Axios Jest テスト 解説

2024-09-30

「AxiosをJestでテストする方法」の日本語解説

前提条件

  • Axiosの基本的な理解
  • ReactReduxの基本的な理解
  • Jestの基本的な理解
  • JavaScriptの基本的な理解

核心概念

  • アサーション
    テストが期待どおりに動作したことを確認するための検証。
  • モック
    本物のオブジェクトの代わりにテスト用の偽物を使用する。

ステップバイステップガイド

プロジェクトのセットアップ

  • Axiosをプロジェクトにインストールする。

テストファイルの作成

  • テストするコンポーネントまたはモジュールに対応するテストファイルを作成する。例えば、MyComponent.test.js

Axiosのモック

  • jest.mock('axios')を使用してAxiosをモックする。これにより、Axiosの関数を自由に制御できる。

テストケースの作成

  • モックされたAxiosの関数の挙動を制御し、期待する結果をアサートする。
  • テストケースを作成し、Axiosの関数を呼び出す。

コード例

// MyComponent.test.js
import React from 'react';
import { render, screen } from '@testing-library/react';
import userEvent from '@testing-library/user-event';
import    { Provider } from 'react-redux';
import { store } from './store';
   import MyComponent from './MyComponent';

jest.mock('axios');

test('MyComponent calls axios when button is clicked', async () => {
  // Arrange
  const axiosMock = jest.mocked(axios);
  axiosMock.get.mockResolvedValue({ data: 'success' });

  // Act
  render(
    <Provider store={store}>
      <MyComponent />
    </Provider>
  );
  const button = screen.getByRole('button');
  userEvent.click(button);

  // Assert
  await expect(axiosMock.get).toHaveBeenCalledWith('/api/data');
  expect(screen.getByText('Success')).toBeInTheDocument();
});

解説

  • テストケースでは、ボタンをクリックしてAxiosの関数を呼び出し、その結果をアサートする。
  • axiosMock.get.mockResolvedValue({ data: 'success' })で、Axiosのget関数が成功を返すように設定する。
  • jest.mock('axios')でAxiosをモックする。

重要なポイント

  • Axiosのエラー処理もテストする必要がある。
  • 複雑なテストケースは複数のテストケースに分けることで管理しやすくなる。
  • モックの適切な使用がテストの信頼性に影響する。

さらなる学習




// MyComponent.test.js
import React from 'react';
import { render, screen } from '@testing-library/react';
import userEvent from '@testing-library/user-event';
import    { Provider } from 'react-redux';
import { store } from './store';
   import MyComponent from './MyComponent';

jest.mock('axios');

test('MyComponent calls axios when button is clicked', async () => {
  // Arrange
  const axiosMock = jest.mocked(axios);
  axiosMock.get.mockResolvedValue({ data: 'success' });

  // Act
  render(
    <Provider store={store}>
      <MyComponent />
    </Provider>
  );
  const button = screen.getByRole('button');
  userEvent.click(button);

  // Assert
  await expect(axiosMock.get).toHaveBeenCalledWith('/api/data');
  expect(screen.getByText('Success')).toBeInTheDocument();
});

コード解説

モックのセットアップ

コンポーネントのレンダリング

  • Providerを使用してReduxストアをコンポーネントに提供する。
  • render関数を使用してコンポーネントをレンダリングする。

イベントのトリガー

  • userEvent.click(button)でボタンをクリックし、コンポーネントのイベントハンドラーを呼び出す。

アサーション

  • expect(screen.getByText('Success')).toBeInTheDocument()で、コンポーネントに期待するテキストが表示されていることを確認する。
  • await expect(axiosMock.get).toHaveBeenCalledWith('/api/data')で、Axiosのget関数が指定されたURLで呼び出されたことを確認する。



代替手法

Axiosのモックライブラリを使用する

  • 使い方
    import axios from 'axios';
    import MockAdapter from 'axios-mock-adapter';
    
    const mock = new MockAdapter(axios);
    
    test('MyComponent calls axios when button is clicked', async () => {
      // Arrange
      mock.onGet('/api/data').reply(200, { data: 'success' });
    
      // ... rest of the test
    });
    
  • Axios Mock Adapter
    Axiosのモックライブラリで、Axiosの関数を簡単にモックできる。

Axiosの関数を直接モックする

  • 使い方
    jest.mock('axios');
    
    test('MyComponent calls axios when button is clicked', async () => {
      // Arrange
      const axiosMock = jest.mocked(axios);
      axiosMock.get.mockResolvedValue({ data: 'success' });
    
      // ... rest of the test
    });
    
  • Jestのモック機能
    Axiosの関数を直接モックし、その挙動を制御する。

Axiosの関数をスパイする

  • 使い方
    jest.mock('axios');
    
    test('MyComponent calls axios when button is clicked', async () => {
      // Arrange
      const axiosMock = jest.spyOn(axios, 'get');
    
      // ... rest of the test
    
      // Assert
      expect(axiosMock).toHaveBeenCalledWith('/api/data');
    });
    
  • Jestのスパイ機能
    Axiosの関数をスパイし、その呼び出し状況を確認する。

それぞれの利点と欠点

  • スパイ
    • 呼び出し状況を確認できる
    • 他のモック手法と組み合わせられる
    • 複雑なモックシナリオには不向き
  • 直接モック
    • シンプル
    • 柔軟性が高い
    • AxiosのAPIに準拠していない
  • Axios Mock Adapter
    • 使いやすい

選択基準

  • 呼び出し状況の確認
    スパイは呼び出し状況を確認する必要がある場合に適している。
  • モックの柔軟性
    直接モックは柔軟性が高いが、AxiosのAPIに準拠していない。
  • テストの複雑さ
    複雑なモックシナリオが必要な場合はAxios Mock Adapterが適している。

javascript reactjs react-redux



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