【実践編】CSSフィルターで画像の色を変換して、Webサイトを個性的に装飾する方法
CSSフィルターのみを使用して黒を任意の色に変換する方法
このチュートリアルでは、CSSフィルターのみを使用して、黒い要素を任意の色に変換する方法を説明します。この方法は、画像やテキストなど、さまざまな要素に適用できます。
必要なもの
このチュートリアルを完了するには、以下のものが必要です。
- テキストエディタ
- 基本的なHTMLとCSSの知識
手順
- HTMLで要素を作成する
<img src="black-image.jpg" alt="黒い画像">
- CSSフィルターを適用する
次に、要素にCSSフィルターを適用する必要があります。 filter
プロパティを使用して、 invert
関数と color-dodge
ブレンドモードを組み合わせて、黒を任意の色に変換します。
img {
filter: invert(1) color-dodge(#FF0000);
}
このコードは、黒いピクセルを白に変換し、次に赤い色で塗りつぶします。 #FF0000
を任意の色に置き換えることで、要素を別の色に変換できます。
例
以下の例では、黒い画像を赤、緑、青に変換します。
<img src="black-image.jpg" alt="黒い画像">
img {
filter: invert(1) color-dodge(#FF0000); /* 赤 */
}
img:nth-child(2) {
filter: invert(1) color-dodge(#00FF00); /* 緑 */
}
img:nth-child(3) {
filter: invert(1) color-dodge(#0000FF); /* 青 */
}
説明
color-dodge
ブレンドモードは、上部のレイヤーの色を下のレイヤーの明るい部分に置き換えます。この場合、上のレイヤーは白い画像 (反転された黒い画像) で、下のレイヤーは元の黒い画像です。その結果、黒いピクセルは白いピクセルによって置き換えられ、赤い色で塗りつぶされます。invert(1)
関数は、画像のすべてのピクセルの色を反転します。つまり、黒は白になり、白は黒になります。
応用例
この方法は、さまざまな目的に使用できます。たとえば、次のようなことができます。
- ホバー時に要素の色を変更する
- 要素に微妙な色合いを追加する
- 白黒写真のカラー化
注意事項
- この方法は、複雑な画像や画像に多くの色が含まれている画像には適していない場合があります。
- この方法は、すべてのブラウザで完全にサポートされているわけではありません。古いブラウザでは、予期しない結果が発生する可能性があります。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>CSS フィルターで黒を色に変換</title>
<style>
img {
width: 200px;
height: 200px;
margin: 10px;
}
</style>
</head>
<body>
<img src="black-image.jpg" alt="黒い画像">
<img src="black-image.jpg" alt="黒い画像">
<img src="black-image.jpg" alt="黒い画像">
</body>
</html>
CSS
img:nth-child(1) {
filter: invert(1) color-dodge(#FF0000); /* 赤 */
}
img:nth-child(2) {
filter: invert(1) color-dodge(#00FF00); /* 緑 */
}
img:nth-child(3) {
filter: invert(1) color-dodge(#0000FF); /* 青 */
}
このコードは、以下のことを行います。
img
要素にスタイルを適用します。これにより、すべての画像の幅と高さが 200 ピクセル、マージンが 10 ピクセルに設定されます。img:nth-child(1)
セレクターを使用して、最初の画像を選択します。filter: invert(1) color-dodge(#FF0000)
プロパティを使用して、最初の画像を赤に変換します。
実行方法
- このコードを
index.html
およびstyle.css
という 2 つのファイルに保存します。 - Web ブラウザで
index.html
ファイルを開きます。 - 黒い画像が赤、緑、青に変換されていることを確認します。
このコードをどのようにカスタマイズできますか?
このコードをさまざまな方法でカスタマイズできます。たとえば、次のようなことができます。
- 複数の画像を並べて表示する
- 変換する色を変更する
JavaScriptを使用して、要素の色をプログラムで変更できます。これを行うには、次の手順に従います。
- 要素を取得します。
canvas
要素を作成します。- 要素の内容を
canvas
要素に描画します。 canvas
要素のピクセルデータを操作して、黒を任意の色に変換します。- 変更されたピクセルデータを
canvas
要素に描画します。 - 変更された
canvas
要素の内容を元の要素に描画します。
この方法は、比較的複雑ですが、CSSフィルターでは実現できない高度なエフェクトを作成するために使用できます。
<img src="black-image.jpg" id="myImage" alt="黒い画像">
<script>
const image = document.getElementById('myImage');
const canvas = document.createElement('canvas');
const ctx = canvas.getContext('2d');
canvas.width = image.width;
canvas.height = image.height;
ctx.drawImage(image, 0, 0);
const imageData = ctx.getImageData(0, 0, canvas.width, canvas.height);
const data = imageData.data;
for (let i = 0; i < data.length; i += 4) {
if (data[i] === 0 && data[i + 1] === 0 && data[i + 2] === 0) {
data[i] = 255; // 赤
data[i + 1] = 0; // 緑
data[i + 2] = 0; // 青
}
}
ctx.putImageData(imageData, 0, 0);
image.src = canvas.toDataURL();
</script>
SVGを使用する
SVGを使用して、黒い画像を任意の色に変換することもできます。これを行うには、次の手順に従います。
- 黒い画像を SVG 形式に変換します。
- SVG ファイルを開き、
filter
属性を使用してcolor-dodge
ブレンドモードとinvert
関数を適用します。 - 変更された SVG ファイルを Web ページに埋め込みます。
この方法は、JavaScriptを使用する方法よりも簡単ですが、複雑な画像には適していない場合があります。
<svg width="200" height="200" viewBox="0 0 200 200">
<image x="0" y="0" width="200" height="200" href="black-image.jpg" filter="invert(1) color-dodge(#FF0000)" />
</svg>
mix-blend-mode プロパティを使用する
CSS mix-blend-mode
プロパティを使用して、要素を別の要素とブレンドすることもできます。これを使用して、黒を任意の色に変換できます。
img {
mix-blend-mode: color-dodge;
background-color: #FF0000; /* 赤 */
}
この方法は、CSSフィルターを使用する方法よりも新しい方法ですが、すべてのブラウザでサポートされているわけではありません。
CSSフィルター以外にも、黒を任意の色に変換する方法があります。どの方法が最適かは、要件とスキルレベルによって異なります。
上記の方法は、あくまでも例です。実際の状況に合わせて、コードを調整する必要があります。
javascript css math