React アプリ開発の悩みを解決!React Router v4 での「Cannot GET *url*」エラーの全貌
React Router v4 で "Cannot GET url" エラーが発生する原因と解決策
React Router v4 で "Cannot GET url" エラーが発生する場合は、通常、クライアント側ルーティングとサーバー側ルーティングの不整合が原因です。このエラーは、ブラウザが URL をリロードまたは直接入力した場合に発生する可能性があります。
原因
このエラーが発生する主な原因は以下の 2 つです。
解決策
このエラーを解決するには、以下の 2 つの方法があります。
クライアント側とサーバー側のルーティングを両方設定する
これは、最も一般的な解決策であり、以下の手順で実行できます。
- クライアント側ルーティング
React Router を使用して、クライアント側でアプリケーションのルーティングを定義します。 - サーバー側ルーティング
サーバー側でルーティングを構成し、すべての URL を/index.html
にリダイレクトします。これにより、ブラウザがどの URL にアクセスしても、React アプリケーションがロードされます。
サーバー側ルーティングのみを使用する
この方法は、クライアント側ルーティングを使用しない場合に適しています。以下の手順で実行できます。
- クライアント側ルーティング
React Router を使用せずに、ブラウザの履歴 API と JavaScript を使用してルーティングを処理します。 - サーバー側ルーティング
サーバー側でルーティングを構成し、すべての URL を適切な React コンポーネントにマッピングします。
どちらの解決策を選択するかは、アプリケーションの要件とアーキテクチャによって異なります。
- React Router v6 では、この問題はデフォルトで解決されています。
- サーバー側ルーティングを使用する場合は、Express などのフレームワークを使用すると便利です。
- この問題は、create-react-app などのツールを使用している場合に特に発生する可能性があります。これらのツールは、デフォルトでクライアント側ルーティングのみを設定するためです。
const express = require('express');
const path = require('path');
const app = express();
const port = process.env.PORT || 3000;
app.use(express.static(path.join(__dirname, 'public')));
app.get('*', (req, res) => {
res.sendFile(path.join(__dirname, 'public', 'index.html'));
});
app.listen(port, () => {
console.log(`Server listening on port ${port}`);
});
クライアント側 (React)
import React from 'react';
import { BrowserRouter, Routes, Route } from 'react-router-dom';
const Home = () => {
return (
<div>
<h1>Home</h1>
</div>
);
};
const About = () => {
return (
<div>
<h1>About</h1>
</div>
);
};
const App = () => {
return (
<BrowserRouter>
<Routes>
<Route path="/" element={<Home />} />
<Route path="/about" element={<About />} />
</Routes>
</BrowserRouter>
);
};
export default App;
const express = require('express');
const path = require('path');
const React = require('react');
const ReactDOMServer = require('react-dom/server');
const app = express();
const port = process.env.PORT || 3000;
const App = () => {
return (
<div>
<h1>Home</h1>
</div>
);
};
app.get('*', (req, res) => {
const html = ReactDOMServer.renderToString(<App />);
res.send(`
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<title>React App</title>
</head>
<body>
<div id="root">${html}</div>
<script src="/bundle.js"></script>
</body>
</html>
`);
});
app.listen(port, () => {
console.log(`Server listening on port ${port}`);
});
クライアント側 (JavaScript)
const React = require('react');
const ReactDOM = require('react-dom');
const App = () => {
return (
<div>
<h1>Home</h1>
</div>
);
};
ReactDOM.render(<App />, document.getElementById('root'));
注
- 詳細については、React Router v4 のドキュメントを参照してください。
- サーバー側ルーティングを使用する場合は、React の server-side rendering 機能を使用する必要があります。
- 上記のコードはあくまで例であり、実際のアプリケーションでは必要に応じて変更する必要があります。
Webpack 設定
module.exports = {
// ...
devServer: {
historyApiFallback: true
}
// ...
};
説明
historyApiFallback
オプションを true
に設定すると、Webpack はすべての URL を /index.html
にリダイレクトします。これにより、ブラウザがどの URL にアクセスしても、React アプリケーションがロードされます。
利点
- 設定が簡単です。
- クライアント側とサーバー側のルーティングを両方設定する必要がありません。
欠点
- ブラウザの履歴 API を使用しないため、SEO に影響を与える可能性があります。
- サーバー側ルーティングの機能が制限されます。
BrowserRouter の basename オプションを使用する
React コード
import React from 'react';
import { BrowserRouter, Routes, Route } from 'react-router-dom';
const Home = () => {
// ...
};
const About = () => {
// ...
};
const App = () => {
return (
<BrowserRouter basename="/my-app">
<Routes>
<Route path="/" element={<Home />} />
<Route path="/about" element={<About />} />
</Routes>
</BrowserRouter>
);
};
export default App;
basename
オプションを使用して、React Router のベース URL を設定できます。これにより、すべてのルートパスにベース URL が追加されます。
- サブディレクトリにデプロイする場合に便利です。
HashRouter を使用する
import React from 'react';
import { HashRouter, Routes, Route } from 'react-router-dom';
const Home = () => {
// ...
};
const About = () => {
// ...
};
const App = () => {
return (
<HashRouter>
<Routes>
<Route path="/" element={<Home />} />
<Route path="/about" element={<About />} />
</Routes>
</HashRouter>
);
};
export default App;
HashRouter
は、ハッシュフラグメントを使用してルーティングを行う React Router のコンポーネントです。これにより、サーバー側で URL ルーティングを設定する必要がありません。
- SPA (Single Page Application) に適しています。
- サーバー側で URL ルーティングを設定する必要がありません。
- SEO に影響を与える可能性があります。
- ブラウザのアドレスバーにハッシュフラグメントが表示されます。
Next.js を使用する
Next.js は、React アプリケーションを構築するためのサーバーサイドレンダリングフレームワークです。Next.js は、自動的にサーバー側ルーティングを設定するため、"Cannot GET url" エラーが発生する可能性が低くなります。
- 開発者エクスペリエンスが向上します。
- SEO に最適化されています。
- サーバー側ルーティングが自動的に設定されます。
- 学習曲線が少しあります。
- React Router v4 とは異なる API を使用しています。
javascript reactjs routes