React setState完了後処理

2024-10-07

ReactにおけるsetState完了後の関数実行について

問題
ReactのsetStateメソッドは非同期処理であるため、setStateが完了する前に次の関数を実行すると、更新された状態が反映されていない可能性があります。

解決方法
以下のような方法で、setStateが完了してから次の関数を呼び出すことができます。

コールバック関数を使用する:

setStateの第二引数にコールバック関数を渡します。このコールバック関数は、setStateが完了した後に実行されます。

this.setState({ counter: this.state.counter + 1 }, () => {
  // setStateが完了した後に実行する関数
  this.doSomething();
});

useEffectフックを使用する:

useEffectフックの依存配列に更新された状態を指定することで、状態が変更された後に効果を実行することができます。

useEffect(() => {
  // 状態が更新された後に実行する関数
  this.doSomething();
}, [this.state.counter]);

Promiseを使用する:

setStateをPromiseとしてラップし、thenメソッドで完了後に実行する関数を指定することができます。

const promise = new Promise((resolve) => {
  this.setState({ counter: this.state.counter + 1 }, resolve);
});

promise.then(() => {
  // setStateが完了した後に実行する関数
  this.doSomething();
});

注意

  • 複雑なロジックやパフォーマンスが重要な場合は、useEffectフックやPromiseの使用を検討してください。
  • 適切なタイミングで関数を実行するために、それぞれの方法の特性を理解し、状況に応じて使い分けてください。



this.setState({ counter: this.state.counter + 1 }, () => {
  // setStateが完了した後に実行する関数
  this.doSomething();
});

解説

  • setStateが完了した後に、コールバック関数が実行されます。
  • setStateの第二引数にコールバック関数を渡します。
useEffect(() => {
  // 状態が更新された後に実行する関数
  this.doSomething();
}, [this.state.counter]);
  • 状態が変更された後に、useEffectフック内の関数が実行されます。
  • useEffectフックの依存配列に更新された状態を指定します。
const promise = new Promise((resolve) => {
  this.setState({ counter: this.state.counter + 1 }, resolve);
});

promise.then(() => {
  // setStateが完了した後に実行する関数
  this.doSomething();
});
  • thenメソッドで、setStateが完了した後に実行する関数を指定します。
  • setStateが完了すると、Promiseresolve関数が呼び出されます。
  • setStateをPromiseとしてラップします。



async/awaitを使用する

React 16.8以降では、async/awaitを使用して非同期処理をより直感的に扱えるようになりました。

async updateStateAndDoSomething() {
  await this.setState({ counter: this.state.counter + 1 });
  this.doSomething();
}
  • setStateが完了してから、次の関数を実行します。
  • awaitキーワードでsetStateの完了を待ちます。
  • asyncキーワードで非同期関数を定義します。

複数のsetStateを同時に行い、すべてが完了してから処理を実行したい場合は、Promise.allを使用できます。

const promises = [
  this.setState({ counter1: this.state.counter1 + 1 }),
  this.setState({ counter2: this.state.counter2 + 1 }),
];

Promise.all(promises).then(() => {
  // すべてのsetStateが完了した後に実行する関数
  this.doSomething();
});
  • すべてのPromiseが解決された後に、thenメソッド内の関数が実行されます。
  • setStateをPromiseとしてラップし、Promise.allに渡します。

React QueryやSWRを使用する

データフェッチやキャッシュ管理を簡素化するためのライブラリであるReact QueryやSWRを使用することで、setStateの完了を自動的に処理し、状態の管理を効率化することができます。

  • setStateの完了を意識することなく、データの更新や状態の管理が行われます。
  • これらのライブラリは、データのフェッチやキャッシュ、更新の処理を自動的に管理します。

javascript reactjs state



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