【完全網羅】Angular でオブジェクトをループする方法:ngFor 以外にも使える方法

2024-06-17

Angular で ngFor を使ってオブジェクトプロパティをループする方法

オブジェクトプロパティをループするには、以下の手順を行います。

  1. オブジェクトを定義する: まず、ループするオブジェクトを定義する必要があります。
  2. ngFor ディレクティブを使用する: 次に、テンプレート内で ngFor ディレクティブを使用して、オブジェクトをループします。ngFor ディレクティブには、ループするオブジェクトと、ループ変数を指定する必要があります。ループ変数は、各ループ反復でオブジェクトの現在のプロパティを表します。
  3. キーと値を表示する: ループ変数を使用して、オブジェクトのキーと値を表示することができます。

以下の例は、ngFor ディレクティブを使用してオブジェクトプロパティをループする方法を示しています。

<ul>
  <li *ngFor="let property of myObject">
    {{ property }}: {{ myObject[property] }}
  </li>
</ul>

この例では、myObject という名前のオブジェクトをループします。ループ変数 property は、オブジェクトの各プロパティを表します。ループ本体では、propertymyObject[property] を使用して、キーと値をそれぞれ表示します。

オブジェクトのキーを取得するには、Object.keys() 関数を使用することができます。この関数は、オブジェクトのすべてのキーを含む配列を返します。

以下の例は、Object.keys() 関数を使用してオブジェクトのキーを取得する方法を示しています。

const myObject = {
  name: 'John Doe',
  age: 30,
  city: 'New York'
};

const objectKeys = Object.keys(myObject);
console.log(objectKeys); // Output: ['name', 'age', 'city']

この例では、myObject オブジェクトのキーを objectKeys 変数に格納します。console.log() を使用して、objectKeys 配列の内容を出力します。

その他のヒント

  • オブジェクトの値をループする場合は、ngFor ディレクティブの of キーワードの代わりに in キーワードを使用することができます。
  • オブジェクトのキーと値を同時にループする場合は、[key, value] の形式でループ変数を指定することができます。
  • オブジェクトをループする前に、オブジェクトが空かどうかを確認する必要があります。



Angular で ngFor を使ってオブジェクトプロパティをループするサンプルコード

HTML テンプレート

<ul>
  <li *ngFor="let user of users">
    {{ user.name }} - {{ user.age }}
  </li>
</ul>

このテンプレートは、users という名前のオブジェクトをループします。ループ変数 user は、オブジェクトの各ユーザーを表します。ループ本体では、user.nameuser.age を使用して、ユーザーの名前と年齢をそれぞれ表示します。

コンポーネント TypeScript ファイル

import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  users = [
    { name: 'John Doe', age: 30 },
    { name: 'Jane Doe', age: 25 },
    { name: 'Peter Jones', age: 40 }
  ];
}

このコンポーネントは、users という名前の配列を定義します。この配列には、名前と年齢を持つユーザーオブジェクトが 3 つ含まれています。

実行結果

このコードを実行すると、以下の出力が表示されます。

John Doe - 30
Jane Doe - 25
Peter Jones - 40

この出力は、users 配列内の各ユーザーについて、名前と年齢が表示されていることを示しています。

  • オブジェクトのキーを取得する:
<ul>
  <li *ngFor="let key of myObject">
    {{ key }}: {{ myObject[key] }}
  </li>
</ul>
<ul>
  <li *ngFor="let [key, value] of myObject">
    {{ key }}: {{ value }}
  </li>
</ul>
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  users: any;

  constructor() {
    this.users = [
      { name: 'John Doe', age: 30 },
      { name: 'Jane Doe', age: 25 },
      { name: 'Peter Jones', age: 40 }
    ];
  }

  ngOnInit() {
    if (!this.users) {
      console.error('Users array is empty');
      return;
    }

    // ...
  }
}



Angular で ngFor 以外の方法でオブジェクトプロパティをループする方法

for ... in ループは、オブジェクトのすべてのプロパティをループするために使用できます。ループ変数は、各プロパティの名前を表します。

<ul>
  <li *ngFor="let property in myObject">
    {{ property }}: {{ myObject[property] }}
  </li>
</ul>

この例は、ngFor ディレクティブを使用した例の繰り返しになりますが、代わりに for ... in ループを使用しています。

Object.keys() と forEach() 関数

Object.keys() 関数を使用して、オブジェクトのすべてのキーを含む配列を取得できます。その後、forEach() 関数を使用して、この配列をループし、各キーに対して処理を実行できます。

const myObject = {
  name: 'John Doe',
  age: 30,
  city: 'New York'
};

Object.keys(myObject).forEach(key => {
  console.log(`${key}: ${myObject[key]}`);
});

この例は、Object.keys() 関数を使用して myObject オブジェクトのキーを取得し、forEach() 関数を使用して各キーをループしています。ループ本体では、キーと値をそれぞれコンソールに出力します。

ジェネレータは、イテレータオブジェクトを作成するために使用できます。イテレータオブジェクトは、next() メソッドを呼び出すことで、順番に値を返すことができます。

function objectIterator(obj) {
  for (const key in obj) {
    yield { key, value: obj[key] };
  }
}

const myObject = {
  name: 'John Doe',
  age: 30,
  city: 'New York'
};

for (const { key, value } of objectIterator(myObject)) {
  console.log(`${key}: ${value}`);
}

この例は、objectIterator という名前のジェネレータ関数を作成します。この関数は、オブジェクトのキーと値を返すイテレータオブジェクトを返します。その後、for ... of ループを使用して、イテレータオブジェクトをループし、各キーと値をコンソールに出力します。

Lodash ライブラリ

Lodash は、JavaScript 用のユーティリティライブラリです。Lodash には、オブジェクトをループするためのさまざまなヘルパー関数があります。

import * as _ from 'lodash';

const myObject = {
  name: 'John Doe',
  age: 30,
  city: 'New York'
};

_.forEach(myObject, (value, key) => {
  console.log(`${key}: ${value}`);
});

この例は、Lodash の _.forEach() 関数を使用して myObject オブジェクトをループしています。ループ本体では、キーと値をそれぞれコンソールに出力します。

これらの方法はそれぞれ、さまざまな利点と欠点があります。状況に応じて、最適な方法を選択する必要があります。

利点と欠点の比較

方法利点欠点
ngFor簡単で簡潔オブジェクトのキーにしかアクセスできない
for ... inオブジェクトのキーにアクセスできるループ変数はキーのみを表す
Object.keys()forEach()キーと値にアクセスできるやや冗長
ジェネレータ柔軟性が高いジェネレータの概念を理解する必要がある
Lodash多くのヘルパー関数があるライブラリの追加インストールが必要

ngFor ディレクティブは、Angular でオブジェクトプロパティをループする最も簡単で一般的な方法です。しかし、他の方法も状況によっては有用な場合があります。


javascript angular typescript


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