iframe 内 CSS スタイル変更方法
Iframe 内の div スタイルを CSS で変更する
iframe は、HTML ドキュメント内に別の HTML ドキュメントを埋め込むための要素です。この要素内のコンテンツは、通常、親ドキュメントから隔離されています。そのため、直接 CSS を適用することはできません。
しかし、いくつかの方法を使用して、iframe 内の div スタイルを変更することができます。
iframe の sandbox 属性を利用する
allow-same-origin
属性を指定することで、iframe 内のコンテンツと親ドキュメントとの間で、同じオリジンのリソースへのアクセスを許可します。これにより、親ドキュメントから iframe 内の要素に CSS を適用することが可能になります。
<iframe src="child.html" sandbox="allow-same-origin"></iframe>
JavaScript を使用してスタイルを動的に設定する
- 親ドキュメントから JavaScript を使用して、iframe 内の要素にアクセスし、そのスタイルを変更することができます。
var iframe = document.getElementById('myIframe');
var div = iframe.contentDocument.getElementById('myDiv');
div.style.backgroundColor = 'red';
CSS の scoped 属性を利用する
- CSS モジュールシステムを使用し、
scoped
属性を指定することで、スタイルがそのコンポーネント内に限定されるようになります。これにより、iframe 内の要素にも適用することができます。
<style scoped>
#myDiv {
background-color: red;
}
</style>
<iframe src="child.html"></iframe>
親ドキュメントからスタイルシートをインラインで指定する
- iframe 内の要素に直接スタイルをインラインで指定することもできます。ただし、スタイルの管理が難しくなるため、一般的には推奨されません。
sandbox 属性を利用する
<iframe src="child.html" sandbox="allow-same-origin"></iframe>
child.html
内の div 要素にスタイルを適用します。
<iframe id="myIframe" src="child.html"></iframe>
<script>
var iframe = document.getElementById('myIframe');
var div = iframe.contentDocument.getElementById('myDiv');
div.style.backgroundColor = 'red';
</script>
- JavaScript で iframe 内の div 要素にアクセスし、背景色を変更します。
child.html
内の div 要素に IDmyDiv
を設定します。
<style scoped>
#myDiv {
background-color: red;
}
</style>
<iframe src="child.html"></iframe>
- CSS モジュールシステムを使用し、
scoped
属性を指定することで、スタイルが iframe 内の要素に適用されます。
<iframe src="child.html">
<style>
#myDiv {
background-color: red;
}
</style>
</iframe>
- iframe 内に直接スタイルをインラインで指定します。
PostMessage API を利用する
- 親ドキュメントと iframe 内のコンテンツの間でメッセージをやり取りすることで、スタイル情報を伝達することができます。
// 親ドキュメント
iframe.contentWindow.postMessage({ style: 'background-color: red;' }, '*');
// iframe 内のコンテンツ
window.addEventListener('message', function(event) {
var div = document.getElementById('myDiv');
div.style = event.data.style;
});
IFrame Sandbox API を利用する
allow-scripts
属性を指定することで、iframe 内のコンテンツで JavaScript を実行できるようにし、スタイルを変更することができます。
<iframe src="child.html" sandbox="allow-scripts"></iframe>
CSS Modules を利用する
- CSS Modules を使用することで、スタイルがグローバルスコープに影響を与えず、iframe 内の要素にも適用することができます。
import styles from './myStyles.module.css';
<div className={styles.myDiv}>...</div>
Shadow DOM を利用する
- Shadow DOM を使用することで、要素のスタイルをカプセル化し、iframe 内の要素にも適用することができます。
<template id="myTemplate">
<div class="myDiv"></div>
</template>
<script>
var template = document.getElementById('myTemplate');
var shadowRoot = template.content.attachShadow({ mode: 'open' });
shadowRoot.innerHTML = `<style>.myDiv { background-color: red; }</style>`;
</script>
css iframe