ベンチマーク結果で比較:children()とfind()の速度

2024-04-12

jQueryで最も速いchildren()とfind()

速度

結論から言うと、一般的にfind()の方がchildren()よりも高速です。

  • children()は直近の子要素のみを取得します。
  • find()はすべての子孫要素を検索します。

つまり、children()find()よりも検索範囲が狭いため、高速になる可能性があります。

ただし、以下の条件の場合、children()の方が高速になる可能性があります。

  • 子要素の数が少ない
  • 子要素が複雑なセレクターで指定されている

動作

children()とfind()は、取得する要素の範囲だけでなく、以下の動作にも違いがあります。

動作children()find()
取得する要素直近の子要素のみすべての子孫要素
フィルター処理可能可能
キャッシュ使用しない使用する
パフォーマンス高速(場合によっては)高速
複雑なセレクター遅い高速

以下は、それぞれの特徴を活かした使い分け例です。

  • children()
    • 直近の子要素のみを取得したい場合
  • find()
    • 複雑なセレクターで子要素を指定したい場合

ベンチマーク

以下のベンチマーク結果 (https://liginc.co.jp/programmer/archives/5183) を参考に、状況によって使い分けることをおすすめします。

- $('#id . class') -> 164.6142ms
- $('#id > . class') -> 110.6903ms
- $('#id'). find('. class') -> 7.22545ms
- $('#id'). children('. class') -> 9.88115ms

children()find()はそれぞれ異なる特性を持つため、状況に合わせて使い分けることが重要です。

  • 速度を重視する場合は、find()の方が高速になる可能性が高いです。
  • 複雑なセレクターで子要素を指定したい場合は、find()を使う必要があります。

それぞれの特性を理解して、パフォーマンスと使いやすさのバランスを考慮しながら使い分けましょう。

補足

  • パフォーマンスは、ブラウザや環境によって異なる場合があります。



<div id="parent">
  <div class="child">子要素1</div>
  <div class="child">子要素2</div>
  <div class="grandchild">孫要素1</div>
  <div class="grandchild">孫要素2</div>
</div>
// 直近の子要素のみを取得
const children = $('#parent').children('.child');

// すべての子孫要素を取得
const find = $('#parent').find('.child');

// 子要素の数を出力
console.log('children:', children.length); // 2
console.log('find:', find.length); // 4

// 子要素の内容を出力
children.each(function() {
  console.log($(this).text());
});

// 子孫要素の内容を出力
find.each(function() {
  console.log($(this).text());
});

このコードを実行すると、以下の出力が得られます。

children: 2
find: 4
子要素1
子要素2
子要素1
子要素2
孫要素1
孫要素2

出力結果の説明

  • childrenは、#parentの直近の子要素である.child要素のみを取得します。

このように、children()find()は、取得する要素の範囲が異なることが分かります。




子要素を取得するその他の方法

children().next()/.prev()を組み合わせることで、特定の子要素のみを取得できます。

<div id="parent">
  <div class="child">子要素1</div>
  <div class="child">子要素2</div>
  <div class="child">子要素3</div>
</div>
// 子要素2のみを取得
const child2 = $('#parent').children('.child').next();

// 子要素1と子要素2を取得
const children12 = $('#parent').children('.child').nextAll('.child');

// 子要素2と子要素3を取得
const children23 = $('#parent').children('.child').prevAll('.child');

.eq()を使用して、特定の位置にある子要素を取得できます。

<div id="parent">
  <div class="child">子要素1</div>
  <div class="child">子要素2</div>
  <div class="child">子要素3</div>
</div>
// 2番目の子要素を取得
const child2 = $('#parent').children('.child').eq(1);

// 最初の2つの要素を取得
const children12 = $('#parent').children('.child').eq(0, 1);
<div id="parent">
  <div class="child active">子要素1</div>
  <div class="child">子要素2</div>
  <div class="child disabled">子要素3</div>
</div>
// 有効な子要素のみを取得
const activeChildren = $('#parent').children('.child').filter('.active');

// 無効な子要素のみを取得
const disabledChildren = $('#parent').children('.child').filter('.disabled');

.slice()を使用して、子要素の範囲を取得できます。

<div id="parent">
  <div class="child">子要素1</div>
  <div class="child">子要素2</div>
  <div class="child">子要素3</div>
</div>
// 最初の2つの要素を取得
const children12 = $('#parent').children('.child').slice(0, 2);

// 2番目以降の要素を取得
const children23 = $('#parent').children('.child').slice(1);

これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。状況に合わせて最適な方法を選択してください。

.closest()は、現在の要素から最も近い親要素を取得します。

<div id="parent">
  <div class="child">
    <div class="grandchild">子要素</div>
  </div>
</div>
// 子要素から親要素を取得
const parent = $('.grandchild').closest('.child');
<div id="parent">
  <div class="child">
    <div class="grandchild">子要素</div>
  </div>
</div>
// 子要素から親要素すべてを取得
const parents = $('.grandchild').parents();

これらの方法は、親要素を取得したい場合に役立ちます。

jQueryで子要素を取得する方法は、children()find()以外にも多数あります。状況に合わせて最適な方法を選択してください。


jquery jquery-selectors


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