【図解】Node.jsで外部プログラムを実行:迷ったらこのフローチャート

2024-07-02

Node.jsで外部プログラムを実行するには、主に2つの方法があります。

child_process.exec()は、最も簡単でよく使われる方法です。この関数は、コマンドを単一の引数として受け取り、そのコマンドを実行します。コマンドが終了すると、その結果が出力されます。

const child_process = require('child_process');

child_process.exec('ls', (err, stdout, stderr) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }
  console.log(stdout);
});

このコードは、現在のディレクトリのファイルリストをコンソールに出力します。

child_process.spawn()は、より高度な方法で外部プログラムを実行する方法です。この関数は、実行するプログラムの名前とオプションを引数として受け取り、新しい子プロセスを作成します。子プロセスは、Node.jsプロセスとは独立して実行されます。

const child_process = require('child_process');

const ls = child_process.spawn('ls', ['-l']);

ls.stdout.on('data', (data) => {
  console.log(data.toString());
});

ls.stderr.on('data', (data) => {
  console.error(data.toString());
});

ls.on('close', (code) => {
  console.log(`child process exited with code ${code}`);
});

一般的に、child_process.exec()の方が簡単で使いやすいです。しかし、より多くの制御が必要な場合は、child_process.spawn()を使う方が良いでしょう。

その他の注意点

  • 外部プログラムを実行する前に、そのプログラムがインストールされていることを確認する必要があります。
  • セキュリティ上の理由から、信頼できないソースからのプログラムを実行することは避けてください。



Node.jsで外部プログラムを実行するサンプルコード

child_process.exec()を使う

const child_process = require('child_process');

child_process.exec('ls', (err, stdout, stderr) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }
  console.log(stdout);
});

child_process.spawn()を使う

const child_process = require('child_process');

const ls = child_process.spawn('ls', ['-l']);

ls.stdout.on('data', (data) => {
  console.log(data.toString());
});

ls.stderr.on('data', (data) => {
  console.error(data.toString());
});

ls.on('close', (code) => {
  console.log(`child process exited with code ${code}`);
});

補足

  • 上記のコードは、基本的な例です。実際の使用例では、状況に応じてオプションやエラー処理を追加する必要があります。



Node.jsで外部プログラムを実行するその他の方法

require() を使う

一部のプログラムは、Node.js モジュールとして公開されています。このようなプログラムは、require() を使って Node.js スクリプトから直接インポートすることができます。

const myProgram = require('my-program');

myProgram.execute('my-command', ['-option1', '-option2']);

クロスプラットフォームツールを使う

Node.js には、さまざまなプラットフォームで動作する外部プログラムを実行するためのクロスプラットフォームツールがいくつか用意されています。

    Webブラウザを操作するライブラリを使って、Webブラウザ上で外部プログラムを実行することができます。

      システムコールを使う

      Node.js は、オペレーティングシステムのシステムコールを使って、外部プログラムを実行することができます。これは、高度な制御が必要な場合に役立ちます。

      その他

      上記以外にも、Node.js で外部プログラムを実行する方法はいくつかあります。具体的な方法は、実行するプログラムや目的によって異なります。

      それぞれの方法の比較

      方法利点欠点
      child_process.exec()簡単、使いやすい制御が限られている
      child_process.spawn()より多くの制御が可能やや複雑
      require()一部のプログラムで利用可能すべてのプログラムで利用可能とは限らない
      クロスプラットフォームツールクロスプラットフォームで動作するセットアップが必要
      Webブラウザを操作するWebブラウザ上で実行可能ブラウザの互換性に依存する
      システムコール高度な制御が可能複雑で習得が難しい

      Node.js で外部プログラムを実行するには、さまざまな方法があります。それぞれの方法には、利点と欠点があります。状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。


      node.js command exec


      Node.js セッションセキュリティをレベルアップ! 「secret」オプションで安全なセッション管理を実現

      Node. jsのセッションミドルウェアにおいて、「secret」オプションは、セッションIDクッキーの署名に使用されるランダムな文字列です。この署名は、セッションデータの改ざん防止と、セッションIDのなりすまし攻撃を防ぐ重要な役割を果たします。...


      Node.jsプロジェクトにおけるファイルとフォルダーの命名規則:詳細ガイド

      以下は、Node. jsプロジェクトで一般的に使用される命名規則の例です。ファイル名小文字を使用する単語をアンダースコア(_)で区切る省略形や略語は避けるファイルの目的を明確に表す名前をつける例:user_controller. js, database_helper...


      【初心者向け】Node.js、Express、Postmanで「req.body empty on posts」問題を解決する方法

      Node. js、Express、Postmanを使用してAPIを構築する際に、req. bodyが空になる問題が発生することがあります。これは、リクエストのボディが正しく解析されていないことが原因です。原因この問題にはいくつかの原因が考えられます。...


      Node.js で大容量ファイルを効率的にアップロード | s3-upload-stream を活用

      Node. js と AWS SDK を使って、ストリームを直接 Amazon S3 バケットへアップロードする方法について解説します。この方法は、大容量ファイルのアップロードに特に有効で、メモリ使用量を抑え、処理を効率化することができます。...


      NVMでNode.jsのバージョン変更をマスター!初心者向けチュートリアル

      NVM(Node Version Manager)は、Node. jsの複数のバージョンを簡単にインストールして切り替えることができるツールです。ここでは、NVMを使用してNode. jsのバージョンを変更する方法を、シェルコマンドを用いて説明します。...