【CSSでは無理?】テキストノードにスタイルを適用する方法を徹底解説! 擬似要素・擬似クラスとJavaScriptを使いこなそう
CSSでテキストノードを直接操作することはできない
テキストノードとは、HTML要素内に存在するタグで囲まれていないテキストデータのことです。例えば、<p>**こんにちは**</p>
のような場合、「こんにちは」の部分がテキストノードとなります。
代替手段として擬似要素を使用する
テキストノードを直接操作できない制約がある一方で、擬似要素を用いることで疑似的にテキストノードにスタイルを適用する方法があります。擬似要素とは、HTML要素に擬似的に存在する要素を追加することで、スタイルを装飾するための機能です。
::before と ::after 擬似要素
::before
と::after
擬似要素は、それぞれ要素の前と後に擬似的な要素を追加できます。- 擬似要素には、テキストコンテンツを設定することができ、そのテキストコンテンツに対してCSSスタイルを適用することができます。
- この方法を利用することで、擬似要素のテキストコンテンツをテキストノードと一致させ、間接的にテキストノードにスタイルを適用することができます。
例:<p>こんにちは**</p> のテキストノードに赤色を適用する
p::after {
content: "こんにちは";
color: red;
}
:nth-child() 擬似クラス
:nth-child()
擬似クラスは、要素の子要素の中から特定のインデックスの要素を選択することができます。- テキストノードは要素の子要素として存在するため、
:nth-child()
擬似クラスを利用して、特定のインデックスのテキストノードを選択することができます。 - 選択したテキストノードに対して、CSSスタイルを適用することができます。
p:nth-child(2)::after {
content: "世界";
color: red;
}
CSSで直接的にテキストノードを操作することはできませんが、擬似要素や擬似クラスを組み合わせることで、疑似的にテキストノードにスタイルを適用することができます。
上記以外にも、JavaScriptを用いることで、より柔軟にテキストノードを操作する方法もあります。しかし、CSSのみでの操作には限界があることを理解した上で、適切な手段を選択することが重要です。
擬似要素を使用する例
この例では、<p>こんにちは 世界</p>
の "こんにちは" と "世界" というテキストノードそれぞれに、赤色と青色の背景色を設定します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>テキストノードにスタイルを適用</title>
<style>
p::before {
content: "こんにちは";
background-color: red;
display: inline-block;
}
p::after {
content: "世界";
background-color: blue;
display: inline-block;
}
</style>
</head>
<body>
<p>こんにちは 世界</p>
</body>
</html>
このコードを実行すると、以下のようになります。
こんにちは 世界
"こんにちは" と "世界" というテキストがそれぞれ、赤色と青色の背景色で表示されます。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>テキストノードにスタイルを適用</title>
<style>
p:nth-child(1)::after {
content: "こんにちは";
text-decoration: underline;
color: red;
}
</style>
</head>
<body>
<p>**こんにちは** 世界</p>
</body>
</html>
**こんにちは** 世界
"こんにちは" というテキストが、赤色の下線で強調表示されます。
上記以外にも、擬似要素や擬似クラスを組み合わせることで、様々なスタイルをテキストノードに適用することができます。
- 特定の単語のみ太字にする
- 特定のフレーズにマーカーを引く
- 特定の文字列の色を変える
など、様々な応用が可能です。
注意事項
- 擬似要素や擬似クラスを使用する方法は、ブラウザによって互換性が異なる場合があります。
- 複雑なスタイルを適用する場合は、JavaScriptを使用する方が適切な場合もあります。
サンプルコードを参考に、様々な方法でテキストノードにスタイルを適用してみてください。
CSS以外の方法でテキストノードを操作する
JavaScriptでテキストノードを操作する例
特定のテキストノードの内容を取得する
const paragraph = document.querySelector('p');
const firstTextNode = paragraph.firstChild;
const textContent = firstTextNode.textContent;
console.log(textContent); // こんにちは
const paragraph = document.querySelector('p');
const firstTextNode = paragraph.firstChild;
firstTextNode.textContent = 'こんばんは';
const paragraph = document.querySelector('p');
const firstTextNode = paragraph.firstChild;
firstTextNode.style.color = 'red';
JavaScriptでテキストノードを操作する場合、以下の操作が可能です。
注意事項
- 複雑な操作を行う場合は、パフォーマンスやセキュリティに注意する必要があります。
CSS以外の方法でテキストノードを操作する場合、JavaScriptが有効な手段となります。
上記を参考に、様々な操作を試し、より高度なWebページを作成してみてください。
css css-selectors