Angular / JavaScript で発生する TypeScript TS7015 エラーの解決策

2024-07-27

TypeScript TS7015 エラーの原因と解決方法

Element implicitly has an 'any' type because index expression is not of type 'number'.

このエラーは、[] 演算子を使ってオブジェクトの要素にアクセスしようとしているが、インデックスが数値型ではない場合に発生します。

原因:

このエラーが発生する主な理由は以下の 2 つです。

  1. インデックスが文字列型の場合: オブジェクトのキーは通常、数値型ですが、文字列型の場合もあります。
  2. インデックスが変数の場合: インデックスを変数で指定している場合、その変数の型が数値型ではない可能性があります。

解決方法:

このエラーを解決するには、以下の方法があります。

  1. インデックスを数値型に変換する: 文字列型や変数で指定しているインデックスを、数値型に変換する必要があります。
  2. as 演算子を使用する: インデックスの型が確実に数値型である場合、as 演算子を使用して型を明示的に指定できます。
  3. keyof 演算子を使用する: オブジェクトのキーのリストを取得したい場合は、keyof 演算子を使用できます。

例:

// インデックスが文字列型の場合
const obj = { name: "John", age: 30 };
const name = obj["name"]; // エラーが発生

// 解決策 1: インデックスを数値型に変換
const name = obj[0]; // エラーが発生しない

// 解決策 2: `as` 演算子を使用
const name = obj["name"] as string; // エラーが発生しない

// インデックスが変数の場合
const index = "name";
const name = obj[index]; // エラーが発生

// 解決策 1: インデックスを数値型に変換
const index = 0;
const name = obj[index]; // エラーが発生しない

// 解決策 2: `as` 演算子を使用
const name = obj[index as number]; // エラーが発生しない

// `keyof` 演算子を使用
const keys = Object.keys(obj); // ["name", "age"]
const name = obj[keys[0]]; // エラーが発生しない
  • このエラーは、Angular や JavaScript でも発生します。
  • 上記の解決方法以外にも、状況に応じて他の方法で解決できる場合があります。



const obj = { name: "John", age: 30 };

// エラーが発生: インデックスが文字列型
const name = obj["name"];

// 解決策 1: インデックスを数値型に変換
const name = obj[0]; // エラーが発生しない

// 解決策 2: `as` 演算子を使用
const name = obj["name"] as string; // エラーが発生しない
const index = "name";

// エラーが発生: インデックスの型が確実に数値型ではない
const name = obj[index];

// 解決策 1: インデックスを数値型に変換
const index = 0;
const name = obj[index]; // エラーが発生しない

// 解決策 2: `as` 演算子を使用
const name = obj[index as number]; // エラーが発生しない

例 3: keyof 演算子を使用

const keys = Object.keys(obj); // ["name", "age"]

// エラーが発生しない: `keyof` 演算子で取得したキーは文字列型
const name = obj[keys[0]];

実行方法:

上記コードを TypeScript ファイルに保存し、tsc コマンドでコンパイルします。

tsc sample.ts

コンパイルが成功すると、sample.js という JavaScript ファイルが生成されます。

node sample.js



オブジェクトにインデックスシグネチャを定義することで、文字列型のインデックスを使ってオブジェクトの要素にアクセスできるようになります。

interface MyObject {
  [key: string]: string;
}

const obj: MyObject = { name: "John", age: "30" };

// エラーが発生しない: インデックスシグネチャによって文字列型のインデックスが許可される
const name = obj["name"];

Record 型を使用する

Record 型は、キーと値の型を指定して新しいオブジェクト型を作成できる型です。

const obj: Record<string, string> = { name: "John", age: "30" };

// エラーが発生しない: `Record` 型によって文字列型のインデックスが許可される
const name = obj["name"];

オプショナルチェーン演算子を使用する

オプショナルチェーン演算子 (?.) を使用すると、プロパティが存在しない場合でもエラーが発生せずに値を取得できます。

const obj = { name: "John" };

// エラーが発生しない: オプショナルチェーン演算子によってプロパティが存在しない場合でもエラーが発生しない
const name = obj?.name;

null 許容型を使用する

インデックスが null になる可能性がある場合は、null 許容型を使用できます。

const obj: { [key: string]: string | null } = { name: "John", age: null };

// エラーが発生しない: `null` 許容型によってインデックスが `null` になる可能性が許容される
const name = obj["name"];

型ガードを使用する

型ガードを使用して、インデックスの型を確実に特定することができます。

function isString(value: any): value is string {
  return typeof value === "string";
}

const obj = { name: "John", age: 30 };

if (isString(obj["name"])) {
  // エラーが発生しない: 型ガードによってインデックスが確実に文字列型であることが確認される
  const name = obj["name"];
}
  • 上記の解決方法は、状況によって使い分ける必要があります。
  • どの方法を使用するのが最適かは、コードの構造や要件によって異なります。

javascript angular typescript



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