Angular Enter キー イベント 解説

2024-10-25

AngularにおけるEnterキーのクリックイベントのトリガーに関する解説

Angularにおいて、Enterキーがクリックイベントをトリガーするか否かは、テンプレートイベントバインディングの使用方法とイベントハンドラの処理方法によって異なります。

イベントバインディングの使用方法:

  • @keydown.enter: このディレクティブは、Enterキーが押されたときにイベントハンドラを呼び出します。Enterキーのイベントを直接捕捉したい場合に使用します。
  • @click: このディレクティブは、要素がクリックされたときにイベントハンドラを呼び出します。Enterキーはクリックイベントをトリガーしないため、直接使用してもEnterキーによるイベントは発生しません。

イベントハンドラの処理方法:

  • stopPropagation(): イベントハンドラ内でこのメソッドを使用すると、イベントの伝播を停止できます。これにより、親要素のイベントハンドラが呼び出されません。
  • preventDefault(): イベントハンドラ内でこのメソッドを使用すると、デフォルトのブラウザ動作をキャンセルできます。例えば、フォームの送信を防止したい場合に使用します。

例:

<input type="text" (keydown.enter)="onSubmit()">

このコードでは、入力フィールドにフォーカスがあり、Enterキーが押されると、onSubmit()メソッドが呼び出されます。

  • stopPropagation(): イベントの伝播を停止します。
  • preventDefault(): デフォルトのブラウザ動作をキャンセルします。
  • @keydown.enter: Enterキーによるイベントを直接捕捉できます。
  • @click: Enterキーによるイベントは発生しません。



AngularにおけるEnterキーイベントの例

Enterキーがクリックイベントをトリガーしない場合:

<button (click)="onClick()">クリック</button>

このコードでは、ボタンがクリックされたときにonClick()メソッドが呼び出されます。Enterキーを押しても、ボタンはクリックされず、onClick()メソッドは実行されません。

<input type="text" (keydown.enter)="onSubmit()">

このコードでは、入力フィールドにフォーカスがあり、Enterキーが押されると、onSubmit()メソッドが呼び出されます。これは、Enterキーがクリックイベントをトリガーする特殊なケースです。

Enterキーのイベントを直接捕捉する場合:

<input type="text" (keydown)="onKeyDown($event)">

このコードでは、入力フィールドにフォーカスがあり、任意のキーが押されると、onKeyDown()メソッドが呼び出されます。$eventオブジェクトには、押されたキーに関する情報が含まれています。Enterキーが押されたかどうかは、$event.key === 'Enter'で確認できます。

Enterキーのイベントを捕捉してデフォルトのブラウザ動作をキャンセルする場合:

<form (submit)="onSubmit()">
  <input type="text" name="username">
  <input type="submit" value="送信">
</form>

このコードでは、フォームが送信されたときにonSubmit()メソッドが呼び出されます。Enterキーが押されると、デフォルトのブラウザ動作であるフォームの送信が実行されます。これをキャンセルするには、onSubmit()メソッド内でevent.preventDefault()を使用します。

onSubmit(event: Event) {
  event.preventDefault();
  // フォームの送信をキャンセルして、独自の処理を実行
}

Enterキーのイベントを捕捉してイベントの伝播を停止する場合:

<div (click)="onDivClick()">
  <button (click)="onButtonClick()">ボタン</button>
</div>



テンプレート駆動フォーム

  • ngSubmit ディレクティブ:
    • フォーム要素に (ngSubmit) ディレクティブを適用します。
    • フォーム内の入力要素でEnterキーが押されると、ngSubmit ディレクティブに関連付けられたメソッドがトリガーされます。
<form (ngSubmit)="onSubmit()">
  <input type="text" name="username">
  <button type="submit">送信</button>
</form>

Reactive Forms

  • FormControlvalueChanges Observable:
    • FormControlvalueChanges Observableを購読します。
    • 入力フィールドの値が変更されるたびに、Observableがイベントを発火します。
    • Enterキーが押されたときも値が変更されるため、このイベントを捕捉して処理することができます。

``typescript import { Component } from '@angular/core'; import { FormControl } from '@angular/forms';

@Component({ selector: 'app-my-component', templateUrl: './my-component.html', styleUrls: ['./my-component.css'] }) export class MyComponent { username = new FormControl('');  

ngOnInit() { this.username.valueChanges.subscribe(value => { if (/* Enterキーが押されたかどうかの条件判断 */) { // Enterキーが押されたときの処理 } }); } }


### 3. **ViewChild** と ElementRef
* **ViewChild** で入力要素を取得し、**ElementRef** を使ってDOM要素にアクセスします。
* JavaScriptのイベントリスナーを使って、Enterキーのイベントを直接リスニングします。

```typescript
import { Component, ViewChild, ElementRef } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my-component.html',
  styleUrls: ['./my-component.css']
})
export class MyCompone   nt {
  @ViewChild('myInput') myInput: ElementRef;

  ngOnInit() {
    this.myInput.nativeElement.addEventListener('keydown', (event) => {
      if (event.key === 'Enter') {
        // Enterキーが押されたときの処理
      }
    });
  }
}

angular dom-events



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