require 関数で Node.js アプリケーションにおける JSON ファイルの取り込みを実現

2024-07-27

TypeScript で tsconfig.json を使って JSON ファイルを取り込む方法

include オプションを使用する

include オプションを使用して、コンパイルする TypeScript ファイルのリストを指定できます。 JSON ファイルの拡張子 (.json) は TypeScript によってデフォルトでサポートされていないため、明示的に含める必要があります。

{
  "compilerOptions": {
    /* ... */
  },
  "include": [
    "**/*.ts",
    "**/*.json" // JSON ファイルを含める
  ]
}

allowJson オプションを使用する

allowJson オプションを true に設定すると、TypeScript コンパイラは JSON ファイルを自動的にコンパイル対象とみなします。

{
  "compilerOptions": {
    "allowJson": true,
    /* ... */
  }
}

注意点

  • JSON ファイルは型チェックされません。 変数に JSON データを格納する場合は、型注釈を手動で追加する必要があります。
  • resolvingJsonModule オプションを使用して、JSON ファイルをモジュールとしてインポートできます。
  • TypeScript で JSON を扱うためのライブラリもいくつかあります。 例としては、json2tsts-json-schema などがあります。
  • JSON ファイルをコンパイルする代わりに、単に読み込んで処理することもできます。



- tsconfig.json
- index.ts
- data.json

tsconfig.json

{
  "compilerOptions": {
    "allowJson": true, // JSON ファイルを許可する
    "esModuleInterop": true // ES module インターオペレーションを有効にする
  },
  "include": [
    "**/*.ts"
  ]
}

index.ts

// data.json をインポート
import data from './data.json';

// JSON データをコンソールに出力
console.log(data);

data.json

{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "occupation": "Software Engineer"
}

実行

tsc index.ts
node index.js

出力

{ "name": "John Doe", "age": 30, "occupation": "Software Engineer" }

説明

  • tsconfig.json ファイルは、JSON ファイルを許可し、ES module インターオペレーションを有効にするように設定されています。
  • index.ts ファイルは、data.json ファイルを import し、その内容をコンソールに出力します。
  • data.json ファイルは、サンプルの JSON データを含んでいます。

この例は、TypeScript で JSON ファイルを取り込むための基本的な方法を示しています。 実際のアプリケーションでは、より複雑な JSON 構造と処理が必要になる可能性があります。

  • esModuleInterop オプションは、ES module と CommonJS module の相互運用を可能にするために必要です。これは、最近の Node.js バージョンと互換性を持たせるためです。
  • 型注釈を使用して、JSON データの型を定義することもできます。 これにより、開発ツールの補完機能と型チェックが向上します。



Node.js の require 関数を使用して、JSON ファイルを読み込むことができます。

const data = require('./data.json');
console.log(data);

fetch API を使用する

ブラウザ環境では、fetch API を使用して JSON ファイルを非同期に読み込むことができます。

fetch('./data.json')
  .then(response => response.json())
  .then(data => console.log(data));

サードパーティ製ライブラリを使用する

JSON ファイルの読み込みと処理を容易にするためのサードパーティ製ライブラリがいくつかあります。 例としては、json2tsts-json-schema などがあります。

それぞれの方法の比較

方法利点欠点
include オプションシンプルでわかりやすい型チェックされない
allowJson オプションシンプルで、include オプションよりも柔軟性が高い型チェックされない
require 関数Node.js で使いやすいブラウザでは使用できない
fetch APIブラウザで使いやすいサーバーサイドでは使用できない
サードパーティ製ライブラリ型チェックやその他の機能を提供することがあるライブラリの習得が必要

最適な方法の選択

使用する方法は、プロジェクトの要件によって異なります。

  • シンプルでわかりやすい方法が必要な場合は、include オプションまたは allowJson オプションを使用します。
  • 型チェックが必要な場合は、サードパーティ製ライブラリを使用することを検討してください。
  • Node.js とブラウザの両方で動作する必要がある場合は、適切な API を選択する必要があります。

json typescript



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