非同期パイプとローカル変数でテンプレートをレベルアップ!Angular 2+ の達人になる方法

2024-06-25

Angular 2+ でテンプレート内のローカル変数と非同期パイプを使用する

ローカル変数を使用すると、非同期パイプからの値をテンプレート内で変数に割り当てることができます。これにより、値をより自然に処理し、テンプレート内でより複雑なロジックを実装することができます。

ローカル変数を使用する例

次の例は、非同期パイプとローカル変数を使用して、Hero オブジェクトの Observable をテンプレート内にバインドする方法を示しています。

<ng-container *ngIf="hero$ | async as hero">
  <h2>{{ hero.name }}</h2>
  <p>{{ hero.details }}</p>
</ng-container>

この例では、hero$ は Hero オブジェクトの Observable です。async パイプは、Observable の値を hero というローカル変数に割り当てます。その後、hero 変数はテンプレート内で使用できます。

利点

ローカル変数を使用する利点は次のとおりです。

  • コードがより簡潔で読みやすくなります。
  • テンプレート内でより複雑なロジックを実装することができます。
  • 値をより自然に処理することができます。

注意点

ローカル変数を使用する際には、次の点に注意する必要があります。

  • ローカル変数は、非同期パイプからの値のみで使用できます。

ローカル変数は、Angular 2+ でテンプレート内で非同期パイプを使用する際に役立つ機能です。コードをより簡潔で読みやすくし、テンプレート内でより複雑なロジックを実装することができます。




Angular 2+ でテンプレート内のローカル変数と非同期パイプを使用するサンプルコード

Hero コンポーネント

import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { Hero } from './hero';
import { HeroService } from './hero.service';

@Component({
  selector: 'app-hero',
  templateUrl: './hero.component.html',
  styleUrls: ['./hero.component.css']
})
export class HeroComponent implements OnInit {

  hero$: Observable<Hero>;

  constructor(private heroService: HeroService) { }

  ngOnInit() {
    this.hero$ = this.heroService.getHero(1);
  }
}

Hero テンプレート

<ng-container *ngIf="hero$ | async as hero">
  <h2>{{ hero.name }}</h2>
  <p>{{ hero.details }}</p>
</ng-container>

Hero サービス

import { Injectable } from '@angular/core';
import { HttpClient } from '@angular/common/http';
import { Hero } from './hero';

@Injectable({
  providedIn: 'root'
})
export class HeroService {

  constructor(private http: HttpClient) { }

  getHero(id: number): Observable<Hero> {
    return this.http.get<Hero>(`https://jsonplaceholder.typicode.com/users/${id}`);
  }
}

Hero インターフェース

export interface Hero {
  id: number;
  name: string;
  details: string;
}

app.module.ts

import { BrowserModule } from '@angular/platform-browser';
import { NgModule } from '@angular/core';
import { AppComponent } from './app.component';
import { HeroComponent } from './hero/hero.component';
import { HttpClientModule } from '@angular/common/http';
import { HeroService } from './hero/hero.service';

@NgModule({
  declarations: [
    AppComponent,
    HeroComponent
  ],
  imports: [
    BrowserModule,
    HttpClientModule
  ],
  providers: [HeroService],
  bootstrap: [AppComponent]
})
export class AppModule { }

説明

  1. Hero コンポーネントを作成します。
  2. Hero コンポーネントのテンプレートで、非同期パイプとローカル変数を使用して、Hero オブジェクトの Observable をバインドします。
  3. Hero サービスを作成して、Hero オブジェクトのデータを取得します。
  4. app.module.tsHero コンポーネントと Hero サービスを登録します。

このコードを実行すると、Hero コンポーネントのテンプレートに Hero オブジェクトの名前と詳細が表示されます。

注意事項

このサンプルコードは、あくまでも例であり、実用的なアプリケーションで使用するには、さらに多くのコードが必要になる場合があります。




Angular 2+ でテンプレート内のローカル変数と非同期パイプを使用するその他の方法

サブスクライブとアンサブスクライブ

非同期パイプを使用せずに、テンプレート内で Observable からの値を処理することもできます。これを行うには、コンポーネント内で Observable をサブスクライブし、値が変更されるたびにテンプレートコンテキストを更新する必要があります。

import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { Hero } from './hero';
import { HeroService } from './hero.service';

@Component({
  selector: 'app-hero',
  templateUrl: './hero.component.html',
  styleUrls: ['./hero.component.css']
})
export class HeroComponent implements OnInit {

  hero: Hero;

  constructor(private heroService: HeroService) { }

  ngOnInit() {
    this.heroService.getHero(1).subscribe(hero => this.hero = hero);
  }
}
<h2>{{ hero.name }}</h2>
<p>{{ hero.details }}</p>

この方法の利点は、非同期パイプを使用する必要がないことです。ただし、コードが冗長になり、テンプレートとコンポーネントロジックが密結合になるという欠点があります。

async パイプと let キーワードを使用して、テンプレート内で Observable からの値を処理することもできます。これにより、コードをより簡潔に記述できます。

<ng-container *ngIf="hero$ | async as let hero">
  <h2>{{ hero.name }}</h2>
  <p>{{ hero.details }}</p>
</ng-container>

この方法の利点は、コードが簡潔になることです。ただし、let キーワードは Angular 9 以降でのみ使用できるという欠点があります。

カスタムパイプ

import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';

@Pipe({
  name: 'heroDetails'
})
export class HeroDetailsPipe implements PipeTransform {

  transform(hero: Hero): string {
    return hero.name + ': ' + hero.details;
  }
}
<h2>{{ hero$ | async | heroDetails }}</h2>

この方法の利点は、より柔軟な制御が可能になることです。ただし、コードが複雑になり、メンテナンスが難しくなるという欠点があります。

最良の方法

使用する方法は、特定のニーズによって異なります。コードが簡潔で読みやすいことが重要であれば、async パイプとローカル変数を使用するのが最善の方法です。より柔軟な制御が必要であれば、カスタムパイプを使用するのが最善の方法です。

その他の考慮事項

  • パフォーマンス: 非同期パイプを使用すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。パフォーマンスが重要な場合は、サブスクライブとアンサブスクライブを使用するか、カスタムパイプを使用することを検討してください。
  • コードの簡潔性: コードが簡潔で読みやすいことが重要であれば、async パイプとローカル変数を使用するのが最善の方法です。
  • 柔軟性: より柔軟な制御が必要であれば、カスタムパイプを使用するのが最善の方法です。

Angular 2+ でテンプレート内のローカル変数と非同期パイプを使用するには、いくつかの方法があります。最良の方法を選択するには、特定のニーズを考慮する必要があります。


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