TypeScript Promise型エラー解説

2024-10-15

TypeScriptのエラー「TS2693: 'Promise' only refers to a type, but is being used as a value here」の解説

エラーの意味

このエラーは、TypeScriptのコードにおいて、Promise型を値として使用している場合に発生します。Promiseは、非同期処理の結果を表現する型であり、値そのものではありません。そのため、直接変数に代入したり、関数のパラメータとして渡したりすることはできません。

let promise: Promise<string> = new Promise((resolve, reject) => {
  // 何か非同期処理を実行
  setTimeout(() => {
    resolve("Hello, world!");
  }, 1000);
});

// エラーが発生するコード
let result = promise; // TS2693: 'Promise' only refers to a type, but is being used as a value here

解決方法

Promise型の値を取得するには、.then()メソッドを使用して、非同期処理が完了した後に実行されるコールバック関数で結果を受け取る必要があります。

promise.then((result) => {
  console.log(result); // "Hello, world!"
});



TypeScriptのエラー「TS2693」の例と解決方法

エラーが発生するコード

let promise: Promise<string> = new Promise((resolve, reject) => {
  // 何か非同期処理を実行
  setTimeout(() => {
    resolve("Hello, world!");
  }, 1000);
});

// エラーが発生するコード
let result = promise; // TS2693: 'Promise' only refers to a type, but is being used as a value here

エラーの原因

このコードでは、promise変数にPromise型を直接代入しています。Promiseは型であり、値ではありません。そのため、直接変数に代入することはできません。

promise.then((result) => {
  console.log(result); // "Hello, world!"
});

解説

  1. Promise: Promiseは、非同期処理の結果を表現する型です。
  2. .then()メソッド: Promiseオブジェクトの.then()メソッドは、非同期処理が完了した後に実行されるコールバック関数を登録します。
  3. コールバック関数: コールバック関数は、非同期処理の結果を受け取るための関数です。



let promise: Promise<string> = new Promise((resolve, reject) => {
  // 何か非同期処理を実行
  setTimeout(() => {
    resolve("Hello, world!");
  }, 1000);
});

// エラーが発生するコード
let result = promise; // TS2693: 'Promise' only refers to a type, but is being used as a value here

代替方法

async/await

async/awaitは、非同期処理を同期的なコードのように記述できる構文です。

async function getPromiseValue() {
  const promise: Promise<string> = new Promise((resolve, reject) => {
    // 何か非同期処理を実行
    setTimeout(() => {
      resolve("Hello, world!");
    }, 1000);
  });

  const result = await promise; // ここで結果が取得される
  console.log(result); // "Hello, world!"
}

getPromiseValue();

Promise.all

複数のPromiseを並列に実行し、すべてが完了した後に結果を取得する場合は、Promise.allを使用できます。

const promise1 = new Promise((resolve) => {
  setTimeout(() => {
    resolve("Promise 1");
  }, 1000);
});

const promise2 = new Promise((resolve) => {
  setTimeout(() => {
    resolve("Pro   mise 2");
  }, 2000);
});

Promise.all([promise1, promise2]).then((results) => {
  console.log(re   sults); // ["Promise 1", "Promise 2"]
});
const promise1 = new Promise((resolve) => {
  setTimeout(() => {
    resolve("Promise 1");
  }, 1000);
});

const promise2 = new Promise((resolve) => {
  setTimeout(() => {
    resolve("Promise 2");
  }, 2000);
});

P   romise.race([promise1, promise2]).then((result) => {
  console.log(result); // "Promise 1" (最初に完了したPromiseの結果)
});

javascript typescript promise



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