【2024年最新版】JavaScriptでアイドル時間を検出する3つのベストプラクティス
JavaScriptでアイドル時間を検出するには、いくつかの方法があります。以下に、一般的な方法をいくつかご紹介します。
イベントリスナーの使用
最も一般的な方法は、mousemove
やkeydown
などのイベントリスナーを使用して、ユーザーのアクティビティを監視することです。これらのイベントは、ユーザーがマウスを動かしたり、キーボードを押したりしたときに発生します。
let idleTime = 0;
window.addEventListener('mousemove', resetIdleTime);
window.addEventListener('keydown', resetIdleTime);
function resetIdleTime() {
idleTime = 0;
}
setInterval(() => {
idleTime++;
console.log(`アイドル時間: ${idleTime}秒`);
}, 1000);
この例では、mousemove
とkeydown
イベントリスナーが追加されています。これらのイベントリスナーが呼び出されるたびに、idleTime
変数が0にリセットされます。その後、setInterval
関数を使用して、1秒ごとにidleTime
変数を1ずつ増分させています。
Page Visibility APIの使用
Page Visibility API
は、Webページの可視性を検出するためのAPIです。このAPIを使用して、ユーザーがページをアクティブに閲覧しているかどうかを判断することができます。
let idleTime = 0;
document.addEventListener('visibilitychange', () => {
if (document.visibilityState === 'hidden') {
startIdleTimer();
} else {
stopIdleTimer();
}
});
function startIdleTimer() {
idleTime = 0;
intervalId = setInterval(() => {
idleTime++;
console.log(`アイドル時間: ${idleTime}秒`);
}, 1000);
}
function stopIdleTimer() {
clearInterval(intervalId);
}
この例では、visibilitychange
イベントリスナーが追加されています。このイベントリスナーは、ページの可視性が変更されたときに呼び出されます。document.visibilityState
プロパティを使用して、ページが現在表示されているかどうかを確認できます。
ページが非表示になった場合、startIdleTimer
関数が呼び出され、アイドル時間の計測が開始されます。この関数は、1秒ごとにidleTime
変数を1ずつ増分させるためのsetInterval
関数を実行します。
ページが表示された場合、stopIdleTimer
関数が呼び出され、アイドル時間の計測が停止されます。この関数は、setInterval
関数によって返されるIDを使用して、タイマーをクリアします。
パフォーマンスAPIの使用
Performance API
は、Webページのパフォーマンスに関する情報を取得するためのAPIです。このAPIを使用して、ユーザーが最後にインタラクションを行った時刻を取得することができます。
let idleTime = 0;
let lastInteractionTime = performance.now();
setInterval(() => {
idleTime = Math.floor((performance.now() - lastInteractionTime) / 1000);
console.log(`アイドル時間: ${idleTime}秒`);
}, 1000);
この例では、performance.now()
関数を使用して、ユーザーが最後にインタラクションを行った時刻を取得しています。その後、setInterval
関数を使用して、1秒ごとに現在の時刻とlastInteractionTime
の差を計算し、アイドル時間を秒単位で表示しています。
- 単純にユーザーがいつ最後にインタラクションを行ったかをを知りたい場合は、
performance.now()
関数を使用する方が簡単です。 - ユーザーがページをアクティブに閲覧しているかどうかを判断する必要がある場合は、
Page Visibility API
を使用する必要があります。 - ユーザーのアクティビティをより詳細に追跡する必要がある場合は、イベントリスナーを使用する必要があります。
- 上記の方法はあくまで一例であり、他にも様々な方法があります。
- アイドル時間の検出には、ブラウザやデバイスによって互換性の問題がある場合があります。
- ユーザーのプライバシーを尊重するために、アイドル時間の検出機能をどのように実装するかは慎重に検討する必要があります。
JavaScriptでアイドル時間を検出するサンプルコード
let idleTime = 0;
window.addEventListener('mousemove', resetIdleTime);
window.addEventListener('keydown', resetIdleTime);
function resetIdleTime() {
idleTime = 0;
}
setInterval(() => {
idleTime++;
console.log(`アイドル時間: ${idleTime}秒`);
}, 1000);
説明
let idleTime = 0;
document.addEventListener('visibilitychange', () => {
if (document.visibilityState === 'hidden') {
startIdleTimer();
} else {
stopIdleTimer();
}
});
function startIdleTimer() {
idleTime = 0;
intervalId = setInterval(() => {
idleTime++;
console.log(`アイドル時間: ${idleTime}秒`);
}, 1000);
}
function stopIdleTimer() {
clearInterval(intervalId);
}
let idleTime = 0;
let lastInteractionTime = performance.now();
setInterval(() => {
idleTime = Math.floor((performance.now() - lastInteractionTime) / 1000);
console.log(`アイドル時間: ${idleTime}秒`);
}, 1000);
注意事項
- 上記のコードはあくまで一例であり、要件に合わせて変更する必要があります。
JavaScriptでアイドル時間を検出するその他の方法
User Timing API
は、Webページのパフォーマンスを測定するためのAPIです。このAPIを使用して、ユーザーがページとどのようにやり取りしているかについての詳細な情報を取得することができます。
let idleTime = 0;
let navigationStart = performance.timing.navigationStart;
let userEngagement = performance.getEntriesByType('user-engagement');
for (let entry of userEngagement) {
if (entry.type === 'first-input') {
idleTime = Math.floor((entry.startTime - navigationStart) / 1000);
break;
}
}
console.log(`アイドル時間: ${idleTime}秒`);
このコードは、performance.timing.navigationStart
プロパティを使用して、ページの読み込みを開始した時刻を取得します。その後、performance.getEntriesByType('user-engagement')
メソッドを使用して、user-engagement
エントリのリストを取得します。
user-engagement
エントリは、ユーザーがページとどのようにやり取りしているかについての情報を提供します。このコードでは、first-input
エントリのみを検索します。このエントリは、ユーザーが初めてページとインタラクションを行った時刻を示します。
first-input
エントリのstartTime
プロパティを使用して、ユーザーが初めてページとインタラクションを行った時刻を取得します。その後、navigationStart
プロパティとの差を計算して、アイドル時間を秒単位で表示します。
カスタムイベントを使用して、ユーザーがページとインタラクションを行ったことを追跡することができます。
let idleTime = 0;
document.addEventListener('user-interaction', resetIdleTime);
function resetIdleTime() {
idleTime = 0;
}
setInterval(() => {
idleTime++;
console.log(`アイドル時間: ${idleTime}秒`);
}, 1000);
document.addEventListener('mousemove', () => {
dispatchEvent(new CustomEvent('user-interaction'));
});
document.addEventListener('keydown', () => {
dispatchEvent(new CustomEvent('user-interaction'));
});
このコードは、user-interaction
というカスタムイベントを定義します。このイベントは、ユーザーがマウスを動かしたり、キーボードを押したりしたときに発生します。
mousemove
とkeydown
イベントリスナーは、user-interaction
イベントを発生させるように追加されています。
resetIdleTime
関数は、user-interaction
イベントが発生したときに呼び出されます。この関数は、idleTime
変数を0にリセットします。
setInterval
関数を使用して、1秒ごとにidleTime
変数を1ずつ増分させています。
サードパーティのライブラリを使用する
JavaScriptでアイドル時間を検出するのに役立つサードパーティのライブラリがいくつかあります。
これらのライブラリは、上記のいずれかの方法を使用してアイドル時間を検出する機能を提供します。また、追加機能を提供するものもあります。例えば、ユーザーがアイドル状態になったときにアクションを実行する機能を提供するものもあります。
javascript