Angular 2 でコンテナなしの ngFor をマスター! スッキリコードでパフォーマンス向上
Angular 2 における ngFor の使い方:コンテナなしでのループ処理
Angular 2 の ngFor
ディレクティブは、配列やオブジェクトを反復処理し、各要素をテンプレートに挿入するために使用されます。通常、ngFor
は div
や ul
などのコンテナ要素でラップされますが、場合によってはコンテナなしでループ処理を行うこともできます。
コンテナなしで ngFor
を使用するには、以下の手順に従います。
- テンプレートに
ngFor
ディレクティブを適用します。 ngFor
ディレクティブのof
属性に、反復処理する配列またはオブジェクトを指定します。ngFor
ディレクティブのtemplate
属性に、各要素をレンダリングするテンプレートを指定します。
例
以下の例では、myItems
という配列の各アイテムを li
要素としてレンダリングします。
<ng-template #myItem let-item>
<li>{{ item }}</li>
</ng-template>
<ul>
<ng-for let-item of="myItems" template="myItem"></ng-for>
</ul>
注意点
- 各要素はインラインでレンダリングされるため、要素間のスペースやマージンは手動で設定する必要があります。
- 親要素のスタイルは、各要素に直接適用されます。
- アクセシビリティを考慮する場合は、適切な ARIA 属性を設定する必要があります。
メリット
- コードが簡潔になり、読みやすくなります。
- テンプレートのネストが浅くなります。
- パフォーマンスが向上する場合があります。
- レイアウトを制御するのが難しくなる場合があります。
- アクセシビリティを考慮する必要がある場合、作業量が増えます。
コンテナなしで ngFor
を使用することは、状況によっては有効な方法です。ただし、上記で説明した注意点とメリット・デメリットを理解した上で使用することが重要です。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>Angular 2 - ngFor without a container</title>
<script src="https://unpkg.com/@angular/core@14/fesm2015/core.mjs"></script>
<script src="app.js"></script>
</head>
<body>
<my-app></my-app>
</body>
</html>
<ng-template #myItem let-item>
<li>{{ item }}</li>
</ng-template>
<ul>
<ng-for let-item of="myItems" template="myItem"></ng-for>
</ul>
import { Component } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'my-app',
template: `
<ul>
<ng-for let-item of="myItems" template="myItem"></ng-for>
</ul>
`,
})
export class AppComponent {
myItems = ['Item 1', 'Item 2', 'Item 3'];
}
このコードは、以下の動作をします。
myItems
という配列を定義します。myItem
というテンプレートを定義します。このテンプレートは、各アイテムをli
要素としてレンダリングします。myItems
配列をngFor
ディレクティブで反復処理します。- 各アイテムを
myItem
テンプレートにレンダリングします。
結果
このコードを実行すると、以下の HTML が出力されます。
<ul>
<li>Item 1</li>
<li>Item 2</li>
<li>Item 3</li>
</ul>
説明
このサンプルコードでは、以下の点に注目してください。
ngFor
ディレクティブはul
要素内に配置されていません。myItem
テンプレートはli
要素を使用して各アイテムをレンダリングします。
このコードは、コンテナなしで ngFor
を使用する基本的な方法を示しています。実際の使用例では、状況に応じてコードをカスタマイズする必要があります。
Angular 2 で ngFor を使用するその他の方法
ngTemplate
ディレクティブを使用して、ループ処理する各要素に対してカスタムテンプレートを定義することができます。これにより、より柔軟なレイアウトと制御が可能になります。
<ng-template #myItem let-item>
<div>
<h2>{{ item.name }}</h2>
<p>{{ item.description }}</p>
</div>
</ng-template>
<ul>
<ng-for let-item of="myItems" template="myItem"></ng-for>
</ul>
trackBy
関数は、ngFor
ディレクティブに渡され、ループ処理中に各要素の一意性を識別するために使用されます。これにより、パフォーマンスが向上する場合があります。
以下の例では、myItems
配列の各要素の ID を使用して、ループ処理中に各要素の一意性を識別します。
<ul>
<ng-for let-item of="myItems" trackBy="item.id" template="myItem"></ng-for>
</ul>
ngForOf
ディレクティブは、ngFor
ディレクティブのエイリアスです。
以下の例は、ngForOf
ディレクティブを使用して myItems
配列を反復処理しています。
<ul>
<ng-for-of let-item="myItems" template="myItem"></ng-for-of>
</ul>
ngForWith
ディレクティブは、ngFor
ディレクティブと組み合わせて使用し、ループ処理する各要素に対して追加のコンテキスト情報を提供することができます。
<ul>
<ng-for let-item="myItems" let-i="index" template="myItem"></ng-for>
</ul>
<ng-template #myItem let-item let-i>
<li>{{ i + 1 }}: {{ item }}</li>
</ng-template>
上記以外にも、Angular 2 で ngFor
を使用する方法はいくつかあります。状況に応じて適切な方法を選択してください。
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