jQueryとJavaScriptとCSSにおける要素の絶対座標取得方法の比較
2024-04-02
jQueryで要素の絶対座標を取得する方法
offset() メソッドは、要素の左上隅がドキュメントの左上隅からのオフセット（距離）を取得します。
// 要素の絶対座標を取得
const elementOffset = $(element).offset();
// 絶対座標のX座標
const offsetX = elementOffset.left;
// 絶対座標のY座標
const offsetY = elementOffset.top;
offset() メソッドは、要素がスクロールによって移動しても、常に正しい座標を取得することができます。
// 要素の絶対座標を取得
const elementPosition = $(element).position();
// 絶対座標のX座標
const positionX = elementPosition.left;
// 絶対座標のY座標
const positionY = elementPosition.top;
position() メソッドは、要素がスクロールによって移動しても、親要素に対する相対的な座標は変わりません。
- 要素の絶対座標を取得したい場合は、
offset()メソッドを使用します。
その他の注意点
- 要素が非表示の場合、
offset()メソッドとposition()メソッドはどちらも{ left: 0, top: 0 }を返します。 - 要素が
position: fixedで配置されている場合、offset()メソッドはドキュメントの左上隅からのオフセットを返し、position()メソッドは親要素の左上隅からのオフセットを返します。
例
以下の例では、offset() メソッドと position() メソッドを使用して、要素の絶対座標を取得しています。
<div id="element">
要素
</div>
// offset() メソッドを使用
const elementOffset = $('#element').offset();
console.log('X座標:', elementOffset.left);
console.log('Y座標:', elementOffset.top);
// position() メソッドを使用
const elementPosition = $('#element').position();
console.log('X座標:', elementPosition.left);
console.log('Y座標:', elementPosition.top);
この例を実行すると、以下の出力が得られます。
X座標: 100
Y座標: 100
X座標: 0
Y座標: 0
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>サンプルコード</title>
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
</head>
<body>
<div id="element">
要素
</div>
<script>
// offset() メソッドを使用
const elementOffset = $('#element').offset();
console.log('X座標:', elementOffset.left);
console.log('Y座標:', elementOffset.top);
// position() メソッドを使用
const elementPosition = $('#element').position();
console.log('X座標:', elementPosition.left);
console.log('Y座標:', elementPosition.top);
</script>
</body>
</html>
X座標: 100
Y座標: 100
X座標: 0
Y座標: 0
説明
- このコードは、HTMLファイルとJavaScriptファイルで構成されています。
- HTMLファイルには、
#elementというIDを持つ要素が含まれています。
実行方法
- HTMLファイルをブラウザで開きます。
- JavaScriptファイルの内容を確認します。
出力
ブラウザのコンソールに、以下の出力が表示されます。
X座標: 100
Y座標: 100
X座標: 0
Y座標: 0
改良
このコードは、さらに改良することができます。
- 要素がスクロールによって移動しても、常に正しい座標を取得できるように、
scroll()イベントを使用してコードを更新することができます。 - 要素のサイズを取得して、要素の中央座標を計算することができます。
jQuery以外で要素の絶対座標を取得する方法
JavaScript
getBoundingClientRect() メソッドは、要素の境界ボックスの座標を取得します。
// 要素の絶対座標を取得
const elementRect = element.getBoundingClientRect();
// 絶対座標のX座標
const offsetX = elementRect.left + window.scrollX;
// 絶対座標のY座標
const offsetY = elementRect.top + window.scrollY;
getComputedStyle() メソッドは、要素のスタイル情報を取得します。
// 要素の絶対座標を取得
const elementStyle = window.getComputedStyle(element);
// 絶対座標のX座標
const offsetX = parseInt(elementStyle.getPropertyValue('left')) + window.scrollX;
// 絶対座標のY座標
const offsetY = parseInt(elementStyle.getPropertyValue('top')) + window.scrollY;
CSS
position: fixed
要素に position: fixed を設定すると、要素はドキュメントの左上隅を基準とした絶対座標で配置されます。
<div style="position: fixed; top: 100px; left: 100px;">
要素
</div>
注意点
- 要素が非表示の場合、これらの方法はすべて
{ left: 0, top: 0 }を返します。
javascript jquery
