【JavaScript/React/Webpack】CSP「default-src 'self'」でWebフォントを読み込む6つの方法

2024-04-21

問題の概要

Refused to load the font 'data:font/woff.....'it violates the following Content Security Policy directive: "default-src 'self'". Note that 'font-src'

このエラーは、ウェブブラウザが "data:font/woff2" 形式のフォントを読み込もうとした際に発生します。この形式のフォントは、Base64 エンコードされたデータとして埋め込まれており、ネットワークリクエストを送信することなく読み込むことができます。

しかし、ウェブブラウザは Content Security Policy (CSP) というセキュリティ機能によって、読み込むことができるコンテンツを制限しています。CSP において "default-src" ディレクティブは、デフォルトで許可されるソースを指定します。このエラーが発生している場合、"default-src" ディレクティブで "self" しか許可されていないため、埋め込まれたフォントを読み込むことができないのです。

原因

このエラーが発生する原因は、主に以下の2つが考えられます。

CSP 設定がフォントの読み込みを許可していない

CSP の "font-src" ディレクティブで許可されているソースに、読み込もうとしているフォントのソースが含まれていない可能性があります。

フォントファイルが正しく埋め込まれていない

Base64 エンコードされたフォントデータが正しく埋め込まれていない場合、ブラウザが解析できずにエラーが発生する可能性があります。

解決策

CSP 設定を修正する

CSP の "font-src" ディレクティブに、読み込もうとしているフォントのソースを追加することで、エラーを解決することができます。具体的には、以下のいずれかの方法で修正します。

  • 読み込もうとしているフォントのソースを "font-src" ディレクティブに追加する
  • "font-src" ディレクティブにワイルドカード (*) を使用して、すべてのソースを許可する

font-src 'self' https://fonts.google.com/ https://fonts.google.com/knowledge/using_type/using_web_fonts_from_a_font_delivery_service

この設定の場合、fonts.google.comfonts.gstatic.com からのフォントを読み込むことができます。

フォントファイルを修正する

Base64 エンコードされたフォントデータが正しく埋め込まれていない場合は、フォントファイルを修正する必要があります。具体的には、以下の点を確認します。

  • Base64 エンコードが正しいかどうか
  • フォントデータが破損していないかどうか

Base64 エンコードを確認するには、オンラインのツールを使用することができます。フォントデータの破損を確認するには、フォントファイルを別のブラウザで読み込んでみるか、別のフォントファイルを使用してみることをお勧めします。

  • "data:font/woff2" 形式のフォントを使用する場合は、CSP 設定に注意する必要があります。

補足

  • この回答は、JavaScript、ReactJS、Webpack に特化したものではありません。CSP の設定方法やフォントファイルの埋め込み方法は、一般的なウェブ開発の知識に基づいています。
  • 具体的な問題解決には、個々の状況に応じて調査が必要となる場合があります。



import React from 'react';
import './App.css';

const App = () => {
  return (
    <div className="App">
      <h1>Hello, World!</h1>
      <p>This is a paragraph.</p>
    </div>
  );
};

export default App;
.App {
  font-family: 'MyFont', sans-serif;
}
// webpack.config.js
const path = require('path');
const HtmlWebpackPlugin = require('html-webpack-plugin');
const base64 = require('base64-js');

module.exports = {
  entry: './App.js',
  output: {
    path: path.resolve(__dirname, 'dist'),
    filename: 'bundle.js',
  },
  module: {
    rules: [
      {
        test: /\.css$/,
        use: ['style-loader', 'css-loader'],
      },
      {
        test: /\.(woff2?|eot|ttf|otf)$/,
        type: 'asset/inline',
      },
    ],
  },
  plugins: [
    new HtmlWebpackPlugin({
      template: './index.html',
    }),
  ],
};

このコードでは、以下のフォントファイルを埋め込んでいます。

fonts/MyFont.woff2

このフォントファイルを "fonts" ディレクトリに配置し、webpack.config.js ファイルで asset/inline タイプのモジュールとして設定します。

