【Mocha/Chai テストの壁を乗り越えろ!】UnhandledPromiseRejectionWarning を撃退する方法

2024-06-23

Mocha/Chai でテスト中に UnhandledPromiseRejectionWarning が発生する原因と解決策

Mocha と Chai は、JavaScript テストスイートを作成するための一般的なツールです。しかし、非同期処理を含むテストを実行する場合、UnhandledPromiseRejectionWarning エラーが発生することがあります。これは、テスト中に処理されずに拒否されたプロミスがあることを示しています。

エラーの原因

このエラーは、主に以下の 2 つの原因で発生します。

  1. テスト内で適切に処理されていない Promise の拒否: テスト内で Promise を使用している場合、その Promise が拒否されたときに適切に処理する必要があります。拒否された Promise をキャッチせずに放置すると、このエラーが発生します。
  2. 外部ライブラリによる Promise の拒否: テスト対象のコードではなく、外部ライブラリによって Promise が拒否される場合もあります。この場合、テストコードでその Promise の拒否を処理する必要があります。

解決策

このエラーを解決するには、以下の方法があります。

    it('should handle rejected promise', () => {
      const promise = new Promise((resolve, reject) => {
        reject(new Error('Promise rejected'));
      });
    
      promise.catch(error => {
        expect(error.message).to.equal('Promise rejected');
      });
    });
    
    1. 外部ライブラリの Promise 拒否を処理する: テスト対象のコードではなく、外部ライブラリによって Promise が拒否される場合は、テストコードでその Promise の拒否を処理する必要があります。これを行うには、unhandledRejection イベントリスナーを使用できます。
    before(() => {
      process.on('unhandledRejection', (error) => {
        console.error('Unhandled rejection:', error);
      });
    });
    

    補足

    • Mocha v4 以降では、done コールバックを使用して非同期テストを完了する必要がなくなりました。代わりに、await キーワードを使用して非同期処理を待つことができます。
    • Chai v4 以降では、should API は非推奨になりました。代わりに、expect API を使用する必要があります。

      上記以外にも、このエラーが発生する原因は様々考えられます。問題解決には、具体的なエラーメッセージやコードを確認する必要があります。また、テスト対象のコードや使用しているライブラリのドキュメントを参照することも有効です。




      サンプルコード: Mocha/Chai で UnhandledPromiseRejectionWarning を処理する

      テスト内で Promise の拒否を処理する

      const chai = require('chai');
      const expect = chai.expect;
      const { describe, it } = require('mocha');
      
      describe('Promise handling', () => {
        it('should handle rejected promise', () => {
          const promise = new Promise((resolve, reject) => {
            reject(new Error('Promise rejected'));
          });
      
          promise.catch(error => {
            expect(error.message).to.equal('Promise rejected');
          });
        });
      });
      
      const chai = require('chai');
      const expect = chai.expect;
      const { describe, it } = require('mocha');
      
      before(() => {
        process.on('unhandledRejection', (error) => {
          console.error('Unhandled rejection:', error);
        });
      });
      
      describe('External promise handling', () => {
        it('should handle external promise rejection', () => {
          // 外部ライブラリが提供する Promise を使用する
          const externalPromise = externalLibrary.fetchSomething();
      
          externalPromise.catch(error => {
            expect(error.message).to.equal('External promise rejected');
          });
        });
      });
      
      • 上記のコードはあくまで一例です。実際の状況に合わせてコードを調整する必要があります。
      • Mocha と Chai の最新バージョンを使用することを推奨します。
      • テスト対象のコードや使用しているライブラリのドキュメントも参照してください。



      Mocha/Chai で UnhandledPromiseRejectionWarning を処理するその他の方法

      Mocha には、--allow-unhandled-errors オプションがあります。このオプションを指定すると、Mocha は UnhandledPromiseRejectionWarning エラーを無視し、テストを続行します。

      mocha --allow-unhandled-errors test/index.js
      

      async/await を使用する

      it('should handle promise with async/await', async () => {
        try {
          await Promise.reject(new Error('Promise rejected'));
        } catch (error) {
          expect(error.message).to.equal('Promise rejected');
        }
      });
      

      Chai には、assert.throws アサーションがあります。このアサーションを使用して、特定のエラーがスローされることをテストできます。

      it('should throw error', () => {
        expect(() => {
          Promise.reject(new Error('Promise rejected'));
        }).to.throw('Promise rejected');
      });
      

      注意事項

      • --allow-unhandled-errors オプションを使用すると、テストで発生したエラーを見逃してしまう可能性があります。本番環境で使用する前に、十分なテストを行ったことを確認してください。
      • async/await は、Promise を処理するより簡潔な方法ですが、Mocha v4 以降でのみ使用できます。
      • assert.throws アサーションは、特定のエラーがスローされることをテストするのに役立ちますが、エラーの詳細を検証することはできません。

      これらの方法は、状況に応じて使い分けることができます。どの方法が最適かは、テスト対象のコードや使用しているライブラリによって異なります。


        javascript node.js promise


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