスポートであるUserクラスをインポートしています。デフォルトエクスポートをインポートする場合は、波括弧を使用しません。




CommonJSスタイルのrequire関数

  • Node.js環境: CommonJSスタイルのrequire関数を使用することもできます。
  • 波括弧の必要性: require関数では波括弧を使用しません。
// CommonJSスタイル
const { name, age } = require('./user.js');

ES6のimport * as namespace構文

  • すべてのエクスポートをインポート: * as namespace構文を使用して、モジュール内のすべてのエクスポートを名前空間にインポートします。
  • 波括弧の必要性: 波括弧を使用しません。
// ES6のimport * as namespace構文
import * as user from './user.js';

console.log(user.name);
console.log(user.age);

ES6のexport defaultの代替

  • デフォルトエクスポートの代替: export defaultの代わりに、単にエクスポートを定義することもできます。
// デフォルトエクスポートの代替
export const User = class {
  // ...
};

// インポート
import User from './user.js';
  • これらの代替方法は、ES6のモジュールシステムの標準的な使い方とは異なる場合があります。
  • 読みやすさやメンテナンス性を考慮して、適切な方法を選択してください。
  • 特にCommonJSスタイルのrequire関数は、ブラウザ環境では直接使用できない場合があります。

javascript import ecmascript-6



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