Promise.allを使ってArray.forEachと非同期処理を並行実行する

2024-04-02

JavaScript, Node.js: Array.forEach は非同期ですか?

非同期処理とは、プログラムが処理を続けながら、別の処理を同時に実行する仕組みです。例えば、API へのリクエストやファイルの読み込みなど、完了までに時間がかかる処理を非同期で行うことで、プログラム全体の処理速度を向上させることができます。

Array.forEach は、配列内の各要素に対して順番に処理を行う関数です。

const arr = [1, 2, 3];

arr.forEach((element) => {
  console.log(element);
});

このコードは、123 を順番にコンソールに出力します。

しかし、forEach の中で非同期処理を行うと、処理の順番が直感と異なる場合があります。

const arr = [1, 2, 3];

arr.forEach((element) => {
  setTimeout(() => {
    console.log(element);
  }, 1000);
});

このコードは、123 を順番に出力する…ように見えますが、実際には 1 秒後に 1、2 秒後に 2、3 秒後に 3 が出力されます。これは、setTimeout 関数が非同期処理を行うためです。

非同期処理と forEach の注意点

非同期処理と forEach を一緒に使う場合の注意点

  • 処理の順番が保証されない
  • 処理が完了したかどうかを判断する必要がある
  • エラー処理が複雑になる
  • async/await を使う
  • Promise.all を使う
  • for ループを使う
  • Array.forEach 自体は非同期ではありません。



async/await を使う

const arr = [1, 2, 3];

async function asyncForEach(arr) {
  for (const element of arr) {
    await doSomethingAsync(element);
  }
}

asyncForEach(arr).then(() => {
  // 処理完了
});

async function doSomethingAsync(element) {
  return new Promise((resolve) => {
    setTimeout(() => {
      console.log(element);
      resolve();
    }, 1000);
  });
}

Promise.all を使う

const arr = [1, 2, 3];

const promises = arr.map((element) => {
  return doSomethingAsync(element);
});

Promise.all(promises).then(() => {
  // 処理完了
});

function doSomethingAsync(element) {
  return new Promise((resolve) => {
    setTimeout(() => {
      console.log(element);
      resolve();
    }, 1000);
  });
}

このコードは、Promise.all を使って、forEach の中で非同期処理を並行して実行します。

for ループを使う

const arr = [1, 2, 3];

for (let i = 0; i < arr.length; i++) {
  await doSomethingAsync(arr[i]);
}

function doSomethingAsync(element) {
  return new Promise((resolve) => {
    setTimeout(() => {
      console.log(element);
      resolve();
    }, 1000);
  });
}

これらのサンプルコードは、Array.forEach と非同期処理を一緒に使う方法を理解するのに役立ちます。




Array.forEach と非同期処理を一緒に使うその他の方法

forEach の代わりに map を使う

const arr = [1, 2, 3];

const promises = arr.map((element) => {
  return doSomethingAsync(element);
});

Promise.all(promises).then(() => {
  // 処理完了
});

function doSomethingAsync(element) {
  return new Promise((resolve) => {
    setTimeout(() => {
      console.log(element);
      resolve();
    }, 1000);
  });
}

map は、配列の各要素に対して処理を行い、新しい配列を返す関数です。forEach と同様に、map の中で非同期処理を行うことができます。

import { from } from 'rxjs';
import { map, mergeMap } from 'rxjs/operators';

const arr = [1, 2, 3];

const observable$ = from(arr).pipe(
  map((element) => {
    return doSomethingAsync(element);
  }),
  mergeMap((observable) => observable)
);

observable$.subscribe(() => {
  // 処理完了
});

function doSomethingAsync(element) {
  return new Promise((resolve) => {
    setTimeout(() => {
      console.log(element);
      resolve();
    }, 1000);
  });
}

RxJS は、非同期処理を扱うためのライブラリです。from 関数は、配列を Observable に変換します。map オペレータは、Observable の各要素に対して処理を行い、新しい Observable を返します。mergeMap オペレータは、Observable の各要素を別の Observable に変換し、それらを結合します。

これらの方法を使うことで、Array.forEach と非同期処理を柔軟に扱うことができます。


javascript arrays asynchronous


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