React.js アプリ開発:JSON データの読み込みで発生する「SyntaxError: Unexpected token < in JSON at position 0」エラーの対処方法

2024-04-02

JavaScript、Node.js、React.jsにおける "SyntaxError: Unexpected token < in JSON at position 0" エラー

このエラーは、JSON データの解析中に予期しないトークン < が見つかったことを示します。これは、JSON データが破損しているか、構文エラーがあることを意味します。

原因

このエラーの主な原因は次のとおりです。

  • JSON データの構文エラー:
    • 閉じ括弧 } やカンマ , が不足している
    • キーと値の間にコロン : がない
    • 文字列が二重引用符 " で囲まれていない
    • 数値が正しくフォーマットされていない
  • JavaScript コードにおける JSON パスの誤り:
    • 変数名やプロパティ名のスペルミス
    • オブジェクト階層の誤認識

解決策

以下の手順で問題を解決できます。

  1. JSON データの検証:
    • オンラインの JSON 検証ツールを使用して、JSON データの構文エラーをチェックします。
    • エディタの構文強調表示機能を使用して、エラー箇所を見つけます。
  2. JavaScript コードの確認:
    • JSON パスが正しいことを確認します。
    • 変数名やプロパティ名のスペルミスがないことを確認します。
    • オブジェクト階層を正しく認識していることを確認します。

補足

  • このエラーは、Node.js だけでなく、ブラウザ上の JavaScript でも発生します。
  • React.js では、主に fetch()axios などのライブラリを使用して JSON データを取得します。これらのライブラリは、エラーが発生したときに独自のエラーメッセージを表示する場合があります。

以下の例は、"SyntaxError: Unexpected token < in JSON at position 0" エラーが発生するコードと、解決策を示しています。

例 1: JSON データの構文エラー

{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "address": {
    "city": "New York",
    "state": "NY"
  }
}

この例では、address オブジェクトの最後の閉じ括弧 } が不足しています。

{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "address": {
    "city": "New York",
    "state": "NY"
  }
}

例 2: JavaScript コードにおける JSON パスの誤り

const user = {
  name: "John Doe",
  age: 30,
  address: {
    city: "New York",
    state: "NY"
  }
};

const city = user.address.city; // 誤り
const state = user.address.state; // 正しい

console.log(city); // "New York"
console.log(state); // "NY"

この例では、user.address.city は正しいパスですが、user.address は誤ったパスです。

const user = {
  name: "John Doe",
  age: 30,
  address: {
    city: "New York",
    state: "NY"
  }
};

const city = user.address.city; // 正しい
const state = user.address.state; // 正しい

console.log(city); // "New York"
console.log(state); // "NY"



ファイル: data.json

{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "address": {
    "city": "New York",
    "state": "NY"
  }
}

ファイル: index.js

const fs = require('fs');

const data = fs.readFileSync('data.json', 'utf-8');

const user = JSON.parse(data);

console.log(user.name); // エラーが発生: "SyntaxError: Unexpected token < in JSON at position 0"

data.json ファイルの最後の閉じ括弧 } を追加します。

修正後:

{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "address": {
    "city": "New York",
    "state": "NY"
  }
}
{
  "users": [
    {
      "name": "John Doe",
      "age": 30,
      "address": {
        "city": "New York",
        "state": "NY"
      }
    },
    {
      "name": "Jane Doe",
      "age": 25,
      "address": {
        "city": "Los Angeles",
        "state": "CA"
      }
    }
  ]
}
const fs = require('fs');

const data = fs.readFileSync('data.json', 'utf-8');

const users = JSON.parse(data);

const firstUser = users[0]; // 正しい

// エラーが発生: "TypeError: Cannot read property 'address' of undefined"
const firstUserAddress = firstUser.address;

console.log(firstUser.name); // "John Doe"
console.log(firstUserAddress.city); // エラーが発生

users 配列の最初の要素を取得するには、users[0] を使用します。

const fs = require('fs');

const data = fs.readFileSync('data.json', 'utf-8');

const users = JSON.parse(data);

const firstUser = users[0];

const firstUserAddress = firstUser.address;

console.log(firstUser.name); // "John Doe"
console.log(firstUserAddress.city); // "New York"



"SyntaxError: Unexpected token < in JSON at position 0" エラーの解決策:その他の方法

JSON データのエンコーディングを確認する

JSON データは、UTF-8 エンコーディングで保存する必要があります。他のエンコーディングを使用している場合は、UTF-8 に変換する必要があります。

JSON データが圧縮されている場合は、解凍してから解析する必要があります。

ライブラリのバージョンを確認する

JSON データの解析に使用しているライブラリが最新バージョンであることを確認してください。古いバージョンのライブラリには、バグが含まれている可能性があります。

デバッガーを使用して、エラーが発生する箇所を特定することができます。

このエラーは、さまざまな原因によって発生するため、解決策は状況によって異なります。問題解決のためには、エラーメッセージの内容やコードの詳細情報を提供することが重要です。


javascript node.js reactjs


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