No-CORS モードでの Fetch の解説

2024-08-24

JavaScript, React.js, CORS, and Fetch: mode: 'no-cors'

日本語訳

JavaScriptのfetch関数を使って、CORS (Cross-Origin Resource Sharing) 制限を回避したい場合に、mode: 'no-cors' オプションを使用します。これは、サーバーサイドでのCORS設定がされていない場合や、シンプルなリクエスト(GET、HEAD)でデータを取得する場合に有効です。

詳細

  • mode: 'no-cors'
    CORS制限を無視してリクエストを送信するモードです。ただし、レスポンスヘッダは取得できず、レスポンスボディもシンプルなデータ型(テキストやバイナリ)しか扱えません。
  • Fetch
    JavaScriptでネットワークリクエストを行うためのAPIです。
  • CORS
    ブラウザが異なるドメインやポートからのリソースへのアクセスを制限するセキュリティ機構です。

React.jsでの使用

React.jsのコンポーネント内でfetchを使用する場合、mode: 'no-cors'をオプションとして渡すことができます。

import React, { useEffect, useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [data, setData] = useState(null);

  useEffect(() => {
    fetch('https://example.com/api/data', { mode: 'no-cors' })
      .then(response => response.json())
      .then(data => setData(data));
  }, []);

  return (
    <div>
      {data && <p>{data.message}</p>}
    </div>
  );
}

注意

  • 可能であれば、サーバーサイドでCORS設定を適切に行うことが推奨されます。
  • mode: 'no-cors'は、セキュリティリスクを伴う場合があります。CORS制限がある理由を理解し、適切に使用してください。



No-CORS モードでの Fetch の解説とコード例

No-CORS モードは、CORS (Cross-Origin Resource Sharing) 制限を無視してネットワークリクエストを行うモードです。これは、サーバーサイドでのCORS設定がされていない場合や、シンプルなリクエスト(GET、HEAD)でデータを取得する場合に有効です。

コード例

``javascript // 基本的なFetchリクエスト fetch('', { mode: 'no-cors' }) .then(response => { if (!response.ok) { throw new Error('ネットワークエラーが発生しました'); } return response.json(); // レスポンスボディをJSONとしてパース }) .then(data => { console.log(data); // 取得したデータを処理 }) .catch(error => { console.error(error); // エラーが発生した場合の処理 });


**解説:**

1. **基本的なFetchリクエスト:** `fetch`関数にリクエスト先のURLと`mode: 'no-cors'`オプションを指定します。レスポンスが正常であれば、`response.json()`でJSONデータをパースし、取得したデータを処理します。
2. **画像のフェッチ:** 画像をフェッチする場合、`response.blob()`でBlobとして取得し、URLオブジェクトを作成して画像を表示します。
3. **フォームデータの送信:** フォームデータを作成し、`mode: 'no-cors'`オプション付きのPOSTリクエストで送信します。レスポンスが正常であれば、サーバーからの成功メッセージなどを処理します。

**注意:**

* `mode: 'no-cors'`を使用する際は、セキュリティリスクを考慮してください。CORS制限がある理由を理解し、適切に使用してください。
* 可能であれば、サーバーサイドでCORS設定を適切に行うことが推奨されます。



No-CORS モードの代替方法

No-CORS モードは、CORS (Cross-Origin Resource Sharing) 制限を無視してネットワークリクエストを行うモードです。しかし、セキュリティリスクを伴うため、可能な限り避けることが推奨されます。

代替方法

  1. サーバーサイドでのCORS設定

    • サーバー側のアプリケーションやウェブサーバーの設定でCORSを有効にすることで、異なるドメインからのリクエストを許可することができます。
    • 許可するドメインやHTTPメソッド、ヘッダなどを指定できます。
  2. JSONP

    • JSONP (JSON with Padding) は、スクリプトタグを使用して外部のサーバーからJSONデータを取得する手法です。
    • サーバー側で適切なレスポンスフォーマットを生成する必要があります。
  3. Proxyサーバー

    • プロキシサーバーを介してリクエストを中継することで、CORS制限を回避することができます。
    • プロキシサーバーは、異なるドメインからのリクエストを許可し、適切なレスポンスをクライアントに返します。

コード例 (サーバーサイドでのCORS設定)

Node.js (Express.js)

const express = require('express');
const cors = require('cors');

const app = express();

app.use(cors({
  origin: 'https://example.com', // 許可するドメイン
  methods: ['GET', 'POST', 'PUT', 'DELETE'], // 許可するHTTPメソッド
  allowedHeaders: ['Authorization', 'Content-Type'], // 許可するヘッダ
}));

// ...

PHP

header('Access-Control-Allow-Origin: https://example.com');
header('Access-Control-Allow-Methods: GET, POST, PUT, DELETE');
header('Access-Control-Allow-Headers: Authorization, Content-Type');

JSONPの例
 

<script src="https://example.com/api/data?callback=myCallback"></script>

<script>
function myCallback(data) {
  console.log(data);
}
</script>

プロキシサーバーの例

// Node.js (Express.js)
const express = require('express');
const request = require('request');

const app = express();

app.get('/proxy', (req, res) => {
  const url = req.query.url;
  request(url, (error, response, body) => {
    if (error) {
      res.status(500).send(error);
    } else {
      res.send(body);
    }
  });
});

選択基準

  • プロキシサーバー
    柔軟性がありますが、追加のサーバーが必要となります。
  • JSONP
    シンプルですが、セキュリティリスクがあるため、慎重に使用してください。
  • サーバーサイドでのCORS設定
    最適な方法であり、セキュリティ面でも優れています。

javascript reactjs cors



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