ミリ秒から日付への変換

2024-09-12

JavaScript/jQueryでミリ秒を日付に変換する

ミリ秒を日付に変換するとは、JavaScriptやjQueryを使って、コンピュータ内部で時間情報をミリ秒単位で表現されている値を、人間が読みやすい日付や時刻の形式に変換する操作を指します。

JavaScriptの基本的な方法

JavaScriptでは、Dateオブジェクトを使用してミリ秒を日付に変換することができます。

// ミリ秒を取得する
var milliseconds = 1694300800000; // 2024年9月11日10時00分00秒 (UTC)

// ミリ秒から日付オブジェクトを作成する
var dateObject = new Date(milliseconds);

// 年、月、日、時、分、秒を取得する
var year = dateObject.getFullYear();
var month = dateObject.getMonth() + 1; // 月は0から始まるので1を加える
var day = dateObject.getDate();
var hours = dateObject.getHours();
var minutes = dateObject.getMinutes();
var seconds = dateObject.getSeconds   ();

// 日付の文字列を作成する
var formattedDate = year + "-" + month + "-" + day + " " + hours + ":" + minutes + ":" + seconds;

console.log(formattedDate); // 出力: 2024-09-11 10:00:00

jQueryのプラグインを使用する方法

jQueryでは、日付や時刻の操作を簡単にするためのプラグインが多数存在します。例えば、moment.jsというプラグインを使用すると、以下のようにミリ秒を日付に変換することができます。

// moment.jsをインストールして読み込む

// ミリ秒を取得する
var milliseconds = 1694300800000;

// ミリ秒から日付オブジェクトを作成し、フォーマットする
var formattedDate = moment(milliseconds).format('YYYY-MM-DD HH:mm:ss');

console.log(formattedDate); // 出力: 2024-09-11 10:00:00

注意

  • フォーマット
    日付や時刻のフォーマットは、使用するライブラリやプラグインによって異なります。必要なフォーマットに合わせて適切な書式指定子を使用してください。
  • タイムゾーン
    上記の例では、UTC(協定世界時)を基準としています。タイムゾーンを考慮する場合は、Dateオブジェクトやmoment.jsの機能を使用して適切なタイムゾーンを指定する必要があります。



ミリ秒から日付への変換:コード解説

// ミリ秒を取得する
var milliseconds = 1694300800000; // 2024年9月11日10時00分00秒 (UTC)

// ミリ秒から日付オブジェクトを作成する
var dateObject = new Date(milliseconds);

// 年、月、日、時、分、秒を取得する
var year = dateObject.getFullYear();
var month = dateObject.getMonth() + 1; // 月は0から始まるので1を加える
var day = dateObject.getDate();
var hours = dateObject.getHours();
var minutes = dateObject.getMinutes();
var seconds = dateObject.getSeconds   ();

// 日付の文字列を作成する
var formattedDate = year + "-" + month + "-" + day + " " + hours + ":" + minutes + ":" + seconds;

console.log(formattedDate); // 出力: 2024-09-11 10:00:00

コード解説

  1. ミリ秒の取得

  2. 日付オブジェクトの作成

  3. 年月日時分秒の取得

    • getFullYear(), getMonth(), getDate(), getHours(), getMinutes(), getSeconds() といったメソッドを使って、日付オブジェクトから年、月、日、時、分、秒をそれぞれ取得します。
    • getMonth() メソッドは、月の値を 0 から 11 で返すため、1 を加えて正しい月の値にします。
  4. 日付文字列の生成

  5. 出力

jQueryのプラグイン(moment.js)を使用する方法

// moment.jsをインストールして読み込む

// ミリ秒を取得する
var milliseconds = 1694300800000;

// ミリ秒から日付オブジェクトを作成し、フォーマットする
var formattedDate = moment(milliseconds).format('YYYY-MM-DD HH:mm:ss');

console.log(formattedDate); // 出力: 2024-09-11 10:00:00
  1. moment.jsの読み込み

  2. 日付オブジェクトの作成とフォーマット

    • moment(milliseconds) で、ミリ秒を基に moment オブジェクトを作成します。
    • format('YYYY-MM-DD HH:mm:ss') メソッドを使って、moment オブジェクトを指定された形式の文字列に変換します。

moment.js を使うと、より柔軟に日付を操作したり、さまざまなフォーマットに変換したりすることが可能です。

これらのコードは、JavaScriptの標準機能と、jQueryのプラグインである moment.js を利用して、ミリ秒を日付に変換する方法を示しています。どちらの方法も、状況やプロジェクトの要件に応じて使い分けることができます。

ポイント

  • 他のJavaScriptライブラリでも、日付操作に関する機能を提供しているものがあります。プロジェクトの状況に合わせて、適切なライブラリを選択してください。
  • moment.js は、日付と時刻の操作に関する多くの機能を提供します。例えば、日付の加算・減算、期間の計算、異なるタイムゾーン間の変換など、様々な操作が可能です。



Date.parse() メソッド

var millisecondsString = "2024-09-11T10:00:00Z"; // ISO 8601形式の文字列
var dateObject = new Date(Date.parse(millisecondsString));
  • デメリット
    形式が固定されているため、柔軟性に欠ける。
  • メリット
    ISO 8601 形式の文字列を直接渡せる。

ライブラリ: Luxon

moment.js の代替として人気のあるライブラリです。より現代的な JavaScript に対応しており、型安全な記述が可能です。

import { DateTime } from 'luxon';

var milliseconds = 1694300800000;
var dt = DateTime.fromMillis(milliseconds);
var formattedDate = dt.toISO();
  • デメリット
    比較的新しいライブラリのため、コミュニティはまだmoment.jsほど大きくない
  • メリット
    型安全、モダン、moment.js よりも軽量

toLocaleString() メソッド

var milliseconds = 1694300800000;
var dateObject = new Date(milliseconds);
var formattedDate = dateObject.toLocaleString(); // ローカルの形式で出力
  • デメリット
    形式がブラウザやロケールによって異なるため、制御が難しい
  • メリット
    ローカルの形式で簡単に表示できる

Intl.DateTimeFormat オブジェクト

より細かい制御が必要な場合に利用します。

var milliseconds = 1694300800000;
var dateObject = new Date(milliseconds);
var options = { year: 'numeric', month: '2-digit', day: '2-digit', hour: '2-digit', minute: '2-digit', second: '2-digit' };
var formatter = new Intl.DateTimeFormat('   ja-JP', options);
var formattedDate = formatter.format(dateObject);
  • デメリット
    設定が複雑になる可能性がある
  • メリット
    柔軟なフォーマット設定が可能

各方法の比較

方法メリットデメリット備考
Date.parse()シンプル形式が固定ISO 8601 形式の文字列が必要
moment.js柔軟性が高い、コミュニティが大きい比較的重い旧式のJavaScript構文を使用
Luxon型安全、モダン、軽量コミュニティがまだ小さい新しいライブラリ
toLocaleString()簡単、ローカル形式形式が制御しにくいブラウザやロケールに依存
Intl.DateTimeFormat柔軟なフォーマット設定設定が複雑より細かい制御が必要な場合に利用

選び方

  • 細かい制御が必要
    Intl.DateTimeFormat
  • モダンなJavaScriptで開発
    Luxon
  • 柔軟なフォーマットが必要
    moment.js, Luxon, Intl.DateTimeFormat
  • シンプルに表示したい
    toLocaleString()

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