TypeScript での型の拡張

2024-08-31

たとえば、以下のように、Personという型を定義することができます。

interface Person {
  name: string;
  age: number;
}

この型は、nameageのプロパティを持つオブジェクトを表します。

その後、この型を拡張して、Studentという新しい型を作成することができます。

interface Student extends Person {
  studentId: string;
  grade: number;
}

この型は、Person型のすべてのプロパティに加えて、studentIdgradeのプロパティを持つオブジェクトを表します。




TypeScript での型の拡張: 例

基本的な拡張

interface Person {
  name: string;
  age: number;
}

interface Student extends Person {
  studentId: string;
  grade: number;
}

const student: Student = {
  name: "John Doe",
  age: 20,
  studentId: "12345",
  grade: 3
};
  • student変数
    Student型のオブジェクトを作成し、すべてのプロパティに値を割り当てます。
  • Studentインターフェース
    Personインターフェースを継承し、studentIdgradeのプロパティを追加します。
  • Personインターフェース
    nameageのプロパティを持つ基本的な人の情報を表します。

インターフェースの多重継承

interface Teacher {
  subject: string;
}

interface StudentTeacher extends Student, Teacher {
  experience: number;
}

const studentTeacher: StudentTeacher = {
  name: "Jane Smith",
  age: 30,
  studentId: "67890",
  grade: 4,
  subject: "Math",
  experience: 5
};
  • StudentTeacherインターフェース
    StudentTeacherインターフェースを継承し、experienceプロパティを追加します。
  • Teacherインターフェース
    教師の情報を表します。

型の拡張とジェネリック

interface Animal {
  name: string;
}

interface Dog extends Animal {
  breed: string;
}

interface Cat extends Animal {
  color: string;
}

function printAnimal<T extends Animal>(animal: T) {
  console.log(animal.name);
}

const dog: Dog = { name: "Buddy", breed: "Golden Retriever" };
const cat: Cat = { name: "Whiskers", color: "Black" };

printAnimal(dog); // Output: Buddy
printAnimal(cat); // Output: Whiskers
  • 関数呼び出し
    printAnimal関数にDog型とCat型のオブジェクトを渡すことができます。
  • 型引数
    Tは、Animalを継承する型を表します。
  • ジェネリック関数
    printAnimal関数は、Animalを継承する任意の型を受け取ることができます。



ミックスイン

ミックスインは、複数のオブジェクトのプロパティを組み合わせる方法です。TypeScriptでは、ミックスインをシミュレートするために、インターフェースを組み合わせることができます。

interface MixinA {
  propertyA: string;
}

interface MixinB {
  propertyB: number;
}

interface TargetClass extends MixinA, MixinB {
  propertyC: boolean;
}

const target: TargetClass = {
  propertyA: "valueA",
  propertyB: 123,
  propertyC: true
};

ユーティリティ型

ユーティリティ型は、既存の型を操作して新しい型を作成するための便利な型です。TypeScriptには、多くの組み込みユーティリティ型が提供されています。

interface Person {
  name: string;
  age: number;
}

type ReadonlyPerson = Readonly<Person>; // Person型のプロパティをすべて読み取り専用にする

const readonlyPerson: ReadonlyPerson = {
  name: "John Doe",
  age: 20
};

// readonlyPerson.name = "Jane Smith"; // エラー: Readonly<Person>型のプロパティは読み取り専用です

条件付き型

条件付き型は、型の条件に基づいて異なる型を返す型です。

type Nullable<T> = T | null;

type MaybeUser = Nullable<User>;

const maybeUser: MaybeUser = null;

マッピング型

マッピング型は、既存の型のプロパティを新しい型に変換するための型です。

interface Person {
  name: string;
  age: number;
}

type ReadonlyPerson2 = {
  [P in keyof Person]: Readonly<Person[P]>;
};

const readonlyPerson2: ReadonlyPerson2 = {
  name: "John Doe",
  age: 20
};

javascript typescript



テキストエリア自動サイズ調整 (Prototype.js)

Prototype. js を使用してテキストエリアのサイズを自動調整する方法について説明します。Prototype. js を読み込みます。window. onload イベントを使用して、ページの読み込み後にスクリプトを実行します。$('myTextarea') でテキストエリアの要素を取得します。...


JavaScript数値検証 IsNumeric() 解説

JavaScriptでは、入力された値が数値であるかどうかを検証する際に、isNaN()関数やNumber. isInteger()関数などを利用することが一般的です。しかし、これらの関数では小数点を含む数値を適切に検出できない場合があります。そこで、小数点を含む数値も正しく検証するために、IsNumeric()関数を実装することが有効です。...


jQueryによるHTMLエスケープ解説

JavaScriptやjQueryでHTMLページに動的にコンテンツを追加する際、HTMLの特殊文字(<, >, &, など)をそのまま使用すると、意図しないHTML要素が生成される可能性があります。これを防ぐために、HTML文字列をエスケープする必要があります。...


JavaScriptフレームワーク:React vs Vue.js

JavaScriptは、Webページに動的な機能を追加するために使用されるプログラミング言語です。一方、jQueryはJavaScriptライブラリであり、JavaScriptでよく行う操作を簡略化するためのツールを提供します。jQueryを学ぶ場所...


JavaScriptオブジェクトプロパティの未定義検出方法

JavaScriptでは、オブジェクトのプロパティが定義されていない場合、そのプロパティへのアクセスはundefinedを返します。この現象を検出して適切な処理を行うことが重要です。最も単純な方法は、プロパティの値を直接undefinedと比較することです。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



JavaScript、HTML、CSSでWebフォントを検出する方法

CSS font-family プロパティを使用するCSS font-family プロパティは、要素に適用されるフォントファミリーを指定するために使用されます。このプロパティを使用して、Webページで使用されているフォントのリストを取得できます。


ポップアップブロック検知とJavaScript

ポップアップブロックを検知する目的ポップアップブロックはユーザーのプライバシーやセキュリティを保護するためにブラウザに組み込まれている機能です。そのため、ポップアップブロックが有効になっている場合、ポップアップを表示することができません。この状況を検知し、適切な対策を講じるために、JavaScriptを使用することができます。


HTML要素の背景色をJavaScriptでCSSプロパティを使用して設定する方法

JavaScriptを使用すると、CSSプロパティを動的に変更して、HTML要素の背景色を制御できます。この方法により、ユーザーの入力やページの状況に応じて、背景色をカスタマイズすることができます。HTML要素の参照を取得HTML要素の参照を取得


JavaScript オブジェクトの長さについて

JavaScriptにおけるオブジェクトは、プロパティとメソッドを持つデータ構造です。プロパティはデータの値を保持し、メソッドはオブジェクトに対して実行できる関数です。JavaScriptの標準的なオブジェクトには、一般的に「長さ」という概念はありません。これは、配列のようなインデックスベースのデータ構造ではないためです。


JavaScriptグラフ可視化ライブラリ解説

JavaScriptは、ウェブブラウザ上で動作するプログラミング言語です。その中で、グラフの可視化を行うためのライブラリが数多く存在します。これらのライブラリは、データ構造やアルゴリズムを視覚的に表現することで、理解を深める助けとなります。