Angular 4 で ngClass を使ってカスタムパイプで複雑な条件を処理する方法
Angular 4 で ngClass を使って複数の条件を処理する方法
そこで、このガイドでは、ngClass
で複数の条件を処理するためのいくつかの方法を分かりやすく説明します。
ネストされたオブジェクトを使用する
最も一般的な方法は、ネストされたオブジェクトを使用して、さまざまな条件に対応するクラスのセットを定義することです。例えば、以下のコードは、selected
と active
という 2 つの条件に基づいてクラスを適用します。
<div [ngClass]="{'selected': selected, 'active': active}">
... コンテンツ ...
</div>
このコードは、selected
が真の場合に selected
クラスを、active
が真の場合に active
クラスを適用します。両方の条件が真の場合、両方のクラスが適用されます。
論理演算子を使用する
より複雑な条件を処理するには、論理演算子を使用することができます。例えば、以下のコードは、selected
が真でかつ !hidden
が真の場合にのみ active
クラスを適用します。
<div [ngClass]="{'active': selected && !hidden}">
... コンテンツ ...
</div>
このコードは、selected
が真であっても hidden
が真の場合には active
クラスを適用しません。
カスタムパイプを使用する
さらに複雑な条件を処理するには、カスタムパイプを作成することができます。パイプを使用すると、ngClass
ディレクティブ内でより多くのロジックを記述することができます。
例えば、以下のコードは、カスタムパイプを使用して、要素が偶数である場合に even
クラスを、奇数である場合に odd
クラスを適用します。
<div [ngClass]="{'even': isEven(index), 'odd': !isEven(index)}">
... コンテンツ ...
</div>
import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';
@Pipe({
name: 'isEven'
})
export class IsEvenPipe implements PipeTransform {
transform(index: number): boolean {
return index % 2 === 0;
}
}
この例では、isEven
というカスタムパイプを作成しています。このパイプは、引数として渡されたインデックスが偶数かどうかを判断し、ブール値を返します。ngClass
ディレクティブはこのブール値を使用して、適切なクラスを適用します。
適切な方法を選択する
どの方法を使用するかは、特定の要件によって異なります。単純な条件の場合は、ネストされたオブジェクトを使用するのが最も簡単です。より複雑な条件の場合は、論理演算子またはカスタムパイプを使用する必要があります。
その他のヒント:
ngClass
ディレクティブは、オブジェクトと文字列の両方をサポートします。オブジェクトを使用すると、より多くの柔軟性と制御が可能になります。- 複数のクラスを適用するには、スペースで区切ってリストします。例えば、以下のコードは、
selected
とactive
の両方のクラスを適用します。
<div [ngClass]="{'selected': selected, 'active': active}">
... コンテンツ ...
</div>
ngClass
ディレクティブは、バインディングを使用して動的にクラスを更新することができます。例えば、以下のコードは、currentClass
変数の値に基づいてクラスを適用します。
<div [ngClass]="currentClass">
... コンテンツ ...
</div>
これらのヒントと例を参考に、ngClass
ディレクティブを使用して、Angular 4 アプリケーションで動的に CSS クラスを管理することができます。
ネストされたオブジェクトを使用する
<div [ngClass]="{'selected': selected, 'active': active}">
{{ name }}
</div>
export class AppComponent {
name = 'Angular';
selected = false;
active = false;
toggleSelected() {
this.selected = !this.selected;
}
toggleActive() {
this.active = !this.active;
}
}
論理演算子を使用する
<div [ngClass]="{'active': selected && !hidden}">
{{ name }}
</div>
export class AppComponent {
name = 'Angular';
selected = false;
hidden = false;
toggleSelected() {
this.selected = !this.selected;
}
toggleHidden() {
this.hidden = !this.hidden;
}
}
このコードは、selected
が真でかつ !hidden
が真の場合にのみ active
クラスを適用します。selected
が真であっても hidden
が真の場合には active
クラスを適用しません。
カスタムパイプを使用する
<div [ngClass]="{'even': isEven(index), 'odd': !isEven(index)}">
{{ index }}
</div>
import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';
@Pipe({
name: 'isEven'
})
export class IsEvenPipe implements PipeTransform {
transform(index: number): boolean {
return index % 2 === 0;
}
}
export class AppComponent {
numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
}
これらのサンプルコードは、ngClass
ディレクティブを使用して複数の条件を処理する方法を理解するのに役立ちます。
ngClass ディレクティブ以外にも、複数の条件に基づいてクラスを動的に適用する方法がいくつかあります。
ngStyle
ディレクティブは、要素のスタイルを動的に設定するために使用できます。ngClass
ディレクティブと同様に、複数の条件に基づいてスタイルを適用することができます。
例えば、以下のコードは、selected
と active
という 2 つの条件に基づいて背景色を設定します。
<div [ngStyle]="{'background-color': selected && active ? 'blue' : 'gray'}">
{{ name }}
</div>
クラスバインディングを使用すると、プロパティの値に基づいてクラスを直接要素にバインドすることができます。
例えば、以下のコードは、selected
プロパティが真の場合に selected
クラスを、そうでない場合は not-selected
クラスを適用します。
<div [class.selected]="selected" [class.not-selected]="!selected">
{{ name }}
</div>
テンプレート駆動コンポーネントを使用すると、より複雑なロジックを使用してクラスを動的に適用することができます。
<div [class.selected]="selected" [class.active]="active">
<ng-content></ng-content>
</div>
export class MyComponent {
@Input() selected: boolean;
@Input() active: boolean;
}
このコンポーネントを以下のように使用することができます。
<app-my-component [selected]="selected" [active]="active">
{{ name }}
</app-my-component>
これらの方法は、ngClass
ディレクティブ以外にも、複数の条件に基づいてクラスを動的に適用する方法です。どの方法を使用するかは、特定の要件によって異なります。
ngStyle
ディレクティブを使用すると、スタイルプロパティの値を直接設定することができます。これは、背景色やフォントサイズなどの単純なスタイルを適用する場合に便利です。- クラスバインディングを使用すると、より簡潔なコードを書くことができます。これは、1 つの条件に基づいてクラスを適用する場合に便利です。
- テンプレート駆動コンポーネントを使用すると、より複雑なロジックを実装することができます。これは、複数の条件に基づいてクラスを適用したり、条件に基づいて他の操作を実行したりする場合に便利です。
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