【CSSデザインをレベルアップ】要素のクラス条件を自在に操る！2つのクラス同時存在判定テクニック
CSSルール：要素が2つのクラスを両方持っている場合のみ適用する
このような条件付きのスタイル設定は、CSSの擬似クラスと呼ばれる機能を使用して実現できます。擬似クラスは、要素の状態や属性に基づいてスタイルを適用する特殊なセレクタです。
この例では、以下の擬似クラスを使用します。
:hover：要素の上にマウスポインタが置かれたときに適用されます。:active：要素がクリックされたときに適用されます。
これらの擬似クラスを組み合わせて、以下のCSSルールを作成できます。
.button.active {
background-color: blue;
}
このルールは、.button クラスと .active クラスの両方が付与されている要素にのみ適用されます。つまり、要素が .button クラスのみ持っている場合、または .active クラスのみ持っている場合は、背景色は青色になりません。
補足:
- 上記の例では、擬似クラス
:hoverと:activeを使用していますが、他の擬似クラスと組み合わせることも可能です。 - 複数のクラスを同時に指定するには、クラス名をスペースで区切って記述します。
以下の例は、要素が2つのクラスをどちらか一方持っている場合にのみスタイルを適用する方法を示しています。
.button:hover, .button:active {
background-color: blue;
}
このルールは、.button クラスが付与されている要素がマウスポインタの上に置かれたとき、またはクリックされたときに、背景色が青色になります。
CSS擬似クラスを使用して、要素が特定の条件を満たしている場合のみスタイルを適用することができます。この機能を活用することで、より洗練されたで柔軟性の高いCSSデザインを作成することができます。
HTML
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>CSS Rule Example</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<button class="button">Button</button>
<button class="button active">Active Button</button>
<script src="script.js"></script>
</body>
</html>
CSS
.button {
background-color: gray;
color: white;
padding: 10px 20px;
border: none;
cursor: pointer;
}
.button.active {
background-color: blue;
}
JavaScript
const buttons = document.querySelectorAll('.button');
buttons.forEach(button => {
button.addEventListener('click', () => {
button.classList.toggle('active');
});
});
説明
- このコードは、2つのボタンをHTMLドキュメントに作成します。
- 1つ目のボタンには
.buttonクラスのみが割り当てられています。 - CSSルールは、
.button.activeセレクタを使用して、.buttonクラスと.activeクラスの両方が付与されている要素にのみスタイルを適用します。 - JavaScriptコードは、ボタンをクリックしたときに
.activeクラスを追加/削除します。
このコードを実行すると、1つ目のボタンをクリックしても背景色は変わりませんが、2つ目のボタンをクリックすると背景色が青色になります。
- このコードはあくまで一例であり、実際の状況に合わせて変更する必要があります。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>CSS Rule Example</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<button class="button">Hover Button</button>
<button class="button active">Active Button</button>
<script src="script.js"></script>
</body>
</html>
.button {
background-color: gray;
color: white;
padding: 10px 20px;
border: none;
cursor: pointer;
}
.button:hover {
background-color: blue;
}
.button:active {
background-color: green;
}
const buttons = document.querySelectorAll('.button');
buttons.forEach(button => {
button.addEventListener('click', () => {
button.classList.toggle('active');
});
});
- CSSルールは、
.button:hoverセレクタを使用して、.buttonクラスが付与されている要素がマウスポインタの上に置かれたときに、背景色が青色になります。
CSSルール：要素が2つのクラスを両方持っている場合のみ適用する - 他の方法
属性セレクタを使用して、要素の class 属性の値を確認することができます。
[class="button active"] {
background-color: blue;
}
このルールは、class 属性の値が "button active" である要素にのみ適用されます。
JavaScriptを使用して、要素のクラスリストを確認し、条件に応じてスタイルを適用することができます。
const buttons = document.querySelectorAll('.button');
buttons.forEach(button => {
if (button.classList.contains('button') && button.classList.contains('active')) {
button.style.backgroundColor = 'blue';
}
});
このコードは、.button クラスと .active クラスの両方が付与されている要素の背景色を青色に設定します。
CSSフレームワーク
BootstrapやFoundationなどのCSSフレームワークには、要素が特定の条件を満たしている場合のみスタイルを適用するためのユーティリティクラスが用意されています。
Bootstrap
<button class="btn btn-primary active">Active Button</button>
Foundation
<button class="button alert">Active Button</button>
これらのコードは、フレームワークが提供するユーティリティクラスを使用して、ボタンの背景色を青色に設定します。
CSS擬似クラス以外にも、属性セレクタ、JavaScript、CSSフレームワークを使用して、要素が2つのクラスを両方持っている場合のみスタイルを適用することができます。それぞれの方法には長所と短所があるので、状況に応じて適切な方法を選択してください。
長所と短所
| 方法 | 長所 | 短所 |
|---|---|---|
| 擬似クラス | シンプルで分かりやすい | 複雑な条件には不向き |
| 属性セレクタ | 柔軟性が高い | 冗長になりやすい |
| JavaScript | 汎用性が高い | コード量が多くなる |
| CSSフレームワーク | 簡単で使いやすい | フレームワークに依存する |
CSSルール：要素が2つのクラスを両方持っている場合のみ適用する、には様々な方法があります。それぞれの方法の長所と短所を理解し、状況に応じて適切な方法を選択することで、より洗練されたで柔軟性の高いCSSデザインを作成することができます。
css css-selectors
