tsconfig.json エラー 解決方法

2024-10-11

Japanese Translation: "tsconfig.json: Build:No inputs were found in config file"

日本語訳

「tsconfig.json」ファイル内のビルド設定で、入力ファイルが指定されていないというエラーメッセージです。

詳細解説

  • 入力ファイル
    コンパイルの対象となる TypeScript ファイルです。
  • ビルド
    TypeScript コードを JavaScript にコンパイルする処理です。
  • tsconfig.json
    TypeScript プロジェクトの設定ファイルです。

このエラーは、tsconfig.json ファイル内の include または files プロパティに、コンパイルしたい TypeScript ファイルのパスが正しく設定されていない場合に発生します。


{
  "compilerOptions": {
    // ...
  },
  "include": [
    "src/**/*"
  ]
}

上記の例では、src ディレクトリとそのサブディレクトリ内のすべての TypeScript ファイルがコンパイルの対象となります。

解決方法

  1. ファイルパスを確認
    指定したファイルパスが正しいことを確認してください。
  2. ディレクトリ構造を確認
    TypeScript ファイルが指定したディレクトリに存在することを確認してください。



Japanese Translation: Example Codes for "tsconfig.json: Build:No inputs were found in config file" and "tsconfig.json Error Resolution"

Example 1: Incorrect File Path in include Property

{
  "compilerOptions": {
    // ...
  },
  "include": [
    "src/typescripts/files" // Incorrect path
  ]
}

この例では、include プロパティに指定されたファイルパスが間違っています。正しいパスは src/typescript/files になるはずです。

Example 2: Missing include or files Property

{
  "compilerOptions": {
    // ...
  }
}

この例では、include または files プロパティが完全に欠けています。これにより、コンパイラはコンパイル対象のファイルを見つけられません。

Example 3: Correct Configuration with files Property

{
  "compilerOptions": {
    // ...
  },
  "files": [
    "src/index.ts",
    "src/utils/helpers.ts"
  ]
}

この例では、files プロパティを使用して、コンパイル対象のファイルを直接指定しています。

{
  "compilerOptions": {
    // ...
  },
  "include": [
    "src/**/*"
  ]
}

Error Resolution Steps:

  1. 確認
    tsconfig.json ファイルを開き、include または files プロパティが正しく設定されていることを確認します。
  2. エラーメッセージ確認
    エラーメッセージに含まれるヒントに従って問題を解決します。



コマンドラインからの直接コンパイル:

tsc コマンドを使用して、直接コンパイルを実行することもできます。

tsc src/index.ts

これにより、src/index.ts ファイルがコンパイルされます。

IDE またはエディタの統合:

多くの IDE やエディタは、TypeScript のサポートを組み込んでいます。これらのツールを使用すると、プロジェクトの設定ファイル(tsconfig.json)を読み込んで、ビルドプロセスを自動化できます。

Visual Studio Code の例

  1. プロジェクトを開く。
  2. Terminal > Run Build Task を選択する。
  3. tsc: build タスクを選択する。

タスクランナーの使用:

Gulp、Grunt、Webpack などのタスクランナーを使用して、ビルドプロセスを自動化することもできます。これらのツールは、複数のタスクを定義して実行できるため、複雑なプロジェクトの管理に役立ちます。

Gulp の例

const gulp = require('gulp');
const ts = require('gulp-typescript');

gulp.task('build', () => {
  return gulp.src('src/**/*.ts')
    .pipe(ts({
      outDir: 'dist'
    }))
    .pipe(gulp.dest('dist'));
});

この例では、Gulp を使用して、src ディレクトリ内のすべての TypeScript ファイルをコンパイルし、dist ディレクトリに出力します。


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