JSON整形パイプ解説

2024-10-16

Angular 2でJSONオブジェクトを整形したJSONに変換するパイプ

Angular 2では、パイプを利用してデータの変換やフォーマットを行うことができます。その中でも、JSONオブジェクトを整形したJSONに変換するパイプは、開発者にとって非常に便利です。

パイプの定義

import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';

@Pipe({
  name: 'jsonPretty'
})
export class JsonPrettyPipe implements PipeTransform {
  transform   (value: any): string {
    if (value === null) {
      return 'null';
    }

    return JSON.stringify(value, null, 2);
  }
}

パイプの使い方

<pre>{{ myJsonObject | jsonPretty }}</pre>
  • jsonPrettyは、パイプの名前です。
  • myJsonObjectは、変換したいJSONオブジェクトです。

パイプの機能

  • 第二引数のnullは、インデントのレベルを制御します。2を指定すると、2スペースのインデントが適用されます。
  • JSON.stringify()メソッドを使用して、JSONオブジェクトを文字列に変換します。

具体的な例

const myJsonObject = {
  name: 'John Doe',
  age: 30,
  address: {
    street: '123 Main St',
    city: 'Anytown',
    state: 'CA'
  }
};

このJSONオブジェクトをパイプで変換すると、以下のように整形されたJSONが生成されます。

{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "address": {
    "street": "123 Main St",
    "city": "Anytown",
    "state": "CA"
  }
}



import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';

@Pipe({
  name: 'jsonPretty'
})
export class JsonPrettyPipe implements PipeTransform {
  transform   (value: any): string {
    if (value === null) {
      return 'null';
    }

    return JSON.stringify(value, null, 2);
  }
}
<pre>{{ myJsonObject | jsonPretty }}</pre>
const myJsonObject = {
  name: 'John Doe',
  age: 30,
  address: {
    street: '123 Main St',
    city: 'Anytown',
    state: 'CA'
  }
};

パイプの役割

  • テンプレート内で直接使用できるため、コードの簡潔化とメンテナンス性を高めます。
  • JSONオブジェクトを整形したJSONに変換することで、デバッグや可読性を向上させます。

注意事項

  • パイプの性能に影響を与える可能性があるため、複雑な処理は避けることが推奨されます。
  • パイプは純粋な関数であるため、副作用を引き起こす処理は避けてください。



テンプレート内で直接処理

<pre>{{ myJsonObject | json }}</pre>
  • しかし、整形されたJSONは生成されません。
  • jsonパイプは、JSONオブジェクトを文字列に変換します。

コンポーネント内で処理

import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my-component.html'
})
export class MyComponent {
  myJsonObject = {
    // ...
  };

  getFormattedJson(): string {
    return JSON.stringify(this.myJsonObject, null, 2);
  }
}
<pre>{{ getFormattedJson() }}</pre>
  • より柔軟な制御が可能ですが、コードの複雑さが増す可能性があります。
  • コンポーネントのメソッドでJSONオブジェクトを整形し、テンプレート内で表示します。

カスタムパイプの作成

import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';

@Pipe({
  name: 'myCustomPrettyJson'
})
export class MyCustomPrettyJsonPipe implements PipeTransform {
  transform(value: any): string {
    // カスタムの整形処理を実装
    return JSON.stringify(value, null, 2);
  }
}
<pre>{{ myJsonObject | myCustomPrettyJson }}</pre>
  • 柔軟性が高く、特定の要件に合わせてカスタマイズできます。
  • カスタムパイプを作成することで、独自の整形処理を実装できます。

ライブラリの利用

npm install json-stringify-pretty
import { JsonStringifyPretty } from 'json-stringify-pretty';

// ...

const formattedJson = JsonStringifyPretty(this.myJsonObject, { indent: 2 });
  • 複雑な整形処理が必要な場合に有効です。
  • 外部ライブラリを利用することで、より高度な整形機能を提供できます。

javascript json filter



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