React Router v4/v5 でネストされたルートを使用するサンプルコード

2024-04-02

React Router v4/v5 でネストされたルートを使用する

ネストされたルートとは、URL の異なる部分に基づいて異なるコンポーネントを表示する階層的な構造です。例えば、以下のような URL 構造を持つアプリケーションがあるとします。

/
/about
/products
/products/1
/products/2

この場合、/ ルートは Home コンポーネントを表示し、/about ルートは About コンポーネントを表示します。/products ルートは Products コンポーネントを表示し、/products/1/products/2 ルートはそれぞれ Product コンポーネントを表示しますが、異なる製品 ID を渡します。

ネストされたルートの設定方法

React Router v4 と v5 でネストされたルートを設定するには、Route コンポーネントを使用します。

v4 の場合

<Router>
  <Route path="/" component={Home} />
  <Route path="/about" component={About} />
  <Route path="/products" component={Products}>
    <Route path="/products/:id" component={Product} />
  </Route>
</Router>
<BrowserRouter>
  <Switch>
    <Route exact path="/" component={Home} />
    <Route exact path="/about" component={About} />
    <Route path="/products">
      <Switch>
        <Route exact path="/products" component={Products} />
        <Route path="/products/:id" component={Product} />
      </Switch>
    </Route>
  </Switch>
</BrowserRouter>

上記コードでは、Route コンポーネントの path プロパティを使用して、URL のどの部分に一致するかを指定します。:id は、Product コンポーネントに渡される動的なパスパラメータです。

ネストされたルートを使用する利点は次のとおりです。

  • コードの整理: アプリケーションのナビゲーションロジックを整理しやすくなります。
  • 再利用性: 共通のレイアウトやコンポーネントを複数のルートで再利用できます。
  • 保守性: アプリケーションの規模が大きくなっても、コードを管理しやすくなります。

ネストされたルートを使用する際には、次の点に注意する必要があります。

  • URL の構造: URL 構造は、ユーザーにとって理解しやすいものにする必要があります。
  • パラメータの渡し方: 動的なパスパラメータは、コンポーネント間で正しく渡されるようにする必要があります。
  • エラー処理: 404 エラーなどのエラーを適切に処理する必要があります。

React Router v4/v5 でネストされたルートを使用すると、複雑なアプリケーションのナビゲーションを構築できます。コードの整理、再利用性、保守性の向上などの利点があります。




アプリケーションの構造

├── App.js
├── components
│   ├── About.js
│   ├── Home.js
│   ├── Products.js
│   └── Product.js
└── index.js

App.js

import React from 'react';
import { BrowserRouter as Router, Switch, Route } from 'react-router-dom';

import Home from './components/Home';
import About from './components/About';
import Products from './components/Products';
import Product from './components/Product';

function App() {
  return (
    <Router>
      <Switch>
        <Route exact path="/" component={Home} />
        <Route exact path="/about" component={About} />
        <Route path="/products">
          <Switch>
            <Route exact path="/products" component={Products} />
            <Route path="/products/:id" component={Product} />
          </Switch>
        </Route>
      </Switch>
    </Router>
  );
};

export default App;

Home.js

import React from 'react';

function Home() {
  return (
    <div>
      <h1>Home</h1>
      <p>This is the home page.</p>
    </div>
  );
};

export default Home;

About.js

import React from 'react';

function About() {
  return (
    <div>
      <h1>About</h1>
      <p>This is the about page.</p>
    </div>
  );
};

export default About;

Products.js

import React from 'react';

function Products() {
  return (
    <div>
      <h1>Products</h1>
      <p>This is the products page.</p>
    </div>
  );
};

export default Products;
import React from 'react';

function Product({ match }) {
  const { id } = match.params;

  return (
    <div>
      <h1>Product {id}</h1>
      <p>This is the product page for product {id}.</p>
    </div>
  );
};

export default Product;

index.js

import React from 'react';
import ReactDOM from 'react-dom';

import App from './App';

ReactDOM.render(<App />, document.getElementById('root'));

このコードを実行すると、以下の URL 構造を持つアプリケーションが起動します。

/
/about
/products
/products/1
/products/2

それぞれの URL にアクセスすると、それに応じたコンポーネントが表示されます。

このサンプルコードは、React Router v4/v5 でネストされたルートを使用する方法を理解するのに役立ちます。




ネストされたルートを設定する他の方法

<Switch> コンポーネントを使用する

Switch コンポーネントは、複数のルートを定義し、そのうち最初の 1 つに一致するルートのみを表示します。

<Switch>
  <Route exact path="/" component={Home} />
  <Route exact path="/about" component={About} />
  <Route path="/products">
    <Switch>
      <Route exact path="/products" component={Products} />
      <Route path="/products/:id" component={Product} />
    </Switch>
  </Route>
</Switch>

上記のコードでは、/products ルートにアクセスすると、Products コンポーネントと Product コンポーネントの両方が表示されます。これは、Switch コンポーネントが最初のルート (/products) に一致するためです。

Redirect コンポーネントは、ユーザーを別の URL にリダイレクトするために使用されます。

<Route path="/old-route" render={() => <Redirect to="/new-route" />} />

上記のコードでは、/old-route にアクセスすると、ユーザーは /new-route にリダイレクトされます。

Route コンポーネントの children プロパティを使用して、ネストされたルートを定義することができます。

<Route path="/products">
  <Products />
  <Route path="/products/:id" component={Product} />
</Route>

上記のコードでは、/products ルートにアクセスすると、Products コンポーネントが表示されます。/products/:id ルートにアクセスすると、Products コンポーネントと Product コンポーネントの両方が表示されます。

上記の方法は、React Router v4/v5 でネストされたルートを設定する代替方法です。それぞれの方法には利点と欠点があるため、アプリケーションの要件に応じて適切な方法を選択する必要があります。

  • アプリケーションが単純な場合は、Route コンポーネントのみで十分です。
  • アプリケーションが複雑な場合は、Switch コンポーネント、Redirect コンポーネント、Route コンポーネントの children プロパティを使用して、ネストされたルートを定義することをお勧めします。

javascript reactjs nested


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