JavaScript、Angular、TypeScriptで「Property 'entries' does not exist on type 'ObjectConstructor'」エラーが発生したときの解決策

2024-10-23

JavaScript、Angular、TypeScriptにおける「Property 'entries' does not exist on type 'ObjectConstructor'」エラーの解説

このエラーは、JavaScript、Angular、TypeScriptでオブジェクトのentries()メソッドを使用しようとした際に発生します。entries()メソッドは、オブジェクトのキーと値のペアをイテレータとして返すために使用されます。

原因

このエラーが発生する主な理由は2つあります。

  1. ターゲットライブラリの設定が低い

entries()メソッドはES2017で導入された機能です。そのため、ターゲットライブラリの設定がES2017よりも低い場合、このエラーが発生します。

  1. TypeScriptのバグ

TypeScript 4.0.0-beta以前のバージョンのTypeScriptには、このエラーが発生するバグが存在しました。

解決策

このエラーを解決するには、以下の方法があります。

ターゲットライブラリの設定を上げる

TypeScriptコンパイラのtsconfig.jsonファイルで、targetプロパティをES2017以降に設定します。

{
  "compilerOptions": {
    "target": "es2017"
  }
}

TypeScriptを最新バージョンに更新する

TypeScript 4.0.0-beta以降のバージョンのTypeScriptを使用している場合は、このエラーは修正されています。TypeScriptを最新バージョンに更新してください。

型注釈を追加する

entries()メソッドを使用するオブジェクトに型注釈を追加することで、このエラーを回避することができます。

const obj: { name: string; age: number } = { name: 'John Doe', age: 30 };

for (const [key, value] of Object.entries(obj)) {
  console.log(`${key}: ${value}`);
}

Angularでの解決策

Angularプロジェクトの場合は、tsconfig.jsonファイルに加えて、angular.jsonファイルにもtargetプロパティを設定する必要があります。

{
  "projects": {
    "my-app": {
      "architect": {
        "build": {
          "options": {
            "tsconfig": "./tsconfig.json",
            "target": "es2017"
          }
        }
      }
    }
  }
}
  • TypeScript 4.1以降では、ObjectConstructorentries()メソッドの型定義が追加されています。
  • entries()メソッドは、ブラウザの互換性を考慮する必要がある場合は、Polyfillを使用する必要があります。



interface User {
  name: string;
  age: number;
  email: string;
}

const user: User = {
  name: 'John Doe',
  age: 30,
  email: '[email protected]',
};

for (const [key, value] of Object.entries(user)) {
  console.log(`${key}: ${value}`);
}

This code will output the following:

name: John Doe
age: 30
email: [email protected]

The entries() method returns an array of arrays, where each inner array contains a key-value pair. The for...of loop iterates over this array, and the [key, value] destructuring assignment assigns the key and value of each pair to the key and value variables, respectively.

Here is another example of how to use the entries() method to create a new object from an existing object:

const user: User = {
  name: 'John Doe',
  age: 30,
  email: '[email protected]',
};

const newUser = Object.fromEntries(Object.entries(user).map(([key, value]) => [key.toUpperCase(), value]));

console.log(newUser);
{ NAME: 'John Doe', AGE: 30, EMAIL: '[email protected]' }

The Object.fromEntries() method takes an array of key-value pairs and creates a new object from them. The map() function is used to convert all of the keys to uppercase.




The for...in loop iterates over the enumerable properties of an object. This means that it will iterate over all of the properties of the object, including those that have been inherited from its prototype.

const user: User = {
  name: 'John Doe',
  age: 30,
  email: '[email protected]',
};

for (const key in user) {
  console.log(`${key}: ${user[key]}`);
}

This code will output the same result as the previous example. However, it is important to note that the for...in loop does not guarantee the order in which the properties will be iterated.

Using Object.keys() and Array.forEach()

The Object.keys() method returns an array of the enumerable property names of an object. The Array.forEach() method can then be used to iterate over this array and access the values of the properties.

const user: User = {
  name: 'John Doe',
  age: 30,
  email: '[email protected]',
};

Object.keys(user).forEach(key => {
  console.log(`${key}: ${user[key]}`);
});

This code will output the same result as the previous examples. The Object.keys() method guarantees that the properties will be iterated in the order in which they were defined in the object.

Using ES6 destructuring

ES6 destructuring can be used to unpack the key-value pairs of an object into separate variables.

const user: User = {
  name: 'John Doe',
  age: 30,
  email: '[email protected]',
};

for (const [key, value] of Object.entries(user)) {
  console.log(`${key}: ${value}`);
}

This code is equivalent to the first example. However, it is more concise and easier to read.


javascript angular typescript



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