JSON整形パイプ解説
Angular 2でJSONオブジェクトを整形したJSONに変換するパイプ
Angular 2では、パイプを利用してデータの変換やフォーマットを行うことができます。その中でも、JSONオブジェクトを整形したJSONに変換するパイプは、開発者にとって非常に便利です。
パイプの定義
import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';
@Pipe({
name: 'jsonPretty'
})
export class JsonPrettyPipe implements PipeTransform {
transform (value: any): string {
if (value === null) {
return 'null';
}
return JSON.stringify(value, null, 2);
}
}
パイプの使い方
<pre>{{ myJsonObject | jsonPretty }}</pre>
jsonPretty
は、パイプの名前です。myJsonObject
は、変換したいJSONオブジェクトです。
パイプの機能
- 第二引数の
null
は、インデントのレベルを制御します。2
を指定すると、2スペースのインデントが適用されます。 JSON.stringify()
メソッドを使用して、JSONオブジェクトを文字列に変換します。
具体的な例
const myJsonObject = {
name: 'John Doe',
age: 30,
address: {
street: '123 Main St',
city: 'Anytown',
state: 'CA'
}
};
このJSONオブジェクトをパイプで変換すると、以下のように整形されたJSONが生成されます。
{
"name": "John Doe",
"age": 30,
"address": {
"street": "123 Main St",
"city": "Anytown",
"state": "CA"
}
}
import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';
@Pipe({
name: 'jsonPretty'
})
export class JsonPrettyPipe implements PipeTransform {
transform (value: any): string {
if (value === null) {
return 'null';
}
return JSON.stringify(value, null, 2);
}
}
<pre>{{ myJsonObject | jsonPretty }}</pre>
const myJsonObject = {
name: 'John Doe',
age: 30,
address: {
street: '123 Main St',
city: 'Anytown',
state: 'CA'
}
};
パイプの役割
- テンプレート内で直接使用できるため、コードの簡潔化とメンテナンス性を高めます。
- JSONオブジェクトを整形したJSONに変換することで、デバッグや可読性を向上させます。
注意事項
- パイプの性能に影響を与える可能性があるため、複雑な処理は避けることが推奨されます。
- パイプは純粋な関数であるため、副作用を引き起こす処理は避けてください。
テンプレート内で直接処理
<pre>{{ myJsonObject | json }}</pre>
- しかし、整形されたJSONは生成されません。
json
パイプは、JSONオブジェクトを文字列に変換します。
コンポーネント内で処理
import { Component } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-my-component',
templateUrl: './my-component.html'
})
export class MyComponent {
myJsonObject = {
// ...
};
getFormattedJson(): string {
return JSON.stringify(this.myJsonObject, null, 2);
}
}
<pre>{{ getFormattedJson() }}</pre>
- より柔軟な制御が可能ですが、コードの複雑さが増す可能性があります。
- コンポーネントのメソッドでJSONオブジェクトを整形し、テンプレート内で表示します。
カスタムパイプの作成
import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';
@Pipe({
name: 'myCustomPrettyJson'
})
export class MyCustomPrettyJsonPipe implements PipeTransform {
transform(value: any): string {
// カスタムの整形処理を実装
return JSON.stringify(value, null, 2);
}
}
<pre>{{ myJsonObject | myCustomPrettyJson }}</pre>
- 柔軟性が高く、特定の要件に合わせてカスタマイズできます。
- カスタムパイプを作成することで、独自の整形処理を実装できます。
ライブラリの利用
npm install json-stringify-pretty
import { JsonStringifyPretty } from 'json-stringify-pretty';
// ...
const formattedJson = JsonStringifyPretty(this.myJsonObject, { indent: 2 });
- 複雑な整形処理が必要な場合に有効です。
- 外部ライブラリを利用することで、より高度な整形機能を提供できます。
javascript json filter