Node.jsでファイルを削除する：fsモジュール vs child_processモジュール

2024-04-02

Node.jsでファイルを削除する

fsモジュールを使う

Node.jsの標準モジュールであるfsモジュールを使う方法です。このモジュールは、ファイルやディレクトリの読み書きなど、ファイルシステムに関する操作を提供します。

ファイルを削除するには、fs.unlinkSync()またはfs.unlink()関数を使います。

fs.unlinkSync()関数は、ファイル名を指定してファイルを同期的に削除します。

const fs = require('fs');

// ファイル名を指定して削除
fs.unlinkSync('./file.txt');

const fs = require('fs');

// ファイル名を指定して削除
fs.unlink('./file.txt', (err) => {
  if (err) {
    console.error(err);
  } else {
    console.log('ファイルが削除されました');
  }
});

child_processモジュールを使う方法は、rmコマンドなどのシェルコマンドを実行してファイルを削除する方法です。

child_process.execSync()関数は、シェルコマンドを実行してその出力を同期的に取得します。

const { execSync } = require('child_process');

// rmコマンドを実行してファイルを削除
execSync('rm ./file.txt');

const { exec } = require('child_process');

// rmコマンドを実行してファイルを削除
exec('rm ./file.txt', (err, stdout, stderr) => {
  if (err) {
    console.error(err);
  } else {
    console.log('ファイルが削除されました');
  }
});

child_process.execSync()関数は、コマンド実行中にエラーが発生した場合、プログラムが停止します。

Node.jsでファイルを削除するには、fsモジュールまたはchild_processモジュールを使うことができます。

fsモジュールを使う方法は、シンプルで使いやすいです。
child_processモジュールを使う方法は、より柔軟な操作が可能です。

fsモジュールを使う

const fs = require('fs');

// ファイル名を指定して削除
fs.unlinkSync('./file.txt');

// ファイルが存在しない場合のエラー処理
try {
  fs.unlinkSync('./not_exist_file.txt');
} catch (err) {
  console.error(err);
}

// ファイル名を指定して非同期的に削除
fs.unlink('./file.txt', (err) => {
  if (err) {
    console.error(err);
  } else {
    console.log('ファイルが削除されました');
  }
});

child_processモジュールを使う

const { execSync } = require('child_process');

// rmコマンドを実行してファイルを削除
execSync('rm ./file.txt');

// rmコマンドを実行してファイルが存在しない場合のエラー処理
try {
  execSync('rm ./not_exist_file.txt');
} catch (err) {
  console.error(err);
}

const { exec } = require('child_process');

// rmコマンドを実行してファイルを非同期的に削除
exec('rm ./file.txt', (err, stdout, stderr) => {
  if (err) {
    console.error(err);
  } else {
    console.log('ファイルが削除されました');
  }
});

注意: サンプルコードを実行する前に、ファイルのバックアップを取っておくことをお勧めします。

Node.jsでファイルを削除するその他の方法

fs.promises.unlink()関数は、fs.unlink()関数の非同期版です。

const fs = require('fs');

// ファイル名を指定して非同期的に削除
fs.promises.unlink('./file.txt')
  .then(() => {
    console.log('ファイルが削除されました');
  })
  .catch(err => {
    console.error(err);
  });

delモジュールは、ファイルを削除するためのサードパーティ製モジュールです。

const del = require('del');

// ファイル名を指定して削除
del(['./file.txt']);

// ディレクトリを削除
del(['./dir']);

// オプションを指定して削除
del(['./file.txt'], { force: true });

rimrafモジュールは、ディレクトリとその配下にあるファイルを再帰的に削除するためのサードパーティ製モジュールです。

const rimraf = require('rimraf');

// ディレクトリとその配下にあるファイルを再帰的に削除
rimraf('./dir', (err) => {
  if (err) {
    console.error(err);
  } else {
    console.log('ディレクトリが削除されました');
  }
});