Firestore Reference データ型の代替方法:ID を使用した関連付け

2024-04-11

Firebase Firestore の 'Reference' データ型とは?

  • データの整合性を保つ: ドキュメントを直接参照することで、データの整合性を保ちやすくなります。
  • 複雑なデータ構造を表現: 複数のドキュメントを関連付けることで、複雑なデータ構造を表現することができます。
  • データの取得を効率化: ドキュメントを直接参照することで、必要なデータのみを取得することができ、データの取得を効率化することができます。

'Reference' データ型は、以下のような場面で役立ちます。

  • ユーザーと投稿を関連付ける: ユーザードキュメントに投稿ドキュメントへの 'Reference' を持つことで、ユーザーの投稿を簡単に取得することができます。

'Reference' データ型を使用する際には、以下の点に注意する必要があります。

  • 参照先のドキュメントが存在しない場合: 参照先のドキュメントが存在しない場合、エラーが発生します。
  • データの更新: 参照先のドキュメントを更新すると、参照しているドキュメントも更新されます。
  • セキュリティ: 参照先のドキュメントへのアクセス権限を適切に設定する必要があります。
// ユーザードキュメント
const userDoc = db.collection('users').doc('user-id');

// 投稿ドキュメント
const postDoc = db.collection('posts').doc('post-id');

// ユーザードキュメントに投稿ドキュメントへのReferenceを追加
userDoc.update({
  posts: firebase.firestore.FieldValue.arrayUnion(postDoc)
});

// 投稿ドキュメントからユーザードキュメントを取得
postDoc.get().then((doc) => {
  const userDocRef = doc.data().user;
  userDocRef.get().then((userDoc) => {
    // ユーザー情報
    const user = userDoc.data();
  });
});

'Reference' データ型は、Firestore における重要なデータ型の一つです。データ間の関連性を表現するのに役立ち、複雑なデータ構造を効率的に管理することができます。




// Firebase Firestore の初期化
const db = firebase.firestore();

// ユーザードキュメント
const userDoc = db.collection('users').doc('user-id');

// 投稿ドキュメント
const postDoc = db.collection('posts').doc('post-id');

// ユーザードキュメントに投稿ドキュメントへのReferenceを追加
userDoc.update({
  posts: firebase.firestore.FieldValue.arrayUnion(postDoc)
});

// 投稿ドキュメントからユーザードキュメントを取得
postDoc.get().then((doc) => {
  const userDocRef = doc.data().user;
  userDocRef.get().then((userDoc) => {
    // ユーザー情報
    const user = userDoc.data();
  });
});

このコードでは、以下の処理が行われます。

  1. Firebase Firestore の初期化
  2. ユーザードキュメントと投稿ドキュメントの作成
  3. ユーザードキュメントに投稿ドキュメントへの 'Reference' を追加
  4. 投稿ドキュメントからユーザードキュメントを取得

コード解説

const db = firebase.firestore();

firebase.firestore() を使用して、Firestore への接続を初期化します。

const userDoc = db.collection('users').doc('user-id');
const postDoc = db.collection('posts').doc('post-id');

db.collection() を使用して、コレクションを取得します。そして、doc() を使用して、ドキュメントを作成します。

userDoc.update({
  posts: firebase.firestore.FieldValue.arrayUnion(postDoc)
});

firebase.firestore.FieldValue.arrayUnion() を使用して、投稿ドキュメントへの 'Reference' を posts フィールドに追加します。

postDoc.get().then((doc) => {
  const userDocRef = doc.data().user;
  userDocRef.get().then((userDoc) => {
    // ユーザー情報
    const user = userDoc.data();
  });
});

postDoc.get() を使用して、投稿ドキュメントを取得します。そして、doc.data().user で取得した 'Reference' から、ユーザードキュメントを取得します。




Firestore 'Reference' データ型の代替方法

  • 参照先のドキュメントが存在しない場合、エラーが発生します。
  • データの更新時に、参照しているドキュメントも更新されます。
  • セキュリティ設定を適切に行う必要があります。

これらの制限を回避するために、'Reference' データ型の代わりに以下の方法を使用することができます。

埋め込みドキュメント

関連するデータを一つのドキュメントにまとめることで、参照の必要性をなくすことができます。

const userDoc = db.collection('users').doc('user-id');

userDoc.set({
  name: 'John Doe',
  posts: [{
    title: 'My first post',
    content: 'This is my first post on Firestore.'
  }]
});

この例では、ユーザー情報と投稿情報を一つのドキュメントにまとめています。

サブコレクション

関連するデータをサブコレクションにまとめることで、データの構造化と管理を容易にすることができます。

const userDoc = db.collection('users').doc('user-id');

userDoc.collection('posts').add({
  title: 'My first post',
  content: 'This is my first post on Firestore.'
});

ID を使用した関連付け

ドキュメントID を使用して、関連するドキュメントを関連付けることができます。

const userDoc = db.collection('users').doc('user-id');
const postDoc = db.collection('posts').doc('post-id');

userDoc.set({
  name: 'John Doe',
  postId: postDoc.id
});

postDoc.set({
  title: 'My first post',
  content: 'This is my first post on Firestore.'
});

この例では、ユーザードキュメントに投稿ドキュメントのID を保存しています。

'Reference' データ型は、Firestore における重要なデータ型の一つですが、いくつかの制限があります。これらの制限を回避するために、埋め込みドキュメント、サブコレクション、ID を使用した関連付けなどの代替方法を使用することができます。


javascript node.js firebase


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