Node.js importエラー解決

2024-08-30

JavaScriptのNode.jsにおける「SyntaxError: Unexpected token import」エラーについて

エラーの意味
「SyntaxError: Unexpected token import」は、JavaScriptのNode.js環境で、importキーワードを使用しようとした際に発生するエラーです。これは、Node.jsのデフォルトのCommonJSモジュールシステムでは、importキーワードがサポートされていないためです。

原因

  • ES6モジュールシステム
    importキーワードはES6モジュールシステムで導入されたもので、Node.jsでも使用できますが、特別な設定が必要です。
  • CommonJSモジュールシステム
    Node.jsはデフォルトでCommonJSモジュールシステムを採用しており、モジュールの読み込みにはrequire()関数を使用します。

解決方法

  1. CommonJSモジュールシステムを使用

    • require()関数を使用してモジュールを読み込みます。
    • 例:
      const myModule = require('./myModule');
      
  2. ES6モジュールシステムを使用

    • package.jsonファイルのtypeフィールドを"module"に設定します。
    • 例:
      {
        "type": "module"
      }
      
    • importキーワードを使用してモジュールを読み込みます。
    • 例:
      import myModule from './myModule';
      

注意

  • Node.jsのバージョンによっては、ES6モジュールシステムをサポートしていない場合があります。
  • ES6モジュールシステムを使用する場合、ファイルの拡張子を.mjsにすることもできます。



Node.jsの「SyntaxError: Unexpected token import」エラーと解決方法のコード例

// main.js
const myModule = require('./myModule');

console.log(myModule.hello());

// myModule.js
module.exports = {
  hello: () => {
    return 'Hello from myModule!';
  }
};
  • myModule.jsはCommonJSモジュール形式で、module.exportsを使用してエクスポートしています。
  • main.jsrequire()関数を使用してmyModuleモジュールを読み込んでいます。
// package.json
{
  "type": "module"
}

// main.js
import myModule from './myModule.js';

console.log(myModule.hello());

// myModule.js
export default {
  hello: () => {
    return 'Hello from myModule!';
  }
};
  • myModule.jsはES6モジュール形式で、export defaultを使用してエクスポートしています。
  • package.jsontypeフィールドを"module"に設定して、ES6モジュールシステムを使用することを示しています。

ファイル拡張子を.mjsにする例:

// main.js
import myModule from './myModule.mjs';

console.log(myModule.hello());

// myModule.mjs
export default {
  hello: () => {
    return 'Hello from myModule!';
  }
};
  • ファイル拡張子を.mjsにすることで、Node.jsにES6モジュールシステムを使用することを明確に示します。

エラーが発生する例

// main.js
import myModule from './myModule'; // ここでエラーが発生します

console.log(myModule.hello());



  • 以下は、require()関数を使用した例です:
  • 従来のNode.jsのモジュールシステムであり、require()関数を使用してモジュールを読み込みます。
const myModule = require('./myModule');

console.log(myModule.hello());
  • 以下は、importキーワードを使用した例です:
  • Node.jsのバージョン12.0以降でデフォルトでサポートされています。
  • importキーワードを使用してモジュールを読み込むことができる新しいモジュールシステムです。
import myModule from './myModule.js';

console.log(myModule.hello());
  • 以下は、ファイル拡張子を.mjsにした例です:
import myModule from './myModule.mjs';

console.log(myModule.hello());

Babelを使用してES6モジュールをトランスパイルする

  • この方法を使用すると、古いNode.jsバージョンでもES6モジュールを使用することができます。
  • Babelを使用してES6モジュールをCommonJSモジュールに変換することができます。
// .babelrc
{
  "presets": [
    "@babel/preset-env"
  ]
}

// main.js
import myModule from './myModule.js';

console.log(myModule.hello());

Webpackなどのバンドラーを使用する

  • 以下は、Webpackを使用してモジュールをバンドルする例です:
  • バンドラーを使用すると、モジュール間の依存関係を管理しやすくなります。
  • Webpackなどのバンドラーを使用することで、複数のモジュールを1つのファイルにバンドルすることができます。
// webpack.config.js
module.exports = {
  entry: './main.js',
  output: {
    filename: 'bundle.js'
  }
};

// main.js
import myModule from './myModule.js';

console.log(myModule.hello());

javascript node.js npm



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