CSSでドラッグ&ドロップを実現するカーソルスタイル

2024-09-27

CSSでドラッグ&ドロップを実装する際、カーソルのスタイルを変更することでユーザーに視覚的なヒントを与えることができます。以下に、よく使用されるカーソルスタイルとそれぞれの意味を解説します。

基本的なカーソルスタイル

  • no-drop
    禁止型。斜めの線で、要素をここにドロップできないことを示します。
  • copy
    コピー型。四方向の矢印にプラス記号がついたカーソルで、要素をコピーできることを示します。
  • move
    移動型。四方向の矢印で、要素をドラッグできることを示します。
  • pointer
    ポインター型。手型のカーソルで、クリック可能な要素を示します。
  • default
    デフォルトのカーソル。通常は矢印の形です。

具体的な使い方

.draggable {
  cursor: move;
}

.droppable {
  cursor: copy;
}

.not-droppable {
  cursor: no-drop;
}

上記の例では、クラス名draggableを持つ要素は移動可能なカーソルを表示し、droppableを持つ要素はコピー可能なカーソルを表示します。not-droppableを持つ要素はドロップできないことを示すカーソルを表示します。

注意事項

  • 実際のドラッグ&ドロップの機能は、JavaScriptを使用して実装する必要があります。CSSは主に視覚的なヒントを提供します。
  • カーソルのスタイルは、要素のスタイルプロパティであるcursorを使用して設定します。



<div class="draggable">ドラッグ可能な要素</div>
<div class="droppable">ドロップ可能な要素</div>
<div class="not-droppable">ドロップ不可な要素</div>

CSS

.draggable {
  cursor: move;
}

.droppable {
  cursor: copy;
}

.not-droppable {
  cursor: no-drop;
}

JavaScript

const draggableElement = document.querySelector('.draggable');
const droppableElement = document.querySelector('.droppable');
const notDroppableElement = document.querySelector('.not-droppable');

draggableElement.addEventListener('dragstart', (event) => {
  event.dataTransfer.setData('text/plain', 'ドラッグされたデータ');
});

droppableElement.addEventListener('dragover', (event) => {
  event.preventDefault(); // ドロップを許可
});

droppableElement.addEventListener('drop', (event) => {
  event.preventDefault();
  const data = event.dataTransfer.getData('text/plain');
  console.log('ドロップされたデータ:', data);
});

notDroppableElement.addEventListener('dragover', (event) => {
  event.preventDefault(); // ドロップを禁止
});

日本語訳

<div class="draggable">ドラッグ可能な要素</div>
<div class="droppable">ドロップ可能な要素</div>
<div class="not-droppable">ドロップ不可な要素</div>
.draggable {
  cursor: move;
}

.droppable {
  cursor: copy;
}

.not-droppable {
  cursor: no-drop;
}
const draggableElement = document.querySelector('.draggable');
const droppableElement = document.querySelector('.droppable');
const notDroppableElement = document.querySelector('.not-droppable');

draggableElement.addEventListener('dragstart', (event) => {
  event.dataTransfer.setData('text/plain', 'ドラッグされたデータ');
});

droppableElement.addEventListener('dragover', (event) => {
  event.preventDefault(); // ドロップを許可
});

droppableElement.addEventListener('drop', (event) => {
  event.preventDefault();
  const data = event.dataTransfer.getData('text/plain');
  console.log('ドロップされたデータ:', data);
});

notDroppableElement.addEventListener('dragover', (event) => {
  event.preventDefault(); // ドロップを禁止
});



HTML5のドラッグ&ドロップ API

HTML5では、draggable属性やdataTransferオブジェクトを使用して、より直接的にドラッグ&ドロップを実装することができます。

<div draggable="true">ドラッグ可能な要素</div>
<div>ドロップ可能な要素</div>
const draggableElement = document.querySelector('[draggable]');
const droppableElement = document.querySelector('div:not([draggable])');

draggableElement.addEventListener('dragstart', (event) => {
  event.dataTransfer.setData('text/plain', 'ドラッグされたデータ');
});

droppableElement.addEventListener('dragover', (event) => {
  event.preventDefault(); // ドロップを許可
});

droppableElement.addEventListener('drop', (event) => {
  event.preventDefault();
  const data = event.dataTransfer.getData('text/plain');
  console.log('ドロップされたデータ:', data);
});

JavaScriptライブラリ

ドラッグ&ドロップの機能を簡略化するためのJavaScriptライブラリも多数存在します。例えば、Sortable.jsやDragulaは、リストやグリッドの要素をドラッグ&ドロップで並び替えたり、要素を他のコンテナに移動したりする機能を提供します。

CSSのみでの簡易的なドラッグ&ドロップ

CSSのみで、要素を移動させるような簡易的なドラッグ&ドロップを実装することも可能です。ただし、複雑な操作やデータの伝達には適していません。

<div class="draggable">ドラッグ可能な要素</div>
.draggable {
  cursor: move;
  position: absolute;
  top: 0;
  left: 0;
}

.draggable:active {
  cursor: grabbing;
}
const draggableElement = document.querySelector('.draggable');

draggableElement.addEventListener('mousedown', (event) => {
  const initialX = event.clientX;
  const initialY = event.clientY;

  document.addEventListener('mousemove', (event) => {
    const x = event.clientX - initialX;
    const y = event.clientY - initialY;
    draggableElement.style.transform = `translate(${x}px, ${y}px)`;
  });

  document.addEventListener('mouseup', () => {
    document.removeEventListener('mousemove', null);
  });
});
<div draggable="true">ドラッグ可能な要素</div>
<div>ドロップ可能な要素</div>
const draggableElement = document.querySelector('[draggable]');
const droppableElement = document.querySelector('div:not([draggable])');

draggableElement.addEventListener('dragstart', (event) => {
  event.dataTransfer.setData('text/plain', 'ドラッグされたデータ');
});

droppableElement.addEventListener('dragover', (event) => {
  event.preventDefault(); // ドロップを許可
});

droppableElement.addEventListener('drop', (event) => {
  event.preventDefault();
  const data = event.dataTransfer.getData('text/plain');
  console.log('ドロップされたデータ:', data);
});
<div class="draggable">ドラッグ可能な要素</div>
.draggable {
  cursor: move;
  position: absolute;
  top: 0;
  left: 0;
}

.draggable:active {
  cursor: grabbing;
}
const draggableElement = document.querySelector('.draggable');

draggableElement.addEventListener('mousedown', (event) => {
  const initialX = event.clientX;
  const initialY = event.clientY;

  document.addEventListener('mousemove', (event) => {
    const x = event.clientX - initialX;
    const y = event.clientY - initialY;
    draggableElement.style.transform = `translate(${x}px, ${y}px)`;
  });

  document.addEventListener('mouseup', () => {
    document.removeEventListener('mousemove', null);
  });
});

css mouse-cursor



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