【JavaScript/React/Webpack】CSP「default-src 'self'」でWebフォントを読み込む6つの方法
問題の概要
Refused to load the font 'data:font/woff.....'it violates the following Content Security Policy directive: "default-src 'self'". Note that 'font-src'
このエラーは、ウェブブラウザが "data:font/woff2" 形式のフォントを読み込もうとした際に発生します。この形式のフォントは、Base64 エンコードされたデータとして埋め込まれており、ネットワークリクエストを送信することなく読み込むことができます。
しかし、ウェブブラウザは Content Security Policy (CSP) というセキュリティ機能によって、読み込むことができるコンテンツを制限しています。CSP において "default-src" ディレクティブは、デフォルトで許可されるソースを指定します。このエラーが発生している場合、"default-src" ディレクティブで "self" しか許可されていないため、埋め込まれたフォントを読み込むことができないのです。
原因
このエラーが発生する原因は、主に以下の2つが考えられます。
CSP 設定がフォントの読み込みを許可していない
CSP の "font-src" ディレクティブで許可されているソースに、読み込もうとしているフォントのソースが含まれていない可能性があります。
フォントファイルが正しく埋め込まれていない
Base64 エンコードされたフォントデータが正しく埋め込まれていない場合、ブラウザが解析できずにエラーが発生する可能性があります。
解決策
CSP 設定を修正する
CSP の "font-src" ディレクティブに、読み込もうとしているフォントのソースを追加することで、エラーを解決することができます。具体的には、以下のいずれかの方法で修正します。
- 読み込もうとしているフォントのソースを "font-src" ディレクティブに追加する
- "font-src" ディレクティブにワイルドカード (
*
) を使用して、すべてのソースを許可する
例
font-src 'self' https://fonts.google.com/ https://fonts.google.com/knowledge/using_type/using_web_fonts_from_a_font_delivery_service
この設定の場合、fonts.google.com
と fonts.gstatic.com
からのフォントを読み込むことができます。
フォントファイルを修正する
Base64 エンコードされたフォントデータが正しく埋め込まれていない場合は、フォントファイルを修正する必要があります。具体的には、以下の点を確認します。
- Base64 エンコードが正しいかどうか
- フォントデータが破損していないかどうか
Base64 エンコードを確認するには、オンラインのツールを使用することができます。フォントデータの破損を確認するには、フォントファイルを別のブラウザで読み込んでみるか、別のフォントファイルを使用してみることをお勧めします。
- "data:font/woff2" 形式のフォントを使用する場合は、CSP 設定に注意する必要があります。
補足
- この回答は、JavaScript、ReactJS、Webpack に特化したものではありません。CSP の設定方法やフォントファイルの埋め込み方法は、一般的なウェブ開発の知識に基づいています。
- 具体的な問題解決には、個々の状況に応じて調査が必要となる場合があります。
import React from 'react';
import './App.css';
const App = () => {
return (
<div className="App">
<h1>Hello, World!</h1>
<p>This is a paragraph.</p>
</div>
);
};
export default App;
.App {
font-family: 'MyFont', sans-serif;
}
// webpack.config.js
const path = require('path');
const HtmlWebpackPlugin = require('html-webpack-plugin');
const base64 = require('base64-js');
module.exports = {
entry: './App.js',
output: {
path: path.resolve(__dirname, 'dist'),
filename: 'bundle.js',
},
module: {
rules: [
{
test: /\.css$/,
use: ['style-loader', 'css-loader'],
},
{
test: /\.(woff2?|eot|ttf|otf)$/,
type: 'asset/inline',
},
],
},
plugins: [
new HtmlWebpackPlugin({
template: './index.html',
}),
],
};
このコードでは、以下のフォントファイルを埋め込んでいます。
fonts/MyFont.woff2
このフォントファイルを "fonts" ディレクトリに配置し、webpack.config.js
ファイルで asset/inline
タイプのモジュールとして設定します。
また、App.css
ファイルで MyFont
フォントを指定します。
このコードを実行すると、"data:font/woff2" 形式のフォントが埋め込まれ、CSP の設定に影響されることなくフォントを読み込むことができます。
注意事項
このコードはあくまでサンプルであり、実際の開発環境では状況に合わせて修正する必要があります。
特に、CSP の設定は、セキュリティ上の理由から慎重に行う必要があります。
この回答は、情報提供のみを目的としており、専門的な助言を構成するものではありません。具体的な問題解決には、個々の状況に応じて調査が必要となる場合があります。
"default-src 'self'" に違反しない、JavaScript、ReactJS、Webpack で Web フォントを読み込む方法
font-src ディレクティブを使用する
利点:
- 最も簡単で直接的な方法
- 特定のソースからのみフォントを読み込むように制限できる
- すべての必要なソースをリストする必要がある
- 新しいソースを追加するたびに CSP を更新する必要がある
例:
font-src 'self' https://fonts.gstatic.com https://fonts.googleapis.com
nonce 属性を使用する
- インラインスクリプトと同様に、動的に生成されたフォントを読み込むことができる
- CSP レポートで詳細なエラー情報を確認できる
- サーバー側で nonce を生成してスクリプトタグに埋め込む必要がある
- クライアント側で nonce を検証する必要がある
<script nonce="MY-UNIQUE-NONCE">
// フォントを読み込む
</script>
- 外部 CSS ファイルからフォントを読み込むことができる
- 悪意のある CSS ファイルがフォントをロードするために使用される可能性がある
style-src 'self' https://fonts.gstatic.com https://fonts.googleapis.com
unsafe-inline キーワードを使用する
- 最も簡単な解決策
- テストや開発環境で役立つ
- セキュリティ上のリスクが高い
- 本番環境では使用しないこと
script-src 'unsafe-inline'
フォントを Web サーバーにアップロードする
- CSP に影響を受けない
- ネットワークリクエストを削減できる
- サーバーの負荷が増加する
- フォントファイルのバージョン管理が複雑になる
@font-face {
font-family: 'MyFont';
src: url('/fonts/MyFont.woff2') format('woff2');
}
最適な方法の選択
どの方法が最適かは、個々の状況によって異なります。以下の点を考慮して選択してください。
- セキュリティ: セキュリティが最優先事項の場合は、
font-src
ディレクティブとnonce
属性を使用する方法がおすすめです。 - 柔軟性: より柔軟なソリューションが必要な場合は、
style-src
ディレクティブを使用する方法がおすすめです。 - 使いやすさ: 最も簡単な方法は、フォントを Web サーバーにアップロードする方法ですが、セキュリティ上のリスクが高くなります。
javascript reactjs webpack