JavaScriptで昨日の日付を求める
JavaScriptで昨日の日付を計算する
JavaScriptでは、日付の計算や操作を行うためにDate
オブジェクトを使用します。昨日の日付を計算する方法は、以下のようにシンプルです。
// 今日の日付を取得
const today = new Date();
// 昨日の日付を計算
const yesterday = new Date(today);
yesterday.setDate(today.getDate() - 1);
// 昨日の日付を出力
console.log(yesterday);
コードの解説
- new Date()
現在の時刻を取得し、Date
オブジェクトを作成します。 - yesterday = new Date(today)
today
オブジェクトのコピーを作成し、yesterday
変数に代入します。 - yesterday.setDate(today.getDate() - 1)
yesterday
オブジェクトの日付を、today
の日付から1日引いた値に設定します。
これにより、yesterday
変数には昨日の日付が格納されます。
さらに詳しく
- タイムゾーン
Date
オブジェクトはローカルタイムゾーンに基づいて操作されます。タイムゾーンを指定したい場合は、setTimeZoneOffset()
メソッドを使用することができます。 - 日付フォーマット
日付を特定のフォーマットで表示したい場合は、toLocaleDateString()
やtoISOString()
などのメソッドを使用することができます。 - Dateオブジェクトのメソッド
Date
オブジェクトには、日付や時刻の操作に便利なさまざまなメソッドがあります。例えば、getFullYear()
、getMonth()
、getDate()
、getHours()
、getMinutes()
、getSeconds()
などを使用して、特定の要素を取得することができます。
コード例1
// 今日の日付を取得
const today = new Date();
// 昨日の日付を計算
const yesterday = new Date(today);
yesterday.setDate(today.getDate() - 1);
// 昨日の日付を出力
console.log(yesterday);
const today = new Date();
today
オブジェクトのコピーをyesterday
変数に作成します。これにより、yesterday
も現在の時刻を持つようになります。
yesterday.setDate(today.getDate() - 1);
console.log(yesterday);
yesterday
オブジェクトの中身(昨日の日付)をコンソールに出力します。
コード例2(日付の分割と結合)
// 今日の日付を取得
const today = new Date();
// 年、月、日を取得
const year = today.getFullYear();
const month = today.getMonth() + 1; // 月は0から始まるので+1
const date = today.getDate();
// 昨日を計算
const yesterday = new Date(year, month - 1, date - 1);
// 昨日の日付を出力
console.log(yesterday);
- 日付の分割
getFullYear()
、getMonth()
、getDate()
を使って、年、月、日それぞれを個別に取得します。 - 昨日の計算
new Date(year, month - 1, date - 1)
で、新しいDateオブジェクトを作成します。引数に、計算した年、月(-1する理由はgetMonth()が0から始まるため)、日-1を渡すことで、昨日の日付を表すオブジェクトを作成します。
どちらのコードも、JavaScriptのDate
オブジェクトを使って、昨日の日付を計算する方法を示しています。
- コード例2
年、月、日を個別に取得し、新しいDateオブジェクトを作成する方法 - コード例1
setDate()
メソッドを使って、日付を直接変更する方法
どちらの方法を使うかは、状況や好みによって異なります。
- シンプルに昨日の日付を取得したい場合は、コード例1のように
setDate()
メソッドを使う方が簡単です。 - 日付を細かく操作したい場合は、コード例2のように年、月、日を個別に扱う方が便利です。
- より複雑な日付計算を行う場合は、ライブラリを利用することも検討できます。例えば、Moment.jsは日付操作を簡単に行える人気のライブラリです。
- JavaScriptの
Date
オブジェクトは、タイムゾーンの影響を受ける場合があります。正確な計算を行う必要がある場合は、タイムゾーンの設定に注意してください。
ポイント
Date
オブジェクトには、日付のフォーマットや比較を行うための様々なメソッドがあります。Date
オブジェクトは、日付だけでなく時刻も扱えます。
JavaScriptで昨日の日付を求める:代替方法
JavaScriptで昨日の日付を求める方法は、これまでにご紹介したDate
オブジェクトのsetDate
メソッドを使用する方法以外にも、いくつかのアプローチがあります。それぞれの方法には特徴があり、状況に応じて使い分けることができます。
ライブラリを活用する方法
- Date-fns
- Moment.jsと同様に、日付と時刻の操作に特化したライブラリです。
- よりモダンなJavaScriptの機能を活用しており、Moment.jsよりも軽量です。
- 昨日の日付を求める場合、
subDays(new Date(), 1)
のように記述できます。
- Moment.js
- 日付と時刻の操作に特化した人気のライブラリです。
- 直感的で読みやすい構文で、複雑な日付計算を簡単に実行できます。
- 昨日の日付を求める場合、
moment().subtract(1, 'days')
のように記述できます。
タイムスタンプを利用する方法
- タイムスタンプ
- 特定の時点を表す数値です。通常、1970年1月1日0時0分0秒からの経過ミリ秒で表されます。
- JavaScriptの
Date
オブジェクトは、内部的にタイムスタンプを保持しています。 - 昨日の日付を求める場合、
new Date(Date.now() - 86400000)
のように記述できます。 86400000
は、1日のミリ秒数です。
文字列操作とDateオブジェクトを組み合わせる方法
- 文字列操作
- 今日の日付を文字列に変換し、文字列操作で日付部分を減らして、再び
Date
オブジェクトに変換する方法です。 - 柔軟な日付形式に対応できますが、コードがやや複雑になる場合があります。
- 今日の日付を文字列に変換し、文字列操作で日付部分を減らして、再び
各方法の比較
方法 | 特徴 |
---|---|
Date オブジェクトのsetDate メソッド | シンプルで分かりやすい |
ライブラリ (Moment.js, Date-fns) | 機能が豊富、読みやすい、複雑な計算も簡単 |
タイムスタンプ | 精度が高い、計算が高速 |
文字列操作とDate オブジェクト | 柔軟性が高い |
どの方法を選ぶべきか?
- 柔軟な日付形式に対応したい場合
文字列操作とDate
オブジェクトを組み合わせる方法がおすすめです。 - 高精度な計算が必要な場合
タイムスタンプを利用する方法がおすすめです。 - 複雑な日付計算やフォーマットが必要な場合
Moment.jsやDate-fnsなどのライブラリがおすすめです。 - シンプルに昨日の日付を求めたい場合
Date
オブジェクトのsetDate
メソッドがおすすめです。
具体的なコード例
// Moment.js
const moment = require('moment');
const yesterday = moment().subtract(1, 'days').toDate();
// Date-fns
const { subDays } = require('date-fns');
const yesterday = subDays(new Date(), 1);
// タイムスタンプ
const yesterday = new Date(Date.now() - 86400000);
JavaScriptで昨日の日付を求める方法は、様々なアプローチがあります。それぞれの方法には特徴があり、状況に応じて最適な方法を選ぶことが重要です。ライブラリを活用することで、より効率的に日付操作を行うことができます。
- より高度な日付計算が必要な場合は、各ライブラリのドキュメントを参照してください。
- 時差や夏時間などの影響を考慮する必要がある場合は、
Date
オブジェクトのタイムゾーン設定やライブラリの機能を活用してください。
javascript date