また、App.css ファイルで MyFont フォントを指定します。

このコードを実行すると、"data:font/woff2" 形式のフォントが埋め込まれ、CSP の設定に影響されることなくフォントを読み込むことができます。

注意事項

このコードはあくまでサンプルであり、実際の開発環境では状況に合わせて修正する必要があります。

特に、CSP の設定は、セキュリティ上の理由から慎重に行う必要があります。

この回答は、情報提供のみを目的としており、専門的な助言を構成するものではありません。具体的な問題解決には、個々の状況に応じて調査が必要となる場合があります。




"default-src 'self'" に違反しない、JavaScript、ReactJS、Webpack で Web フォントを読み込む方法

font-src ディレクティブを使用する

利点:

  • 最も簡単で直接的な方法
  • 特定のソースからのみフォントを読み込むように制限できる
  • すべての必要なソースをリストする必要がある
  • 新しいソースを追加するたびに CSP を更新する必要がある

例:

font-src 'self' https://fonts.gstatic.com https://fonts.googleapis.com

nonce 属性を使用する

  • インラインスクリプトと同様に、動的に生成されたフォントを読み込むことができる
  • CSP レポートで詳細なエラー情報を確認できる
  • サーバー側で nonce を生成してスクリプトタグに埋め込む必要がある
  • クライアント側で nonce を検証する必要がある
<script nonce="MY-UNIQUE-NONCE">
  // フォントを読み込む
</script>
  • 外部 CSS ファイルからフォントを読み込むことができる
  • 悪意のある CSS ファイルがフォントをロードするために使用される可能性がある
style-src 'self' https://fonts.gstatic.com https://fonts.googleapis.com

unsafe-inline キーワードを使用する

  • 最も簡単な解決策
  • テストや開発環境で役立つ
  • セキュリティ上のリスクが高い
  • 本番環境では使用しないこと
script-src 'unsafe-inline'

フォントを Web サーバーにアップロードする

  • CSP に影響を受けない
  • ネットワークリクエストを削減できる
  • サーバーの負荷が増加する
  • フォントファイルのバージョン管理が複雑になる
@font-face {
  font-family: 'MyFont';
  src: url('/fonts/MyFont.woff2') format('woff2');
}

最適な方法の選択

どの方法が最適かは、個々の状況によって異なります。以下の点を考慮して選択してください。

  • セキュリティ: セキュリティが最優先事項の場合は、font-src ディレクティブと nonce 属性を使用する方法がおすすめです。
  • 柔軟性: より柔軟なソリューションが必要な場合は、style-src ディレクティブを使用する方法がおすすめです。
  • 使いやすさ: 最も簡単な方法は、フォントを Web サーバーにアップロードする方法ですが、セキュリティ上のリスクが高くなります。

javascript reactjs webpack


JSONをオブジェクトに変換する方法:JSON.parse()メソッドとその他の方法

JSON (JavaScript Object Notation) は、軽量なデータ交換形式です。JavaScriptのオブジェクトリテラルをベースに作られており、人間が読み書きしやすいように設計されています。JavaScriptでオブジェクトをJSONに変換するには、JSON...


JavaScriptとjQueryでURLの最後のセグメントを取得する方法

ウェブページのURLは、そのページの内容や機能を特定するために使用されます。URLには、ドメイン名、パス、クエリ文字列など、さまざまな要素が含まれています。このうち、パスの最後の部分は、しばしば「最後のセグメント」と呼ばれ、ページの特定の要素や機能を表すために使用されます。...


React Router: No Not Found Route ?

このライブラリを使うと、URLと画面表示を対応させることができ、ユーザーがブラウザのURLを変更したときに、それに応じて表示される画面を切り替えることができます。しかし、ユーザーが誤ったURLを入力したり、存在しないページにアクセスしようとした場合、何も表示されない状態になる可能性があります。...


【超簡単】Angular 2 でwindow.locationを使わずに外部URLへリダイレクトする方法

window. location を使用する最もシンプルな方法は、window. location オブジェクトを使用して直接 URL を操作する方法です。 以下のコード例のように、router. navigateByUrl() メソッドの中で window...


ReactJS 関数コンポーネントのライフサイクル:Hooks vs HOC vs Render Props

コンポーネントの状態 (state) を管理するためのフックです。初期値と状態更新関数を返す配列を取得します。副作用処理 (DOM 操作や API 呼び出しなど) を実行するためのフックです。マウント時、更新時、アンマウント時に実行される関数を登録できます。...