CSSセレクタの違い
CSSのドット(.)とハッシュ(#)の違いについて
CSSにおいて、ドット(.)とハッシュ(#)は、要素のスタイルを指定するセレクタとして使用されます。それぞれの意味と使い方は以下の通りです。
ドット(.)
- 例
この場合、.my-class { color: blue; font-size: 16px; }
my-class
というクラスが指定されたすべての要素に、青色のフォントサイズ16pxのスタイルが適用されます。 - 使い方
要素にクラス属性を指定し、そのクラス名にドットを付けてセレクタとして使用します。 - 意味
クラスセレクタ
ハッシュ(#)
- 例
この場合、#my-element { background-color: red; width: 200px; height: 100px; }
my-element
というIDが指定された要素にのみ、赤い背景色と幅200px、高さ100pxのスタイルが適用されます。
- ハッシュ(#)
1つの要素に固有のスタイルを適用したい場合に使用します。
注意点
- クラスセレクタは、複数の要素に同じクラス名を指定することができます。
- IDセレクタは、1つのHTMLドキュメント内で同じID名は重複できません。
CSSセレクタの違い: ドット(.)とハッシュ(#)の具体的な例
ドット(.)を使ったクラスセレクタの例
<div class="my-class">これはクラスセレクタの例です。</div>
<div class="my-class">同じクラスを指定した要素にもスタイルが適用されます。</div>
.my-class {
color: blue;
font-size: 16px;
}
この場合、my-class
というクラスが指定されたすべての要素に、青色のフォントサイズ16pxのスタイルが適用されます。
ハッシュ(#)を使ったIDセレクタの例
<div id="my-element">これはIDセレクタの例です。</div>
#my-element {
background-color: red;
width: 200px;
height: 100px;
}
この場合、my-element
というIDが指定された要素にのみ、赤い背景色と幅200px、高さ100pxのスタイルが適用されます。
属性セレクタ
要素の属性に基づいてスタイルを指定します。
- 例
この場合、input[type="text"] { border: 1px solid #ccc; }
type
属性がtext
であるすべての<input>
要素に、灰色のボーダーが適用されます。
擬似クラス
- 例
この場合、a:hover { color: red; }
<a>
要素がマウスポインタでホバーされると、赤色になります。
擬似要素
要素の特定の部分をスタイル指定します。
- 例
この場合、p::first-letter { font-size: 24px; }
<p>
要素の最初の文字が24pxのフォントサイズになります。
子セレクタ
親要素の子要素をスタイル指定します。
- 例
この場合、ul li { list-style-type: none; }
<ul>
要素の子要素である<li>
要素のリストスタイルを削除します。
隣接セレクタ
- 例
この場合、p + p { margin-top: 20px; }
<p>
要素の直後の<p>
要素に、上マージン20pxが適用されます。
汎用セレクタ
すべての要素にスタイルを指定します。
- 例
この場合、すべての要素のマージンとパディングを0に設定します。* { margin: 0; padding: 0; }
css css-selectors