【完全網羅】Angular でオブジェクトをループする方法:ngFor 以外にも使える方法
Angular で ngFor を使ってオブジェクトプロパティをループする方法
オブジェクトプロパティをループするには、以下の手順を行います。
- オブジェクトを定義する: まず、ループするオブジェクトを定義する必要があります。
- ngFor ディレクティブを使用する: 次に、テンプレート内で
ngFor
ディレクティブを使用して、オブジェクトをループします。ngFor
ディレクティブには、ループするオブジェクトと、ループ変数を指定する必要があります。ループ変数は、各ループ反復でオブジェクトの現在のプロパティを表します。 - キーと値を表示する: ループ変数を使用して、オブジェクトのキーと値を表示することができます。
以下の例は、ngFor
ディレクティブを使用してオブジェクトプロパティをループする方法を示しています。
<ul>
<li *ngFor="let property of myObject">
{{ property }}: {{ myObject[property] }}
</li>
</ul>
この例では、myObject
という名前のオブジェクトをループします。ループ変数 property
は、オブジェクトの各プロパティを表します。ループ本体では、property
と myObject[property]
を使用して、キーと値をそれぞれ表示します。
オブジェクトのキーを取得するには、Object.keys()
関数を使用することができます。この関数は、オブジェクトのすべてのキーを含む配列を返します。
以下の例は、Object.keys()
関数を使用してオブジェクトのキーを取得する方法を示しています。
const myObject = {
name: 'John Doe',
age: 30,
city: 'New York'
};
const objectKeys = Object.keys(myObject);
console.log(objectKeys); // Output: ['name', 'age', 'city']
この例では、myObject
オブジェクトのキーを objectKeys
変数に格納します。console.log()
を使用して、objectKeys
配列の内容を出力します。
その他のヒント
- オブジェクトの値をループする場合は、
ngFor
ディレクティブのof
キーワードの代わりにin
キーワードを使用することができます。 - オブジェクトのキーと値を同時にループする場合は、
[key, value]
の形式でループ変数を指定することができます。 - オブジェクトをループする前に、オブジェクトが空かどうかを確認する必要があります。
Angular で ngFor を使ってオブジェクトプロパティをループするサンプルコード
HTML テンプレート
<ul>
<li *ngFor="let user of users">
{{ user.name }} - {{ user.age }}
</li>
</ul>
このテンプレートは、users
という名前のオブジェクトをループします。ループ変数 user
は、オブジェクトの各ユーザーを表します。ループ本体では、user.name
と user.age
を使用して、ユーザーの名前と年齢をそれぞれ表示します。
コンポーネント TypeScript ファイル
import { Component } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-root',
templateUrl: './app.component.html',
styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
users = [
{ name: 'John Doe', age: 30 },
{ name: 'Jane Doe', age: 25 },
{ name: 'Peter Jones', age: 40 }
];
}
このコンポーネントは、users
という名前の配列を定義します。この配列には、名前と年齢を持つユーザーオブジェクトが 3 つ含まれています。
実行結果
このコードを実行すると、以下の出力が表示されます。
John Doe - 30
Jane Doe - 25
Peter Jones - 40
この出力は、users
配列内の各ユーザーについて、名前と年齢が表示されていることを示しています。
- オブジェクトのキーを取得する:
<ul>
<li *ngFor="let key of myObject">
{{ key }}: {{ myObject[key] }}
</li>
</ul>
<ul>
<li *ngFor="let [key, value] of myObject">
{{ key }}: {{ value }}
</li>
</ul>
import { Component } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-root',
templateUrl: './app.component.html',
styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
users: any;
constructor() {
this.users = [
{ name: 'John Doe', age: 30 },
{ name: 'Jane Doe', age: 25 },
{ name: 'Peter Jones', age: 40 }
];
}
ngOnInit() {
if (!this.users) {
console.error('Users array is empty');
return;
}
// ...
}
}
Angular で ngFor 以外の方法でオブジェクトプロパティをループする方法
for ... in
ループは、オブジェクトのすべてのプロパティをループするために使用できます。ループ変数は、各プロパティの名前を表します。
<ul>
<li *ngFor="let property in myObject">
{{ property }}: {{ myObject[property] }}
</li>
</ul>
この例は、ngFor
ディレクティブを使用した例の繰り返しになりますが、代わりに for ... in
ループを使用しています。
Object.keys() と forEach() 関数
Object.keys()
関数を使用して、オブジェクトのすべてのキーを含む配列を取得できます。その後、forEach()
関数を使用して、この配列をループし、各キーに対して処理を実行できます。
const myObject = {
name: 'John Doe',
age: 30,
city: 'New York'
};
Object.keys(myObject).forEach(key => {
console.log(`${key}: ${myObject[key]}`);
});
この例は、Object.keys()
関数を使用して myObject
オブジェクトのキーを取得し、forEach()
関数を使用して各キーをループしています。ループ本体では、キーと値をそれぞれコンソールに出力します。
ジェネレータは、イテレータオブジェクトを作成するために使用できます。イテレータオブジェクトは、next()
メソッドを呼び出すことで、順番に値を返すことができます。
function objectIterator(obj) {
for (const key in obj) {
yield { key, value: obj[key] };
}
}
const myObject = {
name: 'John Doe',
age: 30,
city: 'New York'
};
for (const { key, value } of objectIterator(myObject)) {
console.log(`${key}: ${value}`);
}
この例は、objectIterator
という名前のジェネレータ関数を作成します。この関数は、オブジェクトのキーと値を返すイテレータオブジェクトを返します。その後、for ... of
ループを使用して、イテレータオブジェクトをループし、各キーと値をコンソールに出力します。
Lodash ライブラリ
Lodash は、JavaScript 用のユーティリティライブラリです。Lodash には、オブジェクトをループするためのさまざまなヘルパー関数があります。
import * as _ from 'lodash';
const myObject = {
name: 'John Doe',
age: 30,
city: 'New York'
};
_.forEach(myObject, (value, key) => {
console.log(`${key}: ${value}`);
});
この例は、Lodash の _.forEach()
関数を使用して myObject
オブジェクトをループしています。ループ本体では、キーと値をそれぞれコンソールに出力します。
これらの方法はそれぞれ、さまざまな利点と欠点があります。状況に応じて、最適な方法を選択する必要があります。
利点と欠点の比較
方法 | 利点 | 欠点 |
---|---|---|
ngFor | 簡単で簡潔 | オブジェクトのキーにしかアクセスできない |
for ... in | オブジェクトのキーにアクセスできる | ループ変数はキーのみを表す |
Object.keys() と forEach() | キーと値にアクセスできる | やや冗長 |
ジェネレータ | 柔軟性が高い | ジェネレータの概念を理解する必要がある |
Lodash | 多くのヘルパー関数がある | ライブラリの追加インストールが必要 |
ngFor
ディレクティブは、Angular でオブジェクトプロパティをループする最も簡単で一般的な方法です。しかし、他の方法も状況によっては有用な場合があります。
